企業の学名はHomo sapience
どうも、PE部門TKTチームの浜場騰也です!
ここ三か月を振り返った時、メンバーのことを何も知らないなという課題が浮かびました。
この課題を抱えているのは僕だけではないのではないでしょうか?
メンバーのバックグラウンドがわかるとその人の思考プロセスなどがある程度推測しやすくなり、業務が円滑に進むこと間違えなしです!
ということで、今回は自分から名乗るのが礼儀ということもあり、生物学を専攻している僕が生命科学的思考という本を読み、自身の見解も交えたものになります。気になる方はぜひ読んでみてください!
生物とは何か?
今回は僕の好きな生物について軽く知ってもらうことに加え、皆さんの役に立つ話をするというのがコンセプトです。
そのため、生物については「生命原則に従うもの」とだけ押さえておいてもらえれば今の時点では大丈夫です!
こんなこというと「生命原則ってなんだよっ!」と怒られそうですがこれについては後で出てくるので今はそういうものだと思ってください。
組織とは?
ということでタイトル回収~!
今回のタイトルは「企業の学名はHomo sapience」ということで、まずHomo sapienceとはなんぞやって感じですよね。
Homo sapienceとはヒトという生物種の学名です。(本当は学名はイタリック体にするか下線を引かなきゃいけないんですけどnoteじゃできないっぽいです、すみません、、、)
つまり、「企業はヒトという生物」なんです。
「何言ってんだこいつ」という声が聞こえてきますね~
その疑問これから解消します!
企業はヒト
企業がヒトである理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、企業はヒトによって構成されているという点です。
当たり前ではありますが、企業は社員が集まってできる組織であり、日々の業務をこなすのもヒトです。
2つ目は、外界の変化に対応できなければ倒産するという点です。現代社会では刻々と情勢が変化しています。
その変化に対応できなければ企業は倒産します。ヒトも寒冷地や無人島など、普段とは異なる環境に身を投じた際、その環境に適応できなければ死にます。
主に、この2つの理由から企業はヒトであり、生命原則に従うものであると考えられます。
生物学とビジネスの融合
「生命科学的思考をビジネスに輸入」などと偉そうなことを言いましたが、こういった動きは近年活発に行われています。
例えば、フレデリック・ラルー氏のティール型組織なんかは組織を一つの生命体として捉えて経営するスタイルです。
この激動の時代、変化を前提として存在している生物(生命原則の一つ)を模倣してビジネスに活かすという流れは今後高まると思います!
ということで、長らくお待たせしました!
ここから生物から学べるビジネス方針についていくつか紹介していこうと思います!
1,失敗許容主義であれ
生物は基本失敗します。生命原則の一つとして、「生命全体としての生存を維持する」というものがあります。
この「生命全体として」というのはマクロにもミクロにも捉えることができます。
例えば、マクロの視点で考えると「哺乳類としての類の生存を維持する」という例が挙げられます。
キリンやゾウが絶滅してもウサギが生き残れば哺乳類としての類は存続するからokということですね。
様々な場面で、この生命原則が考えられますが、ここではダーウィンの進化論を考えます。
ダーウィンの進化論では、その環境に対応した変化をしたものが生き残り、対応できなかったものは絶滅したと考えられています。
ここで注意してもらいたいのは、生き残った生物も狙ってその形質を得たわけではない、ということです。
よく進化論で勘違いされるのは、環境に対応する進化をしたものだけが生き残り、環境に対応できなかったものは絶滅する、とどのつまり「適者生存」と考える人が多いのです。
これは、ハーバート・スペンサーが進化論を間違えて解釈し、それを社会学などの他分野に持ち込んだ弊害です。
実際、進化論では、狙った進化を生物はしたとは記載されておらず、とりあえず色んな形質を多くの生物が試し、たまたま運がよく環境にマッチした形質を持つものが生き残ったのです。
大事なのでまとめます。実際の生物界は、狙って進化できたすぐれたものが生き残るのではなく、いろんな生物がいろいろ試した結果、たまたま運がよかったものが生き残るのです。
未来は誰にもわかりません。今回のコロナのようにだれも予測していないような想定外のトラブルは今後も必ず起きるでしょう。
そのため、とにかくいろいろ試し、運よく変化に対応できるプロジェクトが生まれるといいくらいの感覚で失敗を許容しチャレンジすることが倒れない企業を作るのに役立つのかもしれません。(1インターン生が偉そうなこと言ってすみません、、、)
2,新規プロジェクトは企業を進化させる
まず、大腸菌の増殖曲線を見てもらいます。
これは、大腸菌が増殖する過程を表したものです。死滅期を除くとS字曲線になっていますよね。
物理学者エイドリアン・べジャンは、「生物・無生物問わず、全ては抵抗や摩擦を低減するような形に進化する」と提唱しています。
つまりどういうことかというと「生物・無生物問わず成長はS字曲線を描く」ということです。
生物・無生物問わずなので、これは生物・ビジネスに共通した性質です!
ということで、大腸菌の増殖と照らし合わせてビジネスのフェーズを考えていきましょう!
まず、誘導期ですがこれはビジネスでいうところの「宣伝している期間」に当たるでしょう。
世に商品やサービスが知られていないため、顧客の増加はほぼしません。
次に、対数増殖期ですがこれは商品やサービスが売れている、まさに成長の勢いに乗った段階です。
このフェーズならさらに予算を突っ込むなどで成長を加速させるのが良いです!
最後に定常期。これは市場が飽和してしまい、商品やサービスが売れなくなってしまった状態です。下手をすると、売り上げが下がる死滅期に突入する可能性もあります。
こうなってしまったら、予算を上げてもさらなる成長は見込めません。
そこで、新規プロジェクトです。
S字曲線の先端まで行ってしまったとき、それはその市場が飽和していることを指します。
そのため、こうなったら新規プロジェクトで新たな市場を作り、新たなS字曲線を作るしかありません。
これが、企業の進化です!
こうして、成長できる事業を増やし、生存率を上げることで倒れない企業を作ることができるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
もうちょい書こうかなと思っていましたが、見返してみたらちょっと文字書きすぎたかもと思ったのでこの辺にしようかなと思います。
今回は副題として「チャレンジ」という要素を盛り込んでみました。
僕たちの失敗を恐れないチャレンジがひいてはトモノカイの盤石性に繋がるというのが今回僕が言いたかったまとめです!
もしちょっとでも生物に興味を持っていただけたら幸いです。
それでは、ご精読ありがとうございました!
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