【雑記】人はどこに感動するのか?
あるドラマや映画を見ていて、その時は「感動した」「良いものを見た」と思うんだけど…。
それから、しばらく時間が経って振り返ると、
あれ? 感動するほどの内容だっけ?
と、疑問が湧いてくる作品が稀にある。
◆ ◆ ◆
作品を細かく分析してみても、ストーリーはいたって平凡どころか、むしろつまらない部類に入るほどの内容だったりする。
それなのに、それを見て感動したのは事実で、
そういう作品は当然のごとく良い悪いの評価が二分されてSNS上でも激しく(?)議論になっていたりするものだけど。
あるいは、作品を見ていない人には話を聞いた限りでは(どこがいいの?)と、まるで興味を持たれないもので…。
好きな人が、どんなに作品の良さを口頭で熱烈に訴えたところで、まったく響かない。
あらすじや技術論の類で説明できるだろうか?
理屈とはまた別の次元の、
作中の雰囲気と勢いのみで感動させてしまう、ある意味チカラワザとも思えるエンタメ作品が存在し得るというのは、
考えようによっては、その現象こそが既に面白い。
否、
――作品を分析する行為それ自体が野暮というものか?
◆ ◆ ◆
人はどこに感動するのか?
(あるいはしてしまうのか?)
エンタメ作品を表現するうえでの1つのヒントがそこに隠されているような気がする。
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