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神戸の面影

路面店の撤退など

旧外国人居留地」の記事の中に書きましたが、海外有名アパレルブランドの路面店がいくつも旧居留地から撤退しています。
洋風建築の建物もかなり古くなっているので、これからどこまで持つのか分かりませんね。

他の場所でも、今まで長くやってきたお店が閉店して、コンビニやドラッグストアなどに変わるケースが目立ちます。
いわゆる「神戸らしい」風景が徐々に無くなっているんですよね。

マヤカン

そんな中で、摩耶山にあった摩耶観光ホテル(軍艦ホテル)(以下マヤカン)はずっと放置されていて廃墟ブームで有名になったのですが、数年前から保存と観光を兼ねた活動が活発になってきているようです。今も公式ツイッターアカウントが盛況な様子です。

田村正和「過ぎし日のセレナーデ」

マヤカンといえば、僕は80年代にあった田村正和主演のドラマ「過ぎし日のセレナーデ」を思い出します。

当時、僕は関東に住んでいてこのドラマを見ていたのですが、田村正和の回想シーンでマヤカンの屋上テラスからの神戸の風景が映ったんですよね。そのバックで挿入曲が流れるんです。(YouTubeでサントラをピアノ演奏で公開されている方を見つけたのでシェアしておきます)

いやあ・・・なんか泣けます。いくつかサントラが上がってて、全部泣けます。泣いています😭

その神戸の風景を見た時に懐かしくて「帰りたい」と素直に思いました。
東京に出て4年目ぐらいでした。

結果的に僕は6年目に転職して帰ってきたんですよね。(汗;

「過ぎし日のセレナーデ」については別に記事を書きました。

奥摩耶の遊園地
あとマヤカンと言えば子供の頃、叔父に連れられて摩耶山の掬星台にあった遊園地に行ったことを思い出します。ここには断崖の際を走る恐怖のジェットコースターがあったんです。その時すでに古い感じで、音がガタガタガター!といって壊れそうだったので、余計に恐怖感MAXになっていました。

子供の頃の神戸の記憶

その他の思い出としては・・

  • 2号線バイパスなどの高架道路がない頃の中突堤・ポートタワー
    港から六甲山がよく見えました。

  • そごうの屋上遊園地

  • 大丸の最上階のレストラン
    大丸より高い建物ってポートタワーぐらいしか無かったかも。

  • 親に連れられて行った生田界隈の飲み屋の和服のおばさん(たぶん女将)
    僕はバヤリース(笑)

などが浮かびます。

失われゆく街の風景

だいぶ柔らかい話題にそれてしまいましたが、神戸のいにしえの風景はどんどん失われて・・・
そういえば昔はセンター街などで外国の水兵さん(刺青とかしてる)なども見かけた記憶がありますが・・・
行き交う人々の風情もだいぶ変わった気もするし、かつては「エキゾチック」という言葉がよく似合う街だったけれども、今はそんな感じはほとんどない普通の街になってしまった気はします。

旧乾邸

もう一つ、行ったことがある施設では、住吉山手の旧乾邸
以前は維持することが危ぶまれた時期もありましたが、今は神戸市指定有形文化財・指定名勝となってきちんと保存管理されているようです。公開される時期が決まっているので、その時に申し込めば見学できると思います。

ということで、かつての神戸の面影を残すものは大事にしたいものですね。

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