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「写真やってる」というだけで繋がれる場合もある

バイクに乗ってる

バイクで北海道に行った時に、道北に行くと誰もいないような原野があり、そういう所でバイクを止めて休憩していると、たまたま通りかかった一台のバイクのお兄さんがやってきて、話に花が咲く。
みたいなことはあって「バイクに乗ってる」というだけで、そういう場所では「仲間」のような気がするんですよね。
かといってその後ずっと行動を共にするわけじゃなくて、途中まで一緒に走って別れるんです。「元気で」「気をつけて」ってね。

都会で走っててそんなことはほとんど無いですね。
埠頭の方に行ったら誰かいて話をすることがあるかもしれないけど。

写真やってる

同様に、最果ての地(笑)で「写真やってる」っていうだけで話に花が咲くことはあるかもしれないけど、カメラぶら下げてなければ分からないし、見つけるのが大変かもしれないですね。

ただ写真の場合、都会にいても観光地にいても、カメラをぶらさげている人がいたらなんとなく気になるし、カメラ見て人種を判断しようとしたりします。

出会った印象的な人

ローライ

沖縄の岬に行って灯台の写真を撮っていたときに、カップルで歩いている人がいて、男性はローライみたいな上から覗く手巻きのカメラを持って片手にタバコを持ってたかな。
(もうここまで言ったら想像できる人はいるでしょうね。そういうスタイルが流行ったことがあります)
女性は髪が長くて、服もロングドレスで(笑)全体がひらひらと風になびくんです。

カッコよすぎませんか?
灯台よりそっち見てしまいますよ。
だけど、そういう人とはお友達になれないんです。見てるだけです。かっこいいなあーって。

街撮りお兄さん

神戸の旧居留地で一眼構えて写真を撮っていたら、SNS以前の昔だと、わりと周りの人が見るんです。珍しいというか、何かの撮影かなと思うんでしょうね。
それでアパレルのショーウィンドウなんか撮ってると中から店の人が出てきて「やめてください」って言われたこともありました。外ですよ。しかも遠目ですよ。

で、あるとき若いお兄さんが寄ってきて、
もしかして神戸の写真とか撮られてます?
みたいな感じで目をキラキラさせて訊いてくるんですよね。
その人もなんかそういうのをやりたかったのかな?ちょっとよく分からなかったし、二言三言、話をして別れたからよく覚えてないのですが。

そういう場合はもし、話が合えばお友達になれたかもしれないですね。

プロカメラマン

以前、僕がやってた活動の周辺で、360°VRを撮るニーズはないかと尋ねて来たプロカメラマンさんがいたのです。
それで僕の活動の集まりに来てもらってプレゼンをしてもらったことがあるんですね。
僕と同じ市内に住んでいて、相性的に合いそうな感じの人だったので、写真のこと話したりして、お友達になったんです。

お互いに写真の方向性は違うけれども、どっちも「街」を対象にして写真を撮っていたので、一緒に撮り歩くことは出来るんですね。
だから、時折、一緒に神戸の街を歩いたりしました。元町や、高架下の方などを。そしてFacebookページで共同で写真を展示したりしていました。

成果をなかなか共有できなくても、一緒に撮り歩けるというだけで楽しいですよ。最近ちょっと遠ざかっているけれど、また気が合えば撮りに出かけると思います。

写真仲間を見つけるために多くは要らない

僕が写真仲間を得たのは、上記以外にも昔のメーリングリストなどがあったし、仕事の周辺でもありました。そういった今までの経験から考えると

  1. フィールドが同じ人(行動を共にできる)

  2. 話してて楽しかったり気が休まったりする人

  3. 話をする機会が度々あること

  4. 物理的に近くの人

などが友達になれる条件かなと思います。
4は場合によってはさほど重要じゃないかもしれませんが、1を満足しようとすると必要な条件だったりするかもしれませんね。

フィールドというのは、街(どこの街)とか山とか海とかいうもの、風景写真なのか人物写真なのかとか。活動の場ですね。

撮りたいものはみんな違う

仮にフィールドが同じでも、関心事は人によって違うんですよね。撮るもの、表現しようとしていることが違う。
それを一緒にしようとする必要はないと思います。違ったときに、相手が自分と同じだと思うと腹が立ったりするので、違いを楽しむようにしないと続きません。

一緒に行動できる瞬間を大事にする

「方向性が違うから仲間になる意味がない!」と、シビアな人は言うかもしれないけど、それは集団として何かを達成する必要があるときだけですね。
そうでなければ、いろんな見方があっていいと思います。
それより「一緒に行動できる」っていうことの方が得るものや発見することはあるし逆に与えることもあるんですよ。
活動している中ではなかなか得られない貴重な体験なんですよね。

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