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【詩】心地よいもやもや

嘘だ、僕は嘘ついている
もやもやが心地よいわけがない

言いたいことは確かにある
でも、目には見えない
体ではつよく感じている
胸のまん中にそれはいる
この感覚の呼び方を
もやもやと呼ぶ以外にしらない

そいつは物を言わない
そいつは目に見えない
しかし、存在している
少なくとも、僕はそう信じている
勘違いではないはずだ
そいつは温度をもっている

ふと、そいつがいなくなると
僕は必死になってそいつを探す
いたはずのそいつがいなくなると
すごくあせる
勝手にいなくなってくれるな
きちんとわかってからいなくなってくれ

一緒にいる間はこいつを
心地よいもやもやと呼ぼう



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