オギヤマヒロユキ

独身。大阪府出身。CM制作会社ー役者ー公務員 旅行とサウナ、書くことが好きです。作家で…

オギヤマヒロユキ

独身。大阪府出身。CM制作会社ー役者ー公務員 旅行とサウナ、書くことが好きです。作家では太宰治、西村賢太さんが好きです。俳優田村健太郎ファンクラブ関西支部長。第40回太宰治賞一次選考通過

マガジン

  • トランスミッション

    • 122,022本

    とらねこが運営する共同マガジン。グループ合計で参加者1,200名を超えました。フォロワ数2000名以上、120,000記事以上が収録されています。🌱コンテンツを広めたい方の参加をお待ちしています。🌱マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね(ง •̀ω•́)ง

  • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン

    • 50,279本

    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう🌹 ※原則1日投稿記事は2本までとしました。ご了承ください。

  • 42歳一独身公務員の旅行記(国内編)

  • 42歳一独身公務員の旅行記(インド編)

最近の記事

  • 固定された記事

42歳一独身公務員の旅行記(京都編)②「滋賀にあるトトロの世界へ」

 前回までの内容 日曜参観の代休を利用し、日曜の夜から京都のホテルに宿泊していたのだ。 今朝は8時に起きてランニングし、大浴場に入り、ホテルを10時にチェックアウトした! 午前10時30分 スタバ三条烏丸ビル店で午前中は仕事をする。 教師,という仕事をしてもう14年目になる。頭を抱えることも多い。 「べんきょうがんばろう!きりつきをつけれいちゃくせき!はなしてるひとのほうみてしっかりきいてあげて!よくできたじゃないか!やるべきことはやろう!おはよー!くやしくないのかい?

    • 42歳一独身公務員の旅行記(京都編)①「四条通りに哀愁の雨が降るのだ」

      某月某日、日曜日。この日は日曜参観だった。(僕はとある町のとある学校で先生をしているのだが) 午前中に無事参観授業を終え、午後の会議も終え、その後公開授業の指導案作成も一通り終え、ヨロコビの瞬間はやってきた。 「お疲れ様でした!」 挨拶をし、校門をでて僕は駅に向かって疾走を始めた!! 「やった!!終わった!仕事が終わった!!」 そう、僕は束の間仕事から解放されてー 今から京都に小旅行に行くのだ!イイヤッホウ‼️ 実は日曜参観、日曜日の運動会は一年に何回とない、最高の旅行の

      • 42歳一独身公務員の旅行記(東京編)②「東京のナルニア国、そして鶯谷伝説の大衆居酒屋」

        東京旅2日目。茅場町のホテル、相鉄フレッサインで目覚めた。 今日は、ザスズナリでの公演を終えた田宮(仮名)と東京を満喫する!僕たちだけの東京の楽しみ方で・・・。 午前10:30  地下鉄の出口がありすぎて戸惑う。田宮とガッツリ遊ぶのは半年ぶりか。 「オギヤマさん!!」 出口の向こうから、満面の笑顔で田宮がやってくる!! 「タミー!!」 僕も自然とニヤリと笑っちまう。 「いやあ!!久しぶりじゃないか!!」 「昨日は観に来てくれてサンキューな!!」 僕らはガッチリ握手をする

        • 42歳一独身公務員の旅行記(東京編)①「ロスト・イン・トーキョー」

          それで僕は東京にいる。東京のど真ん中の、JR新橋駅のSL広場にいる。 友人の田宮(仮名)は俳優をしていて、彼が舞台にでる、というので大阪から東京にやってきたのだ。1泊2日で。で、観劇後に新橋に来たのだ。 田宮は、僕がまだ役者志願だったころ、とある演劇のプロデュース公演で共演したことをきっかけに仲良くなった。 ボクシングを題材とした舞台だった。田宮はお金持ちの両親から超過保護に育てられた、世界最弱にして最強のチャンピオン役、僕は彼のライバルであり、前科27犯でスキンヘッドの

        • 固定された記事

        42歳一独身公務員の旅行記(京都編)②「滋賀にあるトトロの世界へ」

        マガジン

        • トランスミッション
          122,022本
        • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン
          50,279本
        • 42歳一独身公務員の旅行記(国内編)
          6本
        • 42歳一独身公務員の旅行記(インド編)
          11本

        記事

          42歳一独身公務員の旅行記(静岡編)②「シアワセのモチムネ」

          僕は三交インのベッドで夢を見ていた。 夏休みに青春18きっぷで鈍行列車の旅をしている夢だった。夢の中の僕は20歳くらいで、(20年前だ)大阪から東京まで18きっぷだけでいこうとしている。で、「ルドルフとイッパイアッテナ」を読んでいるうちに寝てしまう。コロコロコロコロ・・カン!という電車内に空き缶が転がる音で、ハッと目覚める。そしたら窓の外一面雪で真っ白になっているのだ!夏なのに?「なんでやねん⁈なんでやねん⁈」て夢の中でパニックに陥っていたら目が覚めた。 起きたらカーテンか

          42歳一独身公務員の旅行記(静岡編)②「シアワセのモチムネ」

          42歳一独身公務員の旅行記(静岡編)「静岡のヨロコビ」

          3月末。今学期が終わり、新学期までの束の間の時間。(僕の職業は教師なのだ) 僕はこの時ばかりは有給休暇を取り、半ば強引に旅行にでかける。強い意志をもってでかける。若かりし頃にはそれで先輩にキレられたこともあった。しかし、一体これは誰の人生なのか。先輩のご機嫌をとる人生なのか。いや、違う。これは僕の人生なのだ。 今年も旅行にでかけた❗️一年に一回会う、30年来の友人K(男、彼も独身)と共に。 行き先は静岡‼️Kが東京在住で、僕は大阪だから中間地点の静岡で会うか、という話にな

          42歳一独身公務員の旅行記(静岡編)「静岡のヨロコビ」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)最終回「どうだっ!僕は冒険家だ!」

           今飛行機は、インディラ・ガンディー国際空港を発ち、日本に向かっている。  僕のインド旅行が終わる。もう日常に戻る。飛行機の座席に座ると、猛烈な睡魔に襲われた。  少し眠ると、機内食を配る雰囲気で目が覚めた。  チキンカレー、サラダ、スイーツなど。機内食のこのお弁当感、やはりワクワクする。  機内食を食べてから、スマホでこのインド旅行の写真をスクロールしながら、いつの間にかグッスリ眠っていた・・・。  飛行機の中で夢を見た。  それは僕が、ワーラナシー空港で飛行機が

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)最終回「どうだっ!僕は冒険家だ!」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)⑩「インドのとある駅トイレで絶叫したのち、インド映画を観たのだ」

           今日。夜8時。僕はインディラ・ガンディー国際空港から日本に帰る。インドの旅もついに最終日を迎えた。  昨晩、3時間遅れでワーラナシーからデリーに飛行機で戻り、それから電車を使って何とかホテルに着いた。(これも大変であった)夜10時くらいに、ホテルの近くでマクドナルドの夜食をとった。  朝ホテルでインド最後の朝食を楽しむ。  汚い話だが・・・お腹を壊した状態がずっと続いている。ラージ・キラーの近くの路地裏で食べたヨーグルトカレーせんべいを食べてから、実はずっと・・・  

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)⑩「インドのとある駅トイレで絶叫したのち、インド映画を観たのだ」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑨🇮🇳「半径5メートル以内の世界」

           日本では、そう、日本ではー なんとかなることが多かった。  会社員時代、仕事で終電を乗り過ごした上、手持ちのお金が無かった事があった。僕とラジ君の先輩であるマサニイは、「オギヤマー お前お金もってないんだろ。一緒にタクシー乗ってけよ」て言ってくれた。    僕とマサニイは住む場所が全然違うから、タクシーで一緒に帰ったら時間もお金もめっちゃかかるはずなのに、マサニイは僕にそういってくれた。僕は若くて可愛いおねーちゃんでも何でもないのに、マサニイは僕をタクシーに一緒に乗っけてく

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑨🇮🇳「半径5メートル以内の世界」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑧🇮🇳「帰れなくなった!!!」

           インド旅行も5日目になる。今日デリーに戻り、明日帰国する。この旅行も間も無く終わる。旅行が終わったら、僕はまた一独身教師に戻るのだ。学校でせっせと働くのだ。給食を食べて頑張るのだ。  昨日、ガンジス川からホテルに帰ってから食べた夜ご飯。  大皿に2種類のカレー。サラダ。ナン。真ん中は豆粉を薄く焼いたパパド。ヨーグルト。チキン。なかなかヘルシーじゃないか?ターリー、というインドの定食らしい。  ホテルの人が部屋まで運んできてくれた。美味しかった!  今日は昼、ワーラナシー

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑧🇮🇳「帰れなくなった!!!」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)🇮🇳⑦「ガンジス川で夢をみたのか?」

           僕はホテルのロビーでshibさんと待ち合わせ、用意された車に乗りサールナートへと向かった。  「サールナートを見学し、その後ガンジス川に向かいます」 shibさんはそれ以外何にも言わなかった。僕は「はい」とうなずいた。  サールナートとは、釈迦が悟りを開いた後、鹿が生息する林の中で初めて説法を説いた地であり、仏教4大聖地のひとつでもあるらしい。ホテルから30分も経たぬ内にサールナートに到着した。  そして寺院の中に入ると一面の壁画が!! おぉ・・・。なんて神々しいのか・

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)🇮🇳⑦「ガンジス川で夢をみたのか?」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑥🇮🇳「ワーラナシーで最強のガイドshibさんに出会ったのだ」

           さっきからCoccoの「強く儚いものたち」が頭の中でリフレインされている。  なぜにCocco?聞いたこともあんまりないのに?  朝5時半。まだ真っ暗だ。僕はHISデリー支店のアラカワさんが用意してくれたタクシーに乗って、またインディラ・ガンディー空港に向かっている。  昨晩僕は雑踏の中でラジ君を見た。あれはラジ君に似たインド人じゃない。確かにラジ君だった。間違いないのだ。なあラジ君、ラジ君なんだろう?  その後路地で売られていたカレーヨーグルトせんべいを食べて2時間後

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑥🇮🇳「ワーラナシーで最強のガイドshibさんに出会ったのだ」

          42歳一独身公務員の回想記「夕暮れ早稲田南門通り早稲田どらま館」

           あの日。ちょうど20年前。22歳の頃。  僕は3度目の受験でついに志望大学に合格し、三年次編入を果たした。そして大阪から上京した。  3月25日、入学式の少し前に僕は東京荻窪にあるアパートに入居した。六畳一間で家賃は65000円だった。大学で役者をしたい、あわよくばプロになりたい。そのために就活をせず東京の大学に三年次編入したのだ。  夢にまで見た東京生活が始まった。僕は青春真っ只中で、希望しかなかった。ドキドキしかなかった・・・ハズだった。   わずか東京生活3日目。

          42歳一独身公務員の回想記「夕暮れ早稲田南門通り早稲田どらま館」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑤「インドの路地裏で会社の同期を見たのだ」

           そして僕はまたリキシャに乗っている。運転手の運転はかなり荒く、ガタガタ体を揺らされまくりながら僕はリキシャに乗っている。 「オギヤマさん、基本インドでは誘いにはのらないことです。日本人の旅行者を狙うインド人は多いですから。リキシャに乗りたい時は自分から声をかけることです」 HISデリー支店のアラカワさん(日本人)は言った。 「デリーで観光したいんですが、どこかおススメとかはないですかね?」 「このあたりだと世界遺産のレッド・フォート(赤い城)ですかね。リキシャで30分くら

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑤「インドの路地裏で会社の同期を見たのだ」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編) ④「This is India!」

           インディラ・ガンディー空港近くにあるホリデイインは僕史上、最高にイケてるホテルだった。14000円位だったが、その値段を出せばインドならば相当豪華なホテルに泊まれるらしい。  時間はもう深夜2時半を過ぎていた。眠かった。非常に眠かった。が、寝てしまったらこの豪華な夜が終わっちまうじゃないか。  回転する豪華なイスに座りグルグル回った。夜景を観てウットリした。用もないのに2回ロビーに降りた。しかしもう限界でベッドにダイブし意識を失った。  翌日。初めて体験するインドの朝。

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編) ④「This is India!」

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)③「インディラ・ガンディー国際空港へ」

           何が好きかっていったら、やはり飛行機から降りて、初めてその国に降り立つ瞬間だ。その国の空気を、においを、雰囲気を身体全体で受け止める。この瞬間、自分はスターになったような、無敵になれたような気になる。  大学時代、レゲエダンサーみたいな髪型をしたシュウちゃんはタバコを吸いながら言った。 「旅してると、生きてるって実感するっちゃんね」 その時は「ふーん」くらいに思っていたけど、今ならわかる気がする。  今、僕は上海にいる。北京から飛行機に乗り、上海浦東国際空港に降り立った

          42歳一独身公務員の旅行記(インド編)③「インディラ・ガンディー国際空港へ」