スキーブームとは一体なんだったのか
きょう YouTube を見ていたら「閉鎖スキー場めぐり」をしている人がいて、しばらく見ていたのですが、あっちこっち、スキー場が閉鎖されているのですね。
びっくりしたのは、去年、西武がプリンス系スキー場を海外資本に売却するという発表をしたことを、きょう知ったということです。
全く知りませんでした。
それで、苗場スキー場は売却されるそうですね。(したのかな?)
苗場・湯沢
閉鎖スキー場めぐりの中では、苗場の近くにあった浅貝や、白樺平などもすでに終了していて、湯沢エリアでは岩原も終わったそうです。
ヒェー!いわっぱらも!?と思いました。
スキー場って、シーズン以外は閑散としていると思いますが、動画は夏に撮っていて、まさに誰もいない廃墟のような施設が沢山あり、今はとくにひどい状況のようです。
夏草や 兵どもが 夢の跡
という芭蕉の句を思い出してしまいました。
昔の会社の上司が苗場の白樺平の近くだったかにリゾートマンションを買っていたと思うのですが、今、どうされているんでしょうね。。
志賀高原
僕のなかでスキーエリアといえば筆頭が志賀高原でしたが、志賀でも小規模なスキー場はいくつか閉鎖されているのですね。
僕は行ったことがないような小さなスキー場ばかりでしたが。
焼額山
プリンスがあるゲレンデですが、去年、西武によって一旦売却が発表されていたようですが、最近、撤回されたようです。
一ノ瀬の混雑は夢の跡
一ノ瀬と言えば志賀の中心的存在のスキーエリアで、僕が知る限りシーズンは人がわんさかいて駐車場は満杯、リフトが渋滞しまくってるイメージだったのですが・・
動画を見るとシーズンでも閑散としていますね。ピーカンなのに😢
ゲレンデは滑り放題な感じで、ただ広さだけが目立つ感じでした。美しくていいけど。
自分なんかは「一ノ瀬 = 混雑」のイメージしかないから、ファミリーゲレンデとかは避けていました。それで西館山の方に行って滑ったり、奥志賀まで足を伸ばしたり。
今だったら別に奥志賀まで行かなくてもいいじゃん、みたいな雰囲気ですね。動画を見る限り。
スキーブームは第三次ぐらいまであったが・・これからは・・?
僕が体験した80〜90年代のスキーブームは、第三次だったのでしょうか。
以前どこかのサイトで歴史を見たのですが、いまちょっと見つけられません。
その前は、僕らの叔父・叔母の時代のブームで、それが第二次だったのでしょうかね。
その頃は、映画スターがスキー場で過ごすのがカッコいいみたいな時代で、たしか湯沢の岩原なんかはナベプロの経営で、加山雄三とか行ってたんじゃないでしょうか・・(?)
第一次は戦前なんですかね。分かりません。
80年代に読んだホイチョイの「極楽スキー」によれば、日本の最初のスキーリゾートは赤倉と軽井沢だったと思います。
リフトも人が引っ張ってた(?)かもしくは車かエンジンみたいなもので引っ張ってたような時代です。
というわけで、スキーブームは長いスパンでたびたび訪れていたのですが、これからはもう、起きないブームなんでしょうね。
途中でこんなに冷却してしまうと、次にブームが再来するとはとても思えない感じがします。
90年代後半ごろからスノーボードのブームもあったのですが、今、スキー場の動画を見ても、あまりボーダーの姿を見かけず、むしろスキーヤーだけのゲレンデが目立ちます。それも三々五々。
これから考えられるとしたら、中国人が冬にスキーやるぐらいのイメージしか持てません。
永遠に続くと思うものでもいつかは消える
スキーブームの歴史は長いので、90年代時点では「細々としばらく続くだろう」とあまり心配もしていませんでしたが、今の状況を見るとホントに一部の層のレジャーになってしまっています。
特定の場所に行かないとできないスポーツになりそう。
オートバイだって、今は乗る人は限られてて、とくに峠を騒がせた「走り屋」(一時期はローリング族と呼ばれていた)みたいなのはほとんど居なくなりました。ツーリングする人はまだ一定数いるようで観光地にはバイクがたくさん走っていますけどね。
最近思うことは、永遠に続くものって無いんだなあということ。
祇園祭みたいに何百年もしてから復活とかいうのも、どうなんでしょうね。これから考えられるのかな?うーん・・難しそうですね。
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