あの文化は過去ではない
過去をネガティブに捉える人も多い。
過去は悪いもの、忌み嫌うべきものと考えている人もいる。
今さら過去の話なんて、と思う人もいる。
それは半分そうで、半分違う。
現代にないものが、過去にあることも多い。
過去に優れていた分野が、それ以上、追求されなくなって、秀逸な古代都市のように、土の中に埋もれていることだってあるのだ。
例えば、豊臣秀吉時代の大阪城を、いま創れる人はいない。
広大な敷地には、数々のビルが建っている。延々と続く外堀は、家康によって埋められた。その上も街になり、そこも城だったことは誰も分からない。
過去は、蓋をするようなものなのか?
君たちは、過去を超えられるのか?
過去を超えたとき、そこに未来があるのではないか?
そんな風に思っている。
文化は、いつでも掘り起こし、参照すればよいのだ。
そこに夢中になったとしても、何も損することはない。
過去は不動で、絶対に変わらない。
信頼できる。
何百年、未来から振り返っても、同じだ。
そして今は、それを共有できる。幸せな時代だ。
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