解体されるビルと共に解体される思い出
たしか一昨日、なにげに六本木の街歩き動画を見ていたら、ロアビルに灯りが点いていないことに気づいた。
中は真っ暗だった。
なにやら工事の養生のようなものが見えた。
きょうのローカル番組では、梅田のマルビルにあったディスコの思い出について語っている人がいた。
ディスコの経営者だった人らしい。
僕らのエモい思い出も、ビルの解体と共に解体されてしまうのか。
街の風景が変わり、面影もなくなったあとは、限られた動画と古い写真でしか確認できなくなってしまう。
僕らの青春が存在したかどうかも曖昧になってしまいそう。
形あるものは、虚しさを抱えている。
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