ふとした拍子に、ポロリ
ここ数日、なんだか不思議な現象が起きている。
それは日本語レッスンでの話。
始めた経緯などは、ちょっと前にも少しここでツルンと滑らせちゃったので、割愛。すっ飛ばして本題へいくと、ここんところなんだか悩み相談が増えている。
悩み相談。
確かに、オンラインレッスンの「受付可能なレッスン」のチェックマークに「悩み相談」という項目があって、それにチェックを入れると「悩み相談も受け付けますよ!」なサインなんだけど、わたしは、悩み相談受付にチェック入れてないから、悩み相談をされることはなかった。
なのに、結果、なんだか、悩み相談の流れになっている。
悩み相談にチェック入れてないのに。なぜ。
それは、わたしのところにくる生徒さんたちだって、「悩み相談しよう」なんてこれっぽっちも思わずにくるからだ。
思わぬ、不意のポロリ。
言うつもりなかったのに、
自分でもそんなふうに思っていたなんて、のポロリは大体、予想もしない展開で不意にやってきたりするものだ。
だから、ポロリなのだ。
思わずこぼれちゃった、というやつ。
最初は日本語チェック、「こんな表現もいいね!」、と和やかにレッスン、そのうち「ああ、あるよね、あるある、そういうことあるよー」というやりとりを重ねるうちに、うまく言葉にできないもどかしさや、立ちはだかる言葉の壁や習慣の壁にぶつけられないモヤモヤがせきを切ったように出てくる生徒さんたちがひとり、またひとりといらっしゃり、リピートいただき、思わぬポロリ、からの、相談。
それに合わせてわたしは、なにやらよろずや状態になりつつある。
もちろん、日本語レッスンではあるから、大事なところはキュッとしめるようにしているけど、じっと話を聞きながら、「言葉を学ぶ」って「こころをつなぐ」ことなんだなってしみじみ感じている。
完璧に話したい、ネイティブのようにスラスラ言えるように、わかるようになりたいという生徒さんの思いの根っこの部分には、かつてのわたしも抱いていた複雑なあれこれが幾重にも折り重なっていたりして、そこを理解せずに表面上の「言葉の勉強」だけを押し進めたところでなんの解決にもならなかったりする。
頑張っていること、受け入れて、認めて、ねぎらって。
ほっとして、笑って、前を見て、自信をつけていってもらえたら。
いいよ、いいよ。
ぽろりとこぼれ落ちるあれこれ、よろずやeyecoで濾過しますよ。
本音、こぼせる場所って、大事だもんね。
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