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あなたが私に手紙をくれた。 いつもありがとうって書いた手紙をくれた。来年もよろしくねって…
「メリークリスマス!」 明るい元気な声とともに私の目の前にスッとさしだされた大きな手のひ…
クリスマスイブの今日、はじめてあなたの部屋に来た。 サンタさんの乗った白くて赤いクリスマ…
12月も終わりだというのに今日の午後は急に気温が上がると天気予報士が言っている。春のよう…
今日は私の誕生日。そしてすごく大切な1日になる。ううん、もしかしたら2日間になるかもしれ…
「ライトが消えてますよ」 コンビニでチョコレートを選んでいるときに、そんな女性の声が耳に…
夜、月の光にきらめくクリスマスツリーを見に来た。キーンとした冷たい空気を感じながら、あなたと一緒にツリーを眺める。 「歩いて近くまで行こうか?」 あなたがそう言ったから、二人で歩きはじめた。寒くて凍えそうだからしっかりあなたにくっついて、ゆっくり歩く。ときどきマフラーを強く揺らすほどの風が吹いて、二人で体を小さくする。 私は去年のクリスマスを思い出していた。 街のいたるところにクリスマスツリーが飾られていて、ツリーが現れるたびに私はちょっと立ち止まってそのキラキラを目
好きでたまらない。 そんなふうにあなたに言うといつも笑われる。でも笑いながら私を抱きしめ…
「あと3つだね」 君は透明の瓶からラムネを1つ取り出して、手のひらに乗せて僕に見せた。淡…
好きで好きで好きで、どうにもならなくてずっとあなたを追いかけてたね。ただまっすぐに伝える…
「こっちのほうがよく見えるよ」って手をとってひっぱられた。夜風にあたって冷たくなった私の…