雑記0731(部活の先輩から教えてもらったバンドの話)

中学生の頃に出会って聴いていた音楽については先日書いたので、今日は昨日更新宣言した通り、高校進学後に入部した軽音部で出会った音楽の話。

進学した高校には中学の部活の先輩がいた。その人から軽音楽部に誘われ、バンド聴くの楽しいし自分でやってみるのもいいかも、くらいの軽い気持ちで入部した。

結果的に軽い気持ちだっただけあって1年が終わる頃には足が向かなくなってしまい、そのまま部活は辞めてしまったのだが、この1年足らずの期間の間で部活の先輩たちからはたくさんのバンドを教えてもらった。
そしてそのバンドは、今もなお聴いているものが多い。

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ACIDMAN「Life」
ELLEGARDEN「Pepperoni Quattro」
THE BACK HORN「罠」
GO!GO!7188「魚磔」
Base Ball Bear「十七歳」
藍坊主「フォレストーン」

なんの楽曲で知ったかについて、ほとんどの曲の映像があったのでリンクを貼っていく。

ちなみにすべて先輩や他校生がコピーしていたのをきっかけに知ったため、自分ではここに挙げている曲は1曲もコピーしていない。
エルレは違うアルバムになるが「虹」はやった。ベボベもやった気がしないでもないが全く定かではない。ちなみにベースと、たまにヴォーカルを担当していた。今は手元に楽器すらない。

当時はこんなに長い付き合いになるなんて思ってもいなかったが、ELLEGARDENにもACIDMANにもここで出会った。

文化祭限定の企画バンドで、なんと顧問の先生をヴォーカルに迎えて先輩たちがこの曲をコピーしていた。

ELLEGARDENについては名前だけは見覚えあるな、という感じだった。近所のTSUTAYAにレンタルCDのリクエスト掲示板(店舗品揃え要望)があり、そこでたびたび挙がっていたのだ。高校入学前は一向に入荷する気配がなく、また聴く機会も不思議となかったため高校に入って先輩のカバーを観てようやくどんな曲をやっているのかを知った。この時はライブに行くという発想がそもそもなかったが、ちょうど私が知ったタイミングで活動休止となったらしい。
文化祭の前後に再度TSUTAYAで探してみたところ、ペパロニと「BRING YOUR BOARD!!」だけ入荷していたため借りた記憶がある。

the HIATUSに出会い細美武士という人間について知るまで、数年間はその2枚だけなんとなくで聴いていた。

「FREE STAR」で出会ったACIDMANは、実は初めて聴いてからすぐに好きになったわけでなかった。高校3年生の春にたまたま行った「ROCKS TOKYO」というフェスで、カバーではなく本家の演奏を見てやっときちんと魅力に気づいたのだ。ライブの定番曲であったことも知らなかった。

昔よりは間違いなく愛しているが、出会った時から今に至るまで、いい意味で適度な温度感で付き合えているバンドだ。

私の初めてのバクホンは「コバルトブルー」や「声」や「刃」ではなく、この「罠」である。ちなみに2曲目はまさかの「夏草の揺れる丘」だ。こちらに関しても先輩たちのカバーで知った。選曲センス半端ないなと思う。
高校生にしてこの曲で泣いた記憶がある。理由が全くわからないが、胸を打つものがあった。

GO!GO!7188は、これぞバンド活動ど真ん中という感じだ。いや、自分でコピーはしていないのだけれど。

既に解散してしまっているためか、残念ながらYouTubeの公式アカウントらしきものが見つけられなかったのでサブスクのリンクを貼っています。

部活に入っていた間、何度か他校の生徒と対バンしたり演奏を大会(軽音楽連盟というものがあり、県大会などがあった)で見る機会があったのだが、当時そこでチャットモンチー以上に曲のコピーをされていたガールズバンドがGO!GO!7188だった。(ドラムのターキーは男性だが)しかもなぜかみんな「とかげ3号」か「C7」をコピーしていた。歌詞といい声といい思春期の女心を絶妙に抉ってくるのがたまらない。


今ではこの6バンドの中からだったらすっかりACIDMANとELLEGARDENの人となった私だが、高校生の時は全然だった。
その2バンドよりBase Ball Bearと藍坊主の方が聴いている時間が多かった。
そして、恐らくここで「日本語ロック」を好む趣味嗜好の基礎が固まった。

「十七歳」、タイトルがこれほどまでに全てを語ってくれるアルバムもそうそうない。「C」とどちらをPOPに貼ろうか本当に悩んだので「ELECTRIC SUMMER」のMVも。

「十七歳」をリリースした時点でベボベのメンバーはとっくに成人していたはずなのだけれど、瑞々しさに溢れた音作りといい詞で描かれる情景といい、恐ろしいくらい高校生の心情にハマる曲だらけだ。なのに楽曲進行はしっかりメジャーアーティストのそれなんだから本当にずるい。もちろん17歳の誕生日にきっちり「17歳」を聞きました。誕生日前に出会えてよかった。

ちなみに部活で組んでいたバンドでは一応オリジナル曲を作っていた。
1曲だけ作詞をしたことがあったのだけれど、実はその詞はベボベの「ドラマチック」の影響を多大に受けていた。メンバーには話したことはない。気づいていた可能性は大いにある。
音源は流石に残っていないが、自分が書いただけあって歌詞付きで覚えていて歌えてしまう自分の記憶力が憎い。

最後に、藍坊主
高校時代はアジカン、スピッツと並んで本当にかなり聴き込んでいたと思う。

今でこそデフォルトの着信音にしている人がほとんどだと思うけれど、当時は電話、メール、親友、彼氏彼女とそれぞれに着うたというものを設定しているのが主流だった。そして私は藍坊主を結構な割合で設定していた。

藍坊主に関してはこの2曲に限らず歌詞がもう無茶苦茶に刺さった。やたらと洗練された美しい情景描写や気取った語り口調ではなく、あくまでも日頃の暮らしを過ごす中で見聞きしたものを「話したり」「日記に書いたりした」ような、そんな歌詞。

当時はこんなこと全く考えずに聴いていたが、その親しみを感じる音楽性が好きだったんだな、と、今になって思う。

この2アーティストについては書きながら聴いていたらぐっとこみ上げてくるものがあって長くなる気配がしたので別でまた書く気がします。

10代の頃に特によく聴いていた音楽シリーズ、あと2枚くらいはPOP作る予定です。noteの記事は恐らくこんな感じで中身スカスカの自分の思い出語りになりますが、よければまたお付き合いいただけると幸いです。

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