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思考をカタチにするのは難しい…

今回の記事では、受動型ASDの
自分の思考をカタチすることの難しさ
ついて呟こうと思います。

受動型ASDさんの苦手なことの一つに
「自分の思考をうまく言語化できない」
があります。

私も受動型ASDですが、日常生活を送る中で

「自分の言いたいことをうまく言えない」
「伝えたいことをカタチにすることができないなあ…」

と感じる点は多々あります。

特にコミュニケーション面で躓くことが多いですね。

コミュニケーションは、生活面でも社会面でも
必要不可欠な能力ですが

発達障害さんは脳の特性ゆえに
コミュニケーション面で躓くことが多いです。

私自身もコミュニケーションにおいて
「思考をカタチに出来ない」困り事が出てきます。

すぐに返事ができなかったり

相手の質問に対して

とんちんかんな答えを返してしまったり

などが多いので
スムーズに受け答えが出来ないことに悩んでいます。

他には人に何かを説明することも苦手です。

ビジネス面において
「順序立てて分かりやすく簡潔に」
説明されることが求められますが

私の場合、「1から10までぜんぶ話す」タイプ

説明する際にどの部分を省けばいいのか
伝えるべきことの「中核」のようなものが
分からない
のが悩みです。

また「ASDは何かを教えることが得意」
とよく言いますが

私自身、教えること自体あまり得意ではありません。

ここにも、分かりやすく簡潔な説明が
苦手であることが絡んでいます。

その他にnote記事を執筆する時
執筆→記事完成までに
大体1~2週間くらいかかります。

「このテーマいいな!」とメモしていても
内容を膨らませきれなかったり

自分の考えていることや思っていること
伝えたいこと・言いたいことはあるけれど
それをうまくカタチにして落とし込むことが
出来なかったりするので、もやもや感が強い
です。

頭の中で思考自体は浮かんでいるのに
それをカタチにしようとすると
途端に息詰まってしまうんですよね。

なぜ思考自体は浮かんでいても
カタチにして表現できないのか
その理由について調べてみたところ

受動型ASDさんは

「考えていることをうまく言葉に出来ない」
「言われたことを飲み込むまでに時間がかかる」

などと言った傾向が強いようです。

元々ASDさんは生まれつき
「脳の一部分が損壊または変形」しているため

言葉の受け止め方や思考の言語化に
影響が出てしまっているのです。

思考をカタチにすることに時間がかかるので
ASDさんに多い、後から考えが浮かぶ
あぶり出し思考に繋がっています。

私がXで時々交流している同じ発達障害の方も

「自分の気持ちが分からない」
「自分の考えていることを言葉に出来ない」

と言ったお悩みを抱えていると言います。

そう思うと、改めてASDさんにとって
思考をカタチにすること自体
とても難しいこと。

思考をカタチにできないという弱みは
生きづらさにつながりやすいと思います…

それでも、私は「書く」ことが辞められませんし
辞めるつもりもありません。

執筆自体も思考をカタチにする作業なので
私にとってしんどいことに変わりは無い
何度か「辞めたい」と思ったこともあります。

時間はかかりますが、執筆自体嫌いでは無いし
自分の考えをカタチにできるのは達成感があります。

思考をカタチにすることの難しさには
様々な要因が絡んでいて

私自身も、未だに
自分の気持ちが分からないことは
多々あります。

最近では自分を少しでも知ろうと
感じたことについて記録するなどしています。

ASDさんにとって、大切なのは
「客観力」を鍛えることだと思いますが

しかし、この「客観力」を鍛えるのにも
思考をカタチにする言語化が絡んできます。

思考の言語化の困難さについても
いずれ別で改めて考えていこうと思います。

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