選ばれるために共感は必要か?
最近の企業や商品・サービスのプロモーションでは「ユーザー体験」や「共感」というものを重視していると思います。
そこにかなり傾倒している風にも見えます。
ブランディングにおいてユーザー体験は基本となるはずだから、それはそれでよいとして「共感」が本当に必要かというのは、必ずしもそうではないような気もしますね。
そもそも感じ方って人によって違うのでは?
商品・サービスの価値について「確かにそれは素晴らしい!」「自分が求めていたものだ!」と思えるような共感は必要だと思いますが、そもそも感じ方って人によって違うから、どういう部分に共感するかは一様に定義できないのではないでしょうか。
採用選考
仮に商品・サービスでは共感が必要だっとして、では採用選考ではどうでしょうか?
「貴方の言っていることはもっともですね!」
「当社の考え方に一致します!」
「貴方はうちの社風にぴったりです!」
→ 採用!!!
みたいなパターンは多いと思いますが、企業は
なんか嫌なやつだな🤔
という人は全く採用しないのでしょうか?
おそらく多くの企業は採用しないんでしょうね。
生鮮食料品を選ぶように
傷が付いていたらハネる
変な形はハネる
色が鮮やかでなかったらハネる
みたいなことをするのでしょう。
でも、真に自社のパフォーマンスを高めたいと考えているクレバーな企業は、そのような「共感」をベースとした採用活動はしていないと思います。
まとめ
企業が自社や商品・サービスを消費者に選んでもらうには共感が必要かもしれません。
しかし人材を採用する場合には、同じ考え方が必ずしも正しいとは限らないのではないでしょうか。「採用担当者が共感すればOK」でよいのか?ということですね。
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?