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年収800万

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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意識的に自己啓発の本や動画に触れるようにしている。中にはお金に関することも多いため、平均的な学生よりは金融リテラシーが高いと自負している。

人間が現代社会で生きていくためには、基本的にお金が必要だ。そのため、年収と幸福度はあるラインまで相関関係にある。そのラインが年収800万と言われている。調査の年代や機関にもよるが、800万を超える人は全体の10%もいないと言われている。捉え方によっては成功者と分類してもいいものだろう。

800万円までは年収が上がるにつれて、幸福度も上がる。しかし、400万から800万になるのと、800万から1200万になるのでは幸福度の上がり幅が全然違う。感覚で分かるとは思うが、400万から800万では年収が倍だが、800万から1200万では同じ400万増なのに、年収自体は1.5倍にしかなっていない。しかも、幸福度の増加は1.5倍にはならないのである。

大抵の人間は収入が増えると比例して支出も増えてしまうものだ。学生時代にはひもじい思いをして、昼は菓子パン1個の生活をしていても、社会人になって収入が増えて天ぷら蕎麦を昼に食べているということがある。このくらいお金があるし、このくらい使っても大丈夫だろうのラインがどんどん上がっていく。

だが、上がっていったところで色んな限界がある。毎日銀座でブランド物を買って、昼に1貫1万の寿司を食べ、夜は夜景の見えるところでドンペリを開けるなんて行為をしなければ、支出自体もそのうち頭打ちが来る。もちろん、来ない人もいるが世間一般の生活にいれば、あるラインで満足できる。その満足できるものを十分に買えるのが年収800万というラインなのだろう。

その800万というラインに到達しないまま引退する雇われ社員がほとんどなのが現代日本だ。つまり大抵の社会人は満足出来ずに社会人生活を終える。収入が増える度に支出が増え、そんな散財をする自分に嫌気がさす。そんな人ばかりだろう。

アルバイトでちょーっっとだけお金が増えてきた私も2万近くの買い物を思い切ってして、盛大に失敗した。年収1000万もあればなぁ、なんてYouTubeを見ながら現実逃避をしている水曜の夜なのだ。そういえば、友人に貰ったビールが冷蔵庫で冷えているな。収入が増えたらワインセラーでも買うのだろうか。そんなことを夢想しながらアルコールを流し込むのだった。

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います

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