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【2020年】0才児がツボった絵本 Best5

今日も今日とて、散歩の途中に書店で絵本を購入してしまった。育児にかける不要不急の出費の中で、最も気持ちよく出せるお金がまさに絵本である。

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映像が次から次へと流れゆくテレビとくらべて、絵本というのは言葉が分からなくても「絵(静止画)を見て動作を想像し、ストーリーを考える」という、子どもにとってはとても頭を使うアイテムなのだそう。つまりテレビは頭を無にして見ていられる娯楽だったんだなぁと今更気が付く元テレビマンの私。

…そうそう、絵本を読み聞かせることで、大好きなパパやママの声が聴けるということも赤ちゃんにとってはメリットのひとつなんだとか。

時と場合にもよるが、娘がぎゃん泣きしているときに「あるところに!3匹のこぶたがいましたァ~~~!」と絵本を開くとぴたりと泣き止むからとても助かっている。娘にとって、ページにならぶ色鮮やかなキャラクターたちは、それだけ不可思議なモノなのだろう。

小学生くらいまではそれなりに本を読んでいた私だが、いつのまにか全くページをめくることをしなくなった。識字欲自体は忘れていないが、SNSで片手間で追う電子的な短文ですっかり読んだ気になってしまう。

だからこそ、こうして1ページ1ページを丁寧に開くことは私にとっても幸福感が高い。それだけでとても「ゆたかなくらし」をしている気になれるのだ。たとえ今日掃除機をかけそびれていたり、夕飯の食卓に立派なポテトサラダが並んでいたりしても。


せっかくなので、娘に代わって私が、彼女イチオシの絵本5つをご紹介する。

◆フクバリンコ 「まみむめもにょもにょ」シリーズ
娘が初めて読んだ絵本がこのシリーズだった。全体的に「オノマトペ」で綴られている。ぽにょぽにょ、もにょもにょ、擬音がたくさん。個人的に「でちでち」というアヒルの足音が好き。娘は絵本のページをばしばしと叩き、何度もお尻をぴょんぴょんと浮かせてはしゃいでいる。


◆「だるまさん が」シリーズ
保育士の知人が勧めてくれた「だるまさん が」のシリーズ。読み聞かせをはじめると保育園の児童が全員集合するほどの人気なんだとか。擬音が続く先ほどの「まみむめもにょもにょ」と比べて中身はとてもシンプルながら、だるまの可愛さに大人もクスッと笑えて、読んでいて楽しい。


◆ぶんぶんきいろ

阪神ファンにはぜひとも読んで欲しい1冊…というのは半分冗談で半分本気である。黄色・黒・白を徹底的に覚える絵本と言っても過言ではない。シンプルなあまり、つい「私にも描けそう!」と思ってしまうのだが、まさにそれこそがコロンブスの卵なのだろう。このシンプルさにたどり着くまでの心労を想像してしまう邪な大人が私。


◆ぽんちんぱん

読み聞かせると大人が食欲に負ける本。とにかくお腹が減る。想像力豊かな人には小麦の香りが漂う1冊。「ぽんちんぱん」の「ぽんちん」の意味は最後まで分からないが、娘はとにかく笑う。私は夜食が止まらない。


◆おはなしデコボコえほん さんびきのこぶた

三匹のこぶたなんて、ストーリーが分かればどれでもいいと思っていたが全くそんなことはなかった。実際の本を手に取ってみると分かるが、すべてのページに凹凸が付いている。良くも悪くも「たいしたデコボコではない」のだが、娘は夢中になってこのデコボコをなぞる。ときおり爪を立てながら。絵を立体的に認識するためにはいいのかもしれない。


<番外編>

◆ホタルのアダムとほしぞらパーティー

かの昆虫オタク・香川照之氏が書いた絵本。個人的に昆虫はいずれも苦手で、失礼を承知で言うと蛍さえも大嫌いなのだが、グランマが買ってきた。0才が読むにはまだちょっと難しいかもしれない。それでも、暗いところで読むと蛍が光る仕掛け(蛍光ページ)があって、子ども心をくすぐる仕掛けが可愛い。ただやはり虫は苦手。読み聞かせはグランマの担当。


まだまだ雨の日が続くが、明日も娘と充実の時間を過ごしたい。
2020/07/15 こさいたろ

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