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魔法の歴史をひも解く「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展へ行ってきました!
大英図書館史上初の国際巡回展! 錬金術、薬草学、呪文、天文学、占い……魔法のルーツをひも解く、ファンタジー文学「ハリー・ポッター」の世界。
みなさまこんにちは。フェリシモミュージアム部です。今回は、2022年3月27日まで東京ステーションギャラリーで開催中の「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展について、ミュージアム部と同じフェリシモの部活のひとつ、「魔法部」のメンバーに紹介してもらいたいと思います♪
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みなさま、はじめまして。フェリシモ魔法部のちぃちぃです。私たち「魔法部」は、魔法の出てくるファンタジー作品が好きな社員で集まったフェリシモの部活動です。
この度「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展の内覧会に、私たち魔法部が潜入してきましたので、その様子をご報告いたします♪
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「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展のみどころ
世界的なファンタジー文学として愛され続けている「ハリー・ポッター」シリーズ。本展は、「魔法薬学」や「呪文学」など10章の展示で構成されています。
各章は、主人公ハリーらが通うホグワーツ魔法魔術学校で生徒たちが学んだ科目にちなんだもの。シリーズの原作者J.K. ローリング氏の直筆原稿や、出版に至るまでの貴重な資料、そして大英図書館の魔法に関する所蔵品が、数多く展示されています。
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手前:「タイの占い手引書」シャム、19世紀 大英図書館蔵
日本で開催される大英図書館による大規模な展覧会は史上初。普段は見ることのできない、魔法に関する貴重な資料が見られるのも今回ならではです。
魔法の歴史や世界に伝わるさまざまな伝承や言い伝えなど、「ハリー・ポッター」シリーズを詳しく知らないという方でも魔法の世界を楽しむことができます。
いざ、ホグワーツ魔法魔術学校に入学!
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「旅」と題された第1章は、「ハリー・ポッター」シリーズの元となる直筆プロットや作品出版のきっかけとなったできごとなどが詳細に記されており、「ハリー・ポッター」シリーズファンにはたまらない情報がたっぷり。
物語の始まり、キングス・クロス駅の9と3/4番線にたたずむハリーを探してみてください。
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第2章からは、作中でもなじみのある科目のタイトルが付けられており、科目に沿った多くの資料を読み歩くことができ、まさに授業さながら。
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魔法部では、魔法学校の制服をイメージしたお洋服を作ってしまうほど魔法学校への強い憧れを抱いている私。会場を回っている間は、ハリーと同じようにホグワーツの制服とマント、そしてあの分厚いテキストを持って校内を歩いている、そんな妄想を繰り広げていました。
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ブルームズベリー社蔵
単位を取りたい、ホグワーツ魔法魔術学校のおすすめ授業
中でも一番ときめいたのは、第5章「呪文学」。ここではJ.K. ローリング氏や、イラスト版「ハリー・ポッター」シリーズを担当したジム・ケイ氏の細やかなダイアゴン横丁のスケッチから始まり、生徒の組分けに関するメモなどを見ることができます。
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ホグワーツ魔法魔術学校では、組分け帽子によって性格や資質からグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの4寮のいずれかに所属が決まりますが、こんな原案もあったとはとファンタジー世界の創造の様子に胸が高鳴りました。
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また、なんといっても気になる展示は「透明マント」! まさか死ぬまでに「透明マント」を見ることができるなんて……。
こちらはぜひ、みなさまに直接確かめていただきたいです。
宙には箒が舞い、金のスニッチの羽音が響き、クィディッチの試合を見に来たかのような感覚に。どの章においても、素敵な演出が施されているので、展示空間の上部まで忘れずにチェックを…♪
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会場風景より ジム・ケイ《クィディッチをするハリー・ポッターとドラコ・マルフォイの習作》ブルームズベリー社蔵
「オルガ・ハントの箒」 魔術・魔法博物館蔵
第7章の「占い学」では、手相やタロットカードの文献も展示されておりどなたでも楽しめる内容になっています。占いやおまじないなど、好きな方も多いのではないでしょうか。
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右:パラゴン社製「運勢を告げるティーカップとソーサー」ストーク=オン=トレント
1932-39年頃 魔術・魔法博物館蔵
「ハリー・ポッター」シリーズの占い学と言えば、ティーカップ占い。こちらは運勢を告げるティーカップとソーサ―、1920年頃の手引書なども展示されていて、なんとも心をくすぐられました。
19~20世紀、実際に占いに使われていたとされる水晶玉は、なんとも言えないオーラを放ち目を奪われました。意外と透明度が低く、ここに運命が浮かび上がって見えてくるのか……!と、またまた妄想をふくらませながら見ることができました。
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最終第10章では、世界中の「ハリー・ポッター」シリーズの小説を見ることができます。
どの国の表紙も特徴があり、キャッチーな印象の表紙もあれば魔法道具を用いたシックな印象の表紙もあり、どれも同じ作品のはずなのに表紙によってまた違った印象を受けるのも面白かったです。小学生のころに図書室で借りたあの分厚い日本版の表紙を久しぶりに見るとなんだかセンチメンタルな気分になりました。
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世界中の「ハリー・ポッター」小説 1997-2017年
みなさまのお気に入りの章も、コメントやTwitterなどでぜひ教えてくださいね♪
最後に
本展を通して、魔法に関する実際の文献や資料などから、作中にちりばめられたさまざまな設定を感じることができ、「ハリー・ポッター」の世界と魔法の存在をより身近に感じられた気がします。
日常のありふれた瞬間にも、魔法のときめきを感じることができるようなスパイスに、私たち魔法部もなっていきたいなと思いが高まった一日でした。
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展、ぜひみなさまも足を運んでみてください。
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「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展
2021年12月18日(土)~2022年3月27日(日)
会場:東京ステーションギャラリー
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
2021年12月29日(水)~2022年1月1日(土・祝)、1月11(火)
※ただし、2022年1月10日(月・祝)、3月21日(月・祝)は開館
魔法の世界をおうちで身近に感じたい!と思ったあなたはこちら!
魔法部のサイトで、魔法を感じるアイテムたちを見ていただけます。
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