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最後のお別れができないということ
これは自分のために書く言葉。
自分の気持ちを救うために書く文章。
あと五分で叔母の告別式が始まる。
香川県高松市で。
そして僕は東京でこの文章を書いている。
僕は昨日の通夜にも行けなかったし、
ほどなく始まる告別式にも参列できない。
叔母の急死を知ったのは弟からの深夜三時の電話だ。親族からの深夜の電話は悪い知らせに決まっている。
少し息を整えて出た。
でもまさか叔母の死の報せ
莫迦じゃない人間が基礎理論をやるのはよくない
という言葉が「三体」という本に出てきてずっと気になっている。
直感的に「そうだよな」と腹落ちしたんだけど、なんで腹落ちしたのか説明できないからだ。
基礎理論をするということは知識的には卓越してるんだろうし、頭もいいはずだ。でも莫迦じゃないといけないというのはどういうことだろう。
多分ここでいうバカとはピュアな熱量を持ち続けられるということなんじゃないか。基礎理論はすぐ役にたつわけではないし発
わたしは光をにぎっている
「自分は光をにぎっている」 山村暮鳥
自分は光をにぎっている
いまもいまとてにぎっている
しかもおりおり考える
この掌をあけてみたら
からっぽではあるまいか
からっぽであったらどうしよう
けれど自分はにぎっている
いよいよしっかり握るのだ
あんな烈しい暴風(あらし)の中で
掴んだひかりだ
はなすものか
どんなことがあっても
おゝ石になれ、拳
この生きのくるしみ
くるし
ポケモンGOとサードプレイス
またいる。
マンションの駐輪場の隅に、老若男女4-5人が集まって顔を寄せ合っている。
まだ朝の7時だというのに。
朝だけではない。昨日の帰宅時19時くらいにも、薄暗がりの中、メンツは違うが4-5人の男女がかたまって立っていた。
怖い。
そして何やらスマホの画面に指を滑らせて、、はい、ポケモンGOです。
すっかり口の端に乗らなくなったが、うちのマンションの駐輪場はポケスポットになっている
つぶあんマーガリンコッペパンの抗えなさ
仕事がたてこんでいて、とうとう昨日は休日出勤&深夜残業で会社を出たのが午前3:30だった。
しかもぶっ通しで仕事をしてたのでご飯も食べてない。こんな時間から食べるのもなあと思ったが、痛いくらいお腹が空いてたのでこのままでは眠れないとコンビニに寄った。
軽いもの、とりあえずこの空腹をゼロに戻してくれて余計なプラスをしないもの、と思いながら、セブンイレブンのつぶあんマーガリンコッペパンを手にとって
みんな何かを証明する必要なんてない
やっと「キャプテン・マーベル」を観た。もちろん面白かったのだけれど、一番印象に残ったのは「(私はあなたに対して)強さを証明する必要なんてない」というセリフだ。
証明という言葉はいかにも正しそうな顔をしてるから、つい使いがちだ。「これまでの努力を証明するんだ」「ホントにできるって証明しなさい」とか。
そして言われるだけじゃなく、自分でもいつのまにか「僕もやれるって証明してやる」みたいに思うことも
三百六十五歩のマーチの罠
耳触りがいいだけの言葉が嫌いだ。
化学調味料でつくった、味わいだけで何の栄養分も含まれていない食べ物みたいだから。
そんな言葉を嫌うあまり、耳触りがいいだけに感じるけど実は深い意味がある言葉をスルーしてしまうことがある。
水前寺清子が歌う「三百六十五歩のマーチ」の歌詞もそんな言葉の一つだ。
しあわせは歩いてこない
だから歩いてゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩下がる
昭和生