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忘却の映画懐古村

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個人的なオススメ映画をYouTubeの 予告編を載っけながら、書いていきます。 勿論個人の独断と偏見です。 コメント大歓迎です。
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2019年1月の記事一覧

the boat that rocked (邦題:パイレーツロック)  (2009)

イギリスの海賊ラジオ局の話。

ポップやロックをかけていい時間は一日〇時間

そんなウソみたいな話が実際にあったのだ。現在では信じられない。
「人を堕落させる音楽」とレッテルを貼られた曲は当時のイギリスでは制限を受ける。

そんな中、海上に船を浮かべ、そこから24時間イカシタお音楽を発信するというとんでもない連中が現れたというお話。

70年代の音楽シーンがとてもオシャレなストーリーとともに味わえ
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Dead Poets Society(邦題:今を生きる) (1989アメリカ)

私立の有名校に赴任したある先生と生徒たちの話。
授業を通して人生や生きることへの問い。
上流階級に生きる子供たちへの情熱的な授業風景は自分の心を大きく揺り動かした。

「今を生きる」一瞬一瞬を真剣に生きるということ。とても大切なことが、現代社会に生きる私たちにとって忘れてしまいがちなこと。
ここに魂を熱くたぎらす授業がある。

詩という授業にこれだけ熱く人生と重ね合わせる事ができるシーンがあるとは
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月とキャベツ(1996)

山崎まさよしが世に出てきた作品。主題歌はスマッシュヒット。その後シンガーソングライターとしての地位を確立する。
この映画だが、ベタベタのファンタジー……と思いきや、BGMの良さが前面に出たイメージ先行の映画。やはりベタベタのストーリーから想像もできないほどの音楽の世界が展開。結局のところ映画を、見ていくうちに山崎まさよしワールドに引き込まれるように仕組まれているのである。

自分はこの作品で初めて
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ジョゼと虎と魚たち(2003)

『月刊カドカワ』1984年6月号に発表された田辺聖子の短編小説、またはその作品を含む角川書店刊行の短編集。

足が悪いためにほとんど外出をしたことがないジョゼと、大学を出たばかりの共棲みの管理人・恒夫との純愛とエロティックを描くラブストーリ

2003年に映画化されたが、この世界観に少し考えさせられた作品である。物語は必ずハッピーエンドにはならない。いや、どんな種類の幸せかは私たちの想像の斜め上を
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the pianist 【邦題:戦場のピアニスト】(2002)

第二次世界大戦中のナチス政権下ドイツの話。
どれだけの民族差別が多くの人々の命を奪ったか。

その中で、主人公のシュピルマンが受けた迫害と終戦までどのように生き抜いたかを描くノンフィクション作品。あるドイツ兵との出会いで命を救われた場面がとても印象深い。

当時、これを見たとき、あまりの残酷さに見ていられないくらいだった。

しかし、主人公の音楽に対する渇望がやがて彼自身の命を救うことになる。
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fever pitch 【邦題:ぼくのプレミアライフ】 (1997)

プレミアリーグの熱狂的なファンの主人公。恋に落ちてもサッカー好きを同時進行で進めていく。
それが原因でトラブル続出だが、どこか憎めないキャラクター。

プレミアリーグの日程で自分の恋の日程も決まっていくという自己中心的なストーリー展開。

原作はNick Hornbyイギリスの大文豪である。映画の主人公はコリンファースでこれも実力派の役者である。

どれをとっても大事件が起こりそうもないストーリー
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邦題:ウェールズの山(1995)

ウェールズに暮らす人々のアイデンティティが強烈に面白く、イギリスの歴史が深く根差した作品。イングランドとウェールズを分ける山。高さによっては丘になってしまう。
測量士がやってきて、フェノンガルウ(山)を測ろうとする。それが山でなくては我々はイングランドの一部になってしまう。だからここは山でなくてはならないのだ。

ウェールズに暮らす人々のとった行動は?