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他人と比較するな〜じゃなくて外国人の良いところは取り入れる

インバウンド効果って、経済的な面だけじゃなくて、いろんな面に波及すると思うのですよね。
日本人が一番優れていると思っている人もいるでしょうけど、すべてにわたって優れている人なんていないわけですし、外国人から学ぶことも多いと思います。

高度成長期「以前」は外国(とくにアメリカ)のノウハウを学ぼうとか、ヨーロッパの人々の暮らしを真似しようとか、海外の音楽をパクろうとか、そういう空気がありました。
しかし1980年代に「ジャパンが最高だぜー!」みたいな状況になって以降「海外に学ぶことはなくなった」「日本を見直そう」というように、内向きになっていったと思います。

それで、日本のことを考えるのは良いと思いますが、本当に考えているかは疑問です。

YouTube街歩き系

僕はYouTubeで街歩きやイベントの動画などをよく見ますが、日本人ってどこかに行くとまず「食い物・飲み物」それから「遊べる施設」「インスタ映えポイント」「ロケ地」っていうあたりにフォーカスすることが多いのですが、その土地の由来とか歴史とか、文化にフォーカスする人は比較的少ないと感じています。

でも海外の人は、日本に来て「日本を学ぼう」と思っている人が多い印象があり、町や文化について知りたいという気持ちが動画に現れているのです。
自分で動画を作ることが「スタディ」だと思っているような気がします。
そういう人の動画を見ると、地域や文化のことが分かってこちらも勉強になるのです。

ちなみにきょう見た動画のこちらの方は、京都の葵祭について紹介してくれています。

オタクっぽいことを外国人がやるとオタクっぽくない

もちろん、日本人でも地域のことを詳しく調べて解説する動画を作っている人はいます。先日も「京都の路地の歩き方」のような動画を配信している人がいて、なかなか楽しめました。

でも、比較的日本人の動画で解説系っていうのは、教材的なコンテンツになったり、ディープなマニア系になったりして、普通に旅行・街歩きして楽しんでいる感じじゃないものが多いように思います。
オタクっぽいコンテンツになりがちではないでしょうか。

その点、海外の人はなんというか、同じことをやってもサラッとしているんですよね。不思議ですが。全然、オタクっぽくないのですよね。
旅行の楽しみのなかに、歴史や文化への関心というのがセットになっているように見受けます。

他人と比較しないことも大事だけど、もっと他人をよく見てもいいと思う

日本人が海外の人々から学べることって、まだまだ沢山あると思うのですよね。
日本すごいだろー、じゃなくて、せっかく日本に来てくれている外国人の良いところを見て、学んだほうがよいのではないでしょうか。

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