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過ぎし日のセレナーデと田村正和と鎌田敏夫

すごいタイトルですが内容はしょぼいので気楽に読んで頂ければ。

以前の記事

でも少し触れましたが、80年代に放映されたテレビドラマ「過ぎし日のセレナーデ」と主演だった田村正和について思うままに振り返ってみます。

田村正和

田村正和を知ったのは相当昔の話で、叔母などが若い頃に「田村正和かっこいい」と言ってた辺りです。僕は小学生でした。
その頃の出演作品って何だったのでしょうね。「眠狂四郎」とかですかね。僕は映画はあまり見ないのでテレビの印象しかないのですが、田村さんはお父さんは銀幕のスターだったけれど、ご自身はテレビスター的な存在だったんじゃないかなと思います。

自分でドラマ見て田村正和がかっこいいなと思ったのは、「乾いて候」や「夏に恋する女たち」「男たちによろしく」ですね。
あ、それから「砂の器」もありました。

乾いて候

「乾いて候」は時代劇ですが、もうほとんど覚えていないけど毎回田村さんが「乾いて候」と言うのを真似してたことだけ覚えています。あの頃は田村正和のモノマネが結構、流行ったんですよね。

夏に恋する女たち

「夏に恋する女たち」ではカメラマンの役でした。やたら田村正和がかっこいい役どころ。同じマンションに住んでいる住民同士の人間模様を描いていた作品でした。
出演者は田村正和、名取裕子美保純梓みちよ萬田久子津川雅彦原田芳雄、など。
主題歌は大貫妙子

男たちによろしく

「男たちによろしく」では、Wikipediaを見ると「不真面目な映像クリエーター」と書かれていますが。(笑)
このドラマは上記の「夏に恋する女たち」と自分の中でごっちゃになっていて、この記事を書くまで入れ替わっていました。

脚本は鎌田敏夫、当時の売れっ子脚本家ですね。他に調べてみると・・

  • おれは男だ!

  • 飛び出せ!青春(われら青春!)

  • 太陽に吠えろ

  • 「俺たち」シリーズ

  • 男女7人夏物語(秋物語)

  • 男たちによろしく

  • ニューヨーク恋物語

  • 過ぎし日のセレナーデ

  • 大河ドラマ「武蔵」

など、自分が見たドラマの中でもこれだけあって、みんな名作に値するような見応えのあるドラマばかりです。

「男たちによろしく」は森山良子が歌うテーマ曲も少し流行りました。
出演者のうち、田村正和、池上季実子泉谷しげる古谷一行は、この後に放映された「過ぎし日のセレナーデ」でも共演していますね。

過ぎし日のセレナーデ

このドラマは、個人的には田村正和主演ドラマの最高傑作だと思っているのですが、世間的には「古畑任三郎」だという認識が一般的なようですね。僕は古畑ファンに是非、どこかでこのドラマに触れてほしいと思っています。

田村正和の子供の頃の回想シーン、結婚して青果店の店主をしていた頃、ヤクザやってた頃、海運会社の社長時代、服役後の老人の役など、一人の人間の生涯を描きつつ、愛し続けた人と義理の兄との間の三角関係を描いた人間ドラマです。

一般的にメロドラマのような見方がされている面もありますが、自分の印象としてそれは無かったです。あくまで人間ドラマとして見ていました。
そして、何か自分や自分の親などの人生に重ね合わせて見ていた部分もあります。

田村正和は、かっこいいけど少し「悪」なイメージがぴったりくる人で、共演者も悪役っぽい個性の強い人がしっくりくるんです。
このドラマでも、清水紘治片桐竜次岡田真澄など。岡田真澄はいい役も悪い役も両方いける人でした。このドラマでは後半の海運会社時代のややブラックな相棒としてのコンビネーションが良かったです。

僕はこのドラマは実は途中から見ていて、前半の青果店主の辺りは見ていないんです。後からYouTubeで見て知りました。
後半はやはり海運会社の社長時代の田村正和が最高にハードボイルドな感じでかっこよかったですなあ。。

老人になってからの役はちょっと田村正和らしくない、あえてそれを狙ったのかも知れませんけど、とても地味な役になっていました。

ドラマの手がかり

最後になりますが、このドラマは著作権か販権かわかりませんが、DVD化もされていないし、メディアにほとんど登場しません。
唯一、ブログや、YouTubeなどで紹介されているのを目にするだけです。

そんな中から、僕がいいなと思ったYouTubeコンテンツをシェアしておきます。(順番は前後しているかも知れません)
出来るだけメロドラマじゃない部分を集めましたが、以前はもっとあったんですが、少なくなっています。薬丸くんや岡田真澄とのシーンも良かったんですが、見当たりませんでした。

オープニング

青果店主時代

後半の石野真子との演技に泣かされます。
この回の演技はみんないいので釘付けになりますね。田村正和も自然体でとてもいいです。

亡き父親の会社を訪ねるシーン

緊張感と親密さが入れ混じった微妙なシーンで、それぞれの関係がしっかり表現されていると思いました。

「マヤカン」でのシーン

いろんな脇役のシーン

家族がクローズアップされます。泉谷しげる、野村宏伸、山口智子の存在も素敵です。

いろんな脇役との渋いシーン

終盤の古谷一行との会話の中に、作者のメッセージが込められている気がします。重要なシーンです。

高橋恵子とのシーン

ただただ美しいシーンです。

サントラをピアノ演奏した音楽集

当時の雰囲気がよく出ています。


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