性格の善し悪し

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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どんなに優しい人でもどこか黒い部分を持っている。どんなに嫌な奴でも優しい部分を持っている。割合に差はあれど完全な善人も完全な悪人もいないのではないだろうか？

性格の良い部分が9、性格の悪い部分が1の芸能人がいたとする。バラエティなどで人柄の良さが滲み出て好感度が上がりどんどん人気が出てくる。そんな時にふとした場面で1が顔を出す。そうすると世間に｢今まで騙されていた｣｢結局コイツはクズだった｣などと叩かれる。炎上し、仕舞いには干される。人間が当たり前に持ってる1の部分が垣間見えただけで、まるでそれが全てかのように吊るしあげられる。根拠なんてなくても、そこに話題性や面白さがあれば拡散される。

性格の良い部分が1、性格の悪い部分が9の地元のヤンチャなやつがいたとする。中学高校とイジメを繰り返し、何人も不登校にしてきた。親にも噂が広がり、｢あの子には近づかないようにね｣と注意されるほどだ。そんな嫌われ者が、酔っ払いに絡まれている幼い子を助けた。地元での噂の広まるスピードは早い。SNSもある今では、次の日にはヒーローだ。1しかない性格の良い部分が現れただけで、世間からの評価はうなぎ登りだ。

あまり上手い例えが出来ていないが、なんとなく言いたいことは伝わっているだろうか。周りから性格が良くてめちゃくちゃいい人と言われていても、大多数が黒い部分を持っている。周りから嫌な奴だと思われていても、大多数が優しさを持っている。

この人は優しい人なんだ、嫌な奴なんだ。と主観でレッテルを貼らずに、今は優しいモードなんだ、嫌な奴モードなんだ。と思えれば、人付き合いが楽になるのではないだろうか。1回1回、芸能人の浮気だ不倫だ、熱愛だので騒がなくなるのではないだろうか。

優しい人も嫌な奴も最初からいない。結局は主観なのだ。自分に都合がいい人を優しい人、自分に都合が悪い人を嫌な奴としているだけなのだから。

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います