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資産運用、やらないとダメ?

最近、金融機関の窓口でもFacebookなどのSNSでも、「iDeCo、NISAを始めよう!」という広告を見ない日は無いように感じます。

これは30年前と現在の郵便貯金金利比較です。

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【出典】日本銀行HP 時系列データ 郵便貯金金利
【参考】ゆうちょ銀行HP 金利一覧(2021年9月6時点)
【72の法則】72÷金利=元金が2倍になるまでの年数


30年前と言えば、まさに我々の親の現役時代です。当時はみんなと同じことをしていれば特に何も考えなくても資産が作れた時代でした。

しかし今は、何もしなければ現状維持すら難しく、ましてや「遠い先」と思い想像が難しいかもしれない老後の生活を維持するための資金が不足することは明確です。私たちは若い時から本気で資産形成を行動に移す必要があるのです。

長期化する不景気から抜け出すことができない日本では、日銀が世の中に潤沢にお金が出回るようにするため、マイナス金利政策などで金利を極めて低く誘導しています。

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元金2倍になるまでに3.6万年!

この結果、預貯金の金利もかつて類を見たことがないほど低くなって久しいですね。ゆうちょ銀行(他の銀行でもほぼ同じ)に預けて元金が2倍になるまで36,000年(なにかの間違いかと思いたい年数💦)もかかる時代、預貯金だけでお金を増やすことは不可能なのです。

そこで、政府はiDeCoやNISAなどの制度を創設し、各種税金の優遇をしながら私たちが自己責任のもとで資産運用を行い、老後に備える環境を整えています。

ちなみに、私自身もiDeCo、NISAどちらも限度額いっぱいまでやっていますし、私のお客様もほぼ全ての方が両方、少なくともどちらか一方には取り組んでいます。

元本保証ではない資産運用に挑戦することは怖いと感じる方もいるかもしれませんが、一方で「恐怖は無知からくる」とも言えます。

資産運用が怖いという人は、なぜ怖いと感じるのか、その理由と向き合うことから始めましょう。その上で、自分の今の暮らしぶりと将来、そして「お金」事情に思いをめぐらせてみましょう。

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私を含め多くの人の金銭事情は「待ったなし」の状況であることは間違いありません。

iDeCo、NISAについてはまた別の機会に触れたいと思います。

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