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SNSの行き過ぎとバランス感覚

知らない人が沢山いるSNSという社会で、個人が社会に向かって何かを表現するとき、

  1. 自分(他者)はこういう立場(主義)だ

  2. 自分(他者)はこういう存在(人間)だ

という主張や在り方を、自分自身が日常思っている以上に強調して表現することがあります。
知らない人ばかりだから強調しないと伝わらない可能性が高いからなのかもしれません。

例えば

  1. ナチュラリスト(自然主義者)

  2. リアリスト(写実・現実主義者)

  3. ロマンチスト(ロマン主義者・夢想家)

などという人間の在り方を示す言葉もありますが、自分がそうだと(他者がそうだと)思い込むほどに表現がエスカレートして、エキスパートを通り越して深みにハマる場合もあるでしょう。

SNSの功罪

そのことにSNSがどう作用するかというのは、SNSにもよるし、その使い方にもよるでしょうね。
オープンなSNSでは批判される可能性も高いから、ある程度の自制作用があるけど、クローズドなSNSやそういう使い方をすると、助長されると思います。歯止めが効かなくなる可能性もありますね。

SNSに限らず、ネットサーフィンだって同じことで、良くも悪くも興味を持った方向にどんどん行ってしまうスピードの速さが、ネット社会の特徴だと言えます。

バランス感覚

要はバランス感覚が大事だということなのですが、単にいろんな考えや視野をちょっとずつ合わせ持つだけでは、全く特徴のない、よくわからない表現・存在になると思います。
何か自分の中の「」を持つことが社会の中で自己を表現をしていくことにとって大事で、常に軸を意識しながら他の考え、表現、立場に関心を持つことが、すなわちバランス感覚というものなのではないかと思うのです。

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