気にかけてくれている

仕事を終えて「お先に失礼します」と言って上がろうとしたとき、座学等の研修をしてくれた責任者から声をかけられました。

「仕事のほう、どうですか?」
実際に一人で電話応対を初めて三週間程度経過し、続けられるかどうか気になった模様。

「あ、全然問題ないですよ。天国みたい」
これは自分の本心。残業があっても30分程度だし、会社内で怒号が飛ぶこともないのだから。

「そう言ってもらえるとは思わなかった」
責任者も他の会社からの転職組のはずだけど、前職はブラックな企業ではなかったみたい。

「命を取るかお金を取るか考えて、命にしたのでね」
二年前に辞める決断をして正解だったと、今ようやくそう思えるようになった。

「・・・そうでしたか・・・」
何気なく重い言葉の返事が来て、責任者はちょっと引いてしまった感じでした。

同期が自分ともう一人になったこともあって、
https://note.mu/f_yoshihiro/n/n62fb0b8a2ef4

研修をした側からしたら“簡単に短期間で辞めてもらわれては困る”という気持ちで「どうですか?」と訊いてきたのだろうと思います。自分もかつては教える立場だったから、数日でいなくなられたらやるせない気持ちになりましたもん。今は立場が逆転したとはいえ、短いやり取りの中から彼の心の中は読めました。
それとともに、些細なこと・大したことではなくても、声をかけてもらえたのはちょっとだけ嬉しい気持ちにもなりました。研修が終わったら休憩時間も交代制で合わなくなってしまったから、微妙に距離感ができていたのでね。

気にかけてくれている人がいる

それがあるから、会社・仕事は続けられそうな気持ちになりました。
これからも頑張ろうっと。

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