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異国を歩く「寝てたのが夫にはバレていた話と夕食のイタリアン」

『異国を歩く「フィルハーモニーを感じる」』が私のマガジン『ビューが多い記事の上から5つと、特別な1つのお話』にランクインして驚いている。といったような文章をよく書いているが、毎回、本当に驚いているんだから仕方ない。

これは2日前くらいに投稿したもの。旅日記は「スキ」が少し少なめなので微妙な心持ちではあるが、応援してくださる方もいるので心くじけず続けている。ところが意外といくつかの記事のビューは非常に高い。たぶん写真をもっと豊富にすれば記事に幅が生まれ楽しんでもらえるんだと思うけど、写真が下手すぎるのと、どうやってアップするのかよくわからないし面倒なのでやらない。

それにしても自分の不真面目さをバラしているあの投稿がたくさんの人に読まれてしまい、ちょっとビビっている。音楽を愛する人たちを怒らせてやしないかという点でだ。すみません。謝っときます。時差ボケのせいにさせてください。寝てました。だいぶ寝てました。

実は少し日を置いて夫に言われた。

「君、寝てたよね」

バレていたらしい。見るたびに寝ていたと言われた。私なりに必死で起きていたんだけど、そりゃ大半寝てたらバレるよね。

演奏が始まるときは「よし、この曲は起きておこう」と思っていたが、暖かい会場の空気と素晴らしい壮大な(眠りを誘う)音楽に包まれて、ピアノの曲以外はおそらくものの数分で眠りについていたと思う。何か「ジャーンッ!」という曲を締めくくる音にハッと目覚め、周りとともに必死で拍手をした。横にいた夫の拍手は本物だった。感動した! ブラボー! と言わんばかりの拍手である。私の別の意味で必死の拍手とはかなりレベルが違う。それを数回繰り返し、あっという間に演奏会は幕を閉じた。ほんとすみません。

昨日の夕食はすぐ近くのイタリアンに行った。口コミが高いフレンチと少し評価の低いイタリアンとで迷ったが、前日はスペイン料理で食べすぎて苦しかったので、単品で頼めそうな気がするイタリアンを選んだ。

英語のメニューがなく英語もまったく通じなかったけど何とかなるもんだ。選んで正解だった。店員さんはとてもフレンドリーだったしお味も普通によかった。シチリア風のイタリアンだと夫が言っていた。

このお店で「趣味が合うっていいよね」という話になった。私の友人で絵画鑑賞が趣味の方がいて、ご夫婦でとても話が弾むらしい。数時間でも絵画についてならずっと話せると言う。こういうことを自分から言うから私はダメなんだと思うけど、言ってしまった。当然の流れで「羨ましい」と夫は言った。自分で話を振っておきながら嫌な気分になった。どうせどうせ私はね、みたいな気分になる。ついでに私だって一緒にお笑い番組を見て大笑いできる人と一緒に過ごしたいとか思ってしまう。うちの夫婦に共通の趣味はないんだ。

でも結婚したのは仕方なかったよね、なんて話にもなった。仕方ないというと表現が悪いが、事実そういうことだ。別れられなかったからだ。私は極度の寂しがりなので出会った人と別れるのが嫌だから。嫌いになったなら話は別だけど、そうじゃないのにもう二度と会えないと思うと寂しいじゃない。夫も多分よく似たところがあって自分から断ることはしなかった。そうして結婚したんだけど、そういうのがご縁とか運命だとか言うんだよね、と話した。

うん、なんとなく丸く話は収まった。いつ何を話しても喧嘩してしまう私たちだけど旅行中は極力、喧嘩をしないようにお互い気をつけている。あと数日、帰国が寂しいと思うところまで持っていけたらな、なんてね。

ではまた続きは後ほど。

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