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『理想的な姿勢』と『身体の使い方』

我々は「もっとfootballが上手くなりたい」と願う全ての方々に技術的なサポートをしているfootballテクニカルアドバイザーの f-style です。  

“知る”だけでも貴方のfootballが生まれ変わる⁉︎かもしれない f-style  scienceの世界へようこそ⚽️


今回は、

“football(サッカー&フットサル)”と“姿勢”そして“身体の使い方”

この3つがどの様に密接しているのか?
そして、正しい『理想的な姿勢』『身体の使い方』とは?
など f-style の考え方をお伝えさせて頂きます。

⚽はじめに

ーfootballが上手い人とはー

まずはじめに、「footballが上手い人」について考えてみましょう。
「footballが上手い人」のプレーをみると、

「アイツ、センスあるわ〜。」

と、よく言ったり聞いたりしませんか??
「footballが上手い人」=「センスがある人」
では、「センスがある人」と「そうでない人」とはなにが違うのか?
その差の一つは、【感性】という要素が含まれてると考えています。
【感性】とは、“受け入れる力”“感じ取る力”。
さらに“頭の中のイメージ”や“考え方”“感じ方”など、つまり「身体の中にある力」だと考えております。  

そして、「身体の中にある力:感性」を“表に出せる人”“表現出来る人”が「センスがある人」と言えるのではないでしょうか。
この「身体の中にある力:感性」をプレーで表現する為には“自分の身体をいかに動かせるか?”がとても重要だと考えています。  
それは、“筋力トレーニング”や“走り込み”、“フィジカルトレーニング”などによる運動能力の強化で得られる「動ける身体/力強い身体」ではなく、誰にでも備わっている“身体の使い方/動かし方”という「身体操作」の事です。
これは特別な人だけの能力ではなく、自分自身/人体の身体を理解し、対話をしながら日々動かして使う事で、誰にでも得ることが出来る技術であると考えています。

人の身体には、まだ見ぬ可能性が沢山秘められているのです!
では、その宝の箱を共に開けてみましょう!

⚽️理想的な姿勢

ー正しい/良い姿勢とはー

よく昔から「姿勢を良くしなさいっ!」と怒られたり注意した経験はありませんか?

そして、あなたはこんな風に思っていませんか??

「なぜ姿勢を良くしないといけないの?」
「別に姿勢を良くしなくても日常生活には支障はないのでは?」
「姿勢は見た目だけでただのパフォーマンスなのでしょ?」

などなど。姿勢を侮っていませんか?

姿勢は、“見た目”だけでなく”健康状態”や“身体操作”にも多大なる影響をもたらします。

姿勢を理想的な状態に正すだけで、他人の体や重たい荷物を軽々と持ち上げたり、 走る、蹴る、飛ぶ、投げる等の様々な動作をより効率良く力を発揮することができる様になります。さらに腰痛や肩こり、猫背や様々な怪我の原因など日々の私生活の悩みも解消してくれます。

このように姿勢には、武道からスポーツ競技、そして日常生活にまで、より良い影響を与えてくれる可能性を持っているのです。

それは、多種多様のトップアスリート達が皆、姿勢が綺麗なのが何よりの証拠でしょう。

これで姿勢に対して考え方を改め、少しでも好感を抱いて頂ければ幸いです。
、、、まだ物足りないですか?

では実際に、どうすればパフォーマンスを向上させる『理想的な姿勢』を身に付けられるのかをお伝えしていきましょう。

ー『理想的な姿勢』を作る4つの要素ー

一見、外から見ると背筋が伸び綺麗な姿勢をしているように感じても、パフォーマンスを向上させるような『理想的な姿勢』であるとは限りません。

では、どのような姿勢が『理想的な姿勢』と言えるのか?

f-style が考える『理想的な姿勢』の構築には、4つの要素があります。

①骨盤
②センター
③クロス
④帯


では、それぞれの特徴をお伝えしていきましょう。

①骨盤


まずは骨盤。脚の骨と背骨の間で体を支えている骨の集合体です。綺麗な姿勢を作る上で必要不可欠な要素です。

この骨盤から背骨と脚が付いているイメージなので、「骨盤を操作する」ことで”猫背”や”反り腰”に対する姿勢矯正効率の良い運動を行うことができると言っても過言ではありません。  

②センター

センターとは、地面から頭のてっぺんまで垂直に伸びている軸の事です。
※実際に伸びているわけではなくイメージの範疇です。

このセンターから体が逸れると体の歪みへと繋がると考えられます。

センターの0地点(地面)から足の置き場所がズレると、体の重心のバランスが崩れ、体を支えにくくなくなります。

逆にこれを利用すると、走る時の初動(スタート)時に0地点から遠い場所へ足を置き重心での移動を行うことでよりスムーズに体を運べるようになります。  

③クロス/cross


3つめのクロスとは、みぞおち(鳩尾)あたりから頭にかけての”縦軸”と鎖骨や胸、肩周辺の”横軸”を合わせて十字架のような二つの軸を「クロス」と呼んでいます。

クロスが傾くとセンターから胴体が逸れやすくなり首や背中、腰などに負担がかかり怪我の要因にも繋がってしまいます。
さらに軸が傾くことで目線が傾き視野が狭くなったり、切り返しなどの動作の遅れにも繋がると考えています。

”縦軸”と”横軸”が常に「+」の状態を保つことが姿勢にもパフォーマンスにも重要となります。  

④帯


最後に「帯」について。簡単にイメージして頂きたいのは、着物の「帯」です。

「帯」とは、お腹や背中周りについている複数の腹筋「腹筋群」の事です。

この帯が”ユルユル”でも”カチカチ”でもよくありません。

ユルユルはさておき、世界的な某イケメンTop football playerに憧れ【腹筋=カッチカチに固める】というのがカッコよくて理想的と思っておられる方もおられると思います。
確かに”カッチカチの6パック/8パック”は並大抵の努力では得られるものではなく男の憧れではありますが、、、固めるだけでは理想的とは言えません。

本来の着物の「帯」とは、”締める”ものです。お腹と背中周りの腹筋群を引き締め、”柔軟で伸縮性、弾力性がある筋肉”が理想的です。

この帯を締める事で、背筋が伸び、綺麗な姿勢を保つ事に繋がります。

この帯の締め方は、「ドローイン」がもっともオススメです。

武道や競技については、パフォーマンスを上げる「力の伝達」において最も重要な要素となります。


以上4つの要素を意識して姿勢を作る事によって、”見た目”も”健康状態”や“身体操作”にも良い影響を与えてくれる『理想的な姿勢』になると考えています。

それでは、最後にパフォーマンスを向上させる『身体の使い方』についても少しだけお伝えさせて頂きます。

⚽️身体の使い方 

では、身体の使い方について幾つか紹介させて頂きます。

ー骨盤運動ー

骨盤運動とは、先も述べたように「骨盤を操作」するという事です。

骨盤には「前傾、後傾」「上下運動」「回旋運動」と3つの動かし方があり、それぞれを意図的に動かすことでより効率よく力を発揮することができる様になります。

走る、蹴るなどの足の動きや、投げる、打つなどの上半身の動きにもとても重要な運動となります。

骨盤運動には「骨盤のクランク運動」や「お尻歩き」「骨盤歩き」など骨盤を重点的に動かすトレーニングがオススメです。

ー力の伝達ー 


「力の伝達」とは、”筋力を最大限に活用するというのでは無く、様々な場所から生まれる力を逃がさずに上手く利用/または増幅させて次へと伝える身体操作の技術です。

この「力の伝達」に「帯」や「骨盤運動」が大切な要素であると考えております。

この技術をより活用しているのが、”武道”や”陸上競技”であると感じております。しかし、この技術はfootballにも最大限活用すべきであると考えております。

力を上手く伝えられることによって、日本人選手に不足している「伸びのある強く速いシュート」や「当たり負けしない体」、「足の速さ/高速ドリブル」に直結します。

そして、世界のトップ選手のプレーにはこの「力の伝達」をしっかりと扱えている選手が多いと感じております。


ー関節と筋肉ー


最後に”関節”と”筋肉”の関係をお伝えします。

人の体が動くのは、骨と骨の隙間である関節が動くからです。
関節を曲げたり/伸ばしたり/開いたり/閉じたりを組み合わせることで様々な動作を可能にするのです。
ただし関節の可動域はそれぞれで違います。
可動域以上に関節を曲げると怪我へと繋がるので過度な負荷には注意して下さい。

そして、関節を曲げ伸ばしできるのは、筋肉の伸縮運動のお陰です。

筋力が強ければ、「より大きな力を生み出し、強く/速く関節を動かすことができる」のだと言えます。

しかし、それが日本の多くのfootballerは、「筋力が強ければ強い力を生み出せる」と感じているのではないでしょうか?ここから誤った力の使い方、そして体の使い方へと繋がっているのではないでしょうか?

足の筋肉で地面を蹴って走ったり飛んだり、ボールを蹴ったり。強靭な体幹が当たり負けしない体だと考えたり、筋力こそ力だと考えていませんか?

本当の力とは、「生み出された力を余すことなく使い、伝えること」だと考えています。

今一度、正しい『身体の使い方』を多くのfootballerに見つめ直してほしいと思います。

⚽まとめ

本来の”人の体”の正しい『理想的な姿勢』と『体の使い方』には、今までにできなかった事ができる様になったり、パフォーマンスが向上したり、まだ見ぬ沢山の可能性が詰まっております。

そして、 今回はご紹介できなかったf-style が考える『身体の使い方』もあり、さらにまだまだ知られていない体の使い方は数多く存在すると感じています。

「ハイパフォーマンス」は『体の使い方』から生まれ、正しい『体の使い方』は『理想的な姿勢』から生まれます。
そして、頭の中の感性を表現できる身体操作があれば、誰にでも“footballのセンス”を手に入れる事が可能であると考えています。

常日ごろから自分自身の身体と向き合い、対話することが新しい宝箱を開けることとなるでしょう。

まずは、姿勢を侮らず、少しでも好感を持っていただけたら幸いです。


~綺麗な姿勢があなたを変える⚽f-style ~

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