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VINTAGE【とあるCAFEの不思議な日常】

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別マガジン「戦略的モラトリアム大学生活編」のCAFEの出来事に特化した物語。とあるCAFEを訪れる人々の人勢模様を垣間見るしがない大学生視点で見るだけの話。 「生きること」ってど…
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#Cafe

VINTAGE【スーさんの笑顔と、これから】㉚

卒業式まであと2カ月弱。卒業論文も終わり、あとは大学図書館を利用しつくすだけだ。もう何も…

VINTAGE【教育実習その後 前編】⑲

大学4年の夏。ボクは東北のとある田舎で教育実習を終え、また大学のある街に戻ってきた。3週間…

VINTAGE【帰省との狭間で】⑰

ききコーヒーは『モカ・マタリ』でようやっと正解。 今日も今日とて日曜日に大学でTOEIC IP試…

VINTAGE【時間を埋める】⑯

Sさんが久しぶりにアルバムを出すらしい。 大学の講義が終わって、Vintageに入るやいなや、す…

VINTAGE【稼がなけりゃ……夢もみれん】⑭

大学3年になり、文系のボクらは就職を強く意識しなければならない季節になってきた。インター…

VINTAGE【意志とは】⑬

年の瀬も迫った12月 街中慌ただしく、大きな買い物袋をぶら下げてスーパーから出てくる人も目…

VINTAGE⑫【クリーニング屋さんの苦難】

「いや~秋も深くなってきたねぇ」 ばっちりリーゼントを決めたやせ形小柄のおじさんがカウンターに座っていた。 「あっ、どうも。今帰りですか?」 11月の夕暮れ。自分も大学図書館から、まっすぐVINTAGEに来たら、このクリーニング屋さんがいた。 「今日は仕事もう仕事終わり。ちゃんと勉強してきたかい?」 「まぁほどほどにwww。いや~。もう寒いっすね。風が冷たい」 「俺はさぁ、仕事場が暑いから、いつもシャツ一枚よw」 「そんなに暑いんですか?」 「来てみるw?」

VINTAGE⑪【御大の降ろせない肩書】

学園祭が終わり、どことなく年末の忙しなさが木枯らしにのってやって来る。季節の移り変わりに…

VINTAGE⑩【変化と経過】

部屋に陽が射して、長い日だまりを作る。空っ風が頬にあたり、ヒヤッとする自転車で木枯らしの…

VINTAGE②【ソバージュ晴天哉!】

夏真っ盛り。 夏期休業を迎える直前。僕は前期試験に向けて図書館に入り浸っていた。 土曜の夕…