フェイス接骨院(スポーツ外傷メインの田舎の柔整師)

岩手県北上市のフェイス接骨院です。 サラリーマンを経て40歳で国家資格所得。スポーツト…

フェイス接骨院(スポーツ外傷メインの田舎の柔整師)

岩手県北上市のフェイス接骨院です。 サラリーマンを経て40歳で国家資格所得。スポーツトレーナーの勉強していたら老害柔整師に無資格のくせにとディスられ頭にきてサラリーマンを辞めて養成校から国家資格へ。そしたら今度はキャリアないくせにとまたディスられ。この扱いが私の原点ですwww

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最近の記事

テーピング(伸縮)を比べてみた ! !

新型コロナ感染症による部活動制限で院が暇ですので、1年ぶりにnoteを開いてみました。 正直、使い方もかなり忘れています。 テーピングに関しては、超初心者向けに記事を1本書いていますが、今回の記事は・・・ 大袈裟に言うと伸縮テープの機能評価 Twitter世界は、流行に敏感な施術者も多く、物療器だけではなくこのテーピングに関しても良く目にし耳にします。 しかし情報量が多い分、「それ本当かぁ・・・」というような内容もしばしば。 自分自身は現認主義ですので、なら使ってみて感想

    • 【一般】骨盤矯正は治療なのか?:新聞記事「施術の現場より13」

       当院に来る問い合わせで、なかなか多いのが骨盤矯正に関するものである。せっかくなのでここで触れておいた方がいいだろう。まず、基本的なことを言うと、骨盤矯正はリラクゼーションであり、癒しのための施術である。健康保険の適用がないことでも一目瞭然であり、整体院やサロンが癒しのための施術であるならばそれは利用者の自由判断である。  しかし、「治る」や「治療」などと明言しているならば話は別だ。そこに関連して、骨盤が歪むと表現される。歪んだ骨盤は様々な不健康の起因となるため、矯正が必要

      • 【一般】考察、捻挫になりかけている:新聞記事「施術の現場より12」

         よく捻挫と聞くと思う。スポーツ外傷では鉄板のケガであり、その代表格は足首の捻挫だ。業界では足関節捻挫と言われており、その正体は足首の動きを抑制する靭帯という組織が捻りの力(外力)が加わったことにより損傷する事を指す。つまり、捻挫=靭帯損傷となるが当院に来院した患者や保護者に同様の説明をすると、捻挫は軽傷で靭帯損傷は重傷と考えている人が多い。スポーツ外傷においては痛い理由がハッキリしている事が多く、捻挫や肉離れなどはまさしくである。  ○○症候群と呼ばれるスポーツ障害におい

        • 【一般】通院の強制はパワハラなのか:新聞記事「施術の現場より11」

           ハラスメント行為の厳格化が進んできた近年、その実態も浮き彫りになってきている。全国紙やニュース等でもスポーツ現場におけるパワハラやセクハラ報道を目にすることがある。ハラスメントが嫌がらせと訳せるので、パワハラは立場を利用した威圧的嫌がらせとなる。スポーツ指導の際に指導者が高圧的に選手に接しパワハラに該当する場合が存在する。監督が「〇〇接骨院に通院しろ、○○接骨院以外は認めない、トレーナー以外に身体を診せるな」これはパワハラに相当する。  2019年10月にプロ選手を輩出し

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        • 同業向け情報
          7本
        • 一般の方向け情報
          15本

        記事

          【一般】健康保険療養費の不正請求:新聞記事「施術の現場より10」

           近年、新聞や雑誌、さらにはテレビでの報道で接(整)骨院の不正請求が問題視されている。健康保険療養費を不正に所得した、もしくはしているということである。不正請求は絶対悪だが、それは業界や当事者の問題であり患者や一般の方はどう考えているのだろうか。多くの人は自分には関係ないと考えるだろう。むしろ、保険が適用されないと高くつくので上手くやってほしいという人は多いと思う。支払う金額を考えれば、そうしてやりたいのはやまやまだが、それは規定違反となり、ペナルティーもあるためダメとしか言

          【一般】健康保険療養費の不正請求:新聞記事「施術の現場より10」

          【一般】青用紙へのサインの理由は:新聞記事「施術の現場より9」

            接(整)骨院で外傷に対する施術を受ける際に必要なものが、保険証と青用紙への自署である。国民皆保険制度をとるわが国で保険証を持たないことは基本的にないため、改めて説明はしない。しかし、患者自身の自署が必要な青用紙は何のためにあるのか知る人は少ないと思う。あの用紙の正式名称は、「施術療養費支給申請書」や「受領委任」と呼ばれ、健康保険を適用した際に各健康保険組合に療養費を請求する書類である。  自署は、施術を受けた患者本人が「間違いない」と証明したことを意味しているが、その他

          【一般】青用紙へのサインの理由は:新聞記事「施術の現場より9」

          【一般】オスグッド・シュラッター病:新聞記事「施術の現場より8」

           専門家ではなくとも、この疾患を知っている人は多い。当院に来院される患者でも、膝が痛いという人の半分以上は「オスグッド・シュラッター病ですか」と尋ねてくるほど、メジャーなスポーツ障害である。  オスグッド・シュラッター病とは、スポーツのし過ぎなどを起因として、膝の皿の下に痛みを発症するスポーツ障害で、運動時や日常生活でも膝の屈伸時の痛みが主訴となる。症状が進行した場合、膝の皿の下の骨が隆起する。細かく考察すると運動における様々な改善点を指摘する事ができるが、一番の主とすると

          【一般】オスグッド・シュラッター病:新聞記事「施術の現場より8」

          【一般】理学療法士とは:新聞記事「施術の現場より7」

           理学療法士は、病院内でのリハビリテーションを行う国家資格である。医師の指示のもと、電気治療器や手技(マッサージ、ストレッチを含む)を使用し、主に粗大筋(動きの大きな筋肉)のリハビリテーションを行い、患者の社会復帰の手助けをする。養成校の要件緩和により、毎年多くの理学療法士が誕生しており、スポーツをしていた高校生には人気の資格である。  あはき柔(あん摩・鍼灸・柔道整復)との違いは、「医師の指示の下」が絶対要件であること。言い方を変えると、開業権を持っていない為、病院内勤務

          【一般】理学療法士とは:新聞記事「施術の現場より7」

          【一般】痛いときは冷やすのか温めるのか:新聞記事「施術の現場より6」

           来院された患者からの質問で意外と多いのが、痛みがある時に冷やせばいいのか温めればいいのか分からないことだ。普通に考えれば冷やすという選択肢になると思うが、インターネットなどで検索すると温めるという選択肢も出てくる。柔道整復師の私の立場からすればどちらも正しく間違いである。当たり前の事だが、その痛みの種類や患部の状況により処置が変わるため、一概にどちらが正解とはならないからだ。  では、どのような痛みの時に冷やし、また温めればいいのか。捻挫や肉離れ、打撲などのケガの場合は冷

          【一般】痛いときは冷やすのか温めるのか:新聞記事「施術の現場より6」

          【一般】外傷の応急処置に変化:新聞記事「施術の現場より5」

           ケガをした際の応急処置のスタンダードとして長らく指導されてきたのがRICE(ライス)である。さまざまな本・雑誌、講習会の話題においてもRICEが標準であった。RICEは応急処置を行う際に重要と言われているものの頭文字から構成されており、Rはレスト(安静)、Iはアイシング(冷却)、Cはコンプレッション(圧迫)、Eはエレベーション(挙上)である。私自身もトレーナーの現場や講習会の講師をする際はこの指導をおこなってきたが、ここ2~3年の間に変化してきており、RICEに代わって新し

          【一般】外傷の応急処置に変化:新聞記事「施術の現場より5」

          【同業・一般】医師の骨折・脱臼の同意拒否に物申す~役所も敵の孤独の戦い~

           私の院は開業以来、約6年間ほとんど医師から骨折・脱臼の同意をもらったことがありません。これは、岩手県内の整形外科医からという意味であり他県とか医師全般を指すものではありません。つまり、総合診療をしているいわゆる街医者は同意をくれますが、整形外科を標榜する医師は壊滅的に不可能です。  同業の先生方と話をして思うのですが、私だけではなく皆口を揃えて同意拒否された経験を言いますが、一方で保健所などに申し立てしたのかと聞くと、全員がしていないと。不当に同意拒否する医師も問題ですが

          【同業・一般】医師の骨折・脱臼の同意拒否に物申す~役所も敵の孤独の戦い~

          【同業】シンスプリントの電療

          初めに 学校の部活動やスポーツ少年団活動では、冬は(書いているのが令和3年1月)体力作りの時期で、走り込みを中心とした基礎体力トレーニングに重点が置かれているように感じます。もちろん、試合期ではないからなのでしょうが、普段からおこなっていないと疲労蓄積からケガに移行するというのは普通にあると思います。  当院がスポーツ外傷・障害を診てきて感じたのは、試合がないこの時期にもシンスプリントは起こりうる障害ということです。当然、運動にかかわる部分なので当たり前なのですが、試合期の

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          【一般】あん摩・マッサージ指圧師とは:新聞記事「施術の現場より4」

           あん摩とは、視覚障がい者の業(仕事)として湯治場や旅館などで行われてきた手技による施術で、施術の効果だけではなく視覚障がい者の収入確保にも大きな影響を与えてきた。聞き慣れない資格であるが、紛れもなく医療系の資格であり、さまざまな国家資格の中で唯一マッサージを標榜することが可能であり、やはり一定の条件下で健康保険の適用をした施術を受けることができる。  あん摩・マッサージ指圧師は筋拘縮・筋麻痺に対しあん摩(マッサージ)という手技を用いて機能の回復を行う資格であり、健康保険の

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          【同業】リアルな高圧酸素ルーム(酸素カプセル)の使用感

           当院では酸素カプセルではなくO2ルームを使用しています。接骨院内にあるわけですが、比較的スペースに余裕があるためカプセルよりも大きい個室を設置しました。  新型コロナでキャッシュを確保しなくては、というのが一般的ですしコンサルなんかは当然のことながら言うと思います。しかし、コンサル業もしなければ依頼したこともない当院では違う発想です。  100万を運転資金として垂れ流すなら、100万で300万稼げる方法はないのか・・・まぁ、稼げているかどうか置いておき、稼ぐ方法を見つけ

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          【一般】鍼灸師の現況:新聞記事「施術の現場より3」

           医療(医行為)は医師のみが行うことが可能というのが大前提だが、他の資格はそれぞれの範囲において医療の一部限定解除を受けて(医業類似行為)施術している。そのため、各資格は万能ではなくそれぞれに決められた業務範囲が存在し、それを分かりやすく体現したのが健康保険の適用による施術である。つまり、おのおのの資格において医科学に基づき効果を認め、かつ安全に受けることができる施術を(限定的解除を受けた)医療といえるだろう。  一般的に鍼灸師と表現されることがほとんどだが、鍼師・灸師が本

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          【一般・同業】テーピングについて(基礎入門編)

           スポーツの現場では日常的に使うのがテーピング。本来は日常的に使わないようにしてあげるのが、トレーナーであり施術者ですがそうは言っても現実的には困難です。急性期や回復期によって、又はいわゆる違和感でと様々に場面に登場します。  私も講習会の講師を依頼されることもありますが、テーピング講習会が付属している事が多いです。その中で説明をして指導していく際に意外と失念しがちという事があるので、それをご紹介したいと思います。 テーピングの種類(用途による) テーピングと一口に言って

          【一般・同業】テーピングについて(基礎入門編)