メロウで浮遊感溢れる音楽5選
まったり幻想的な音楽をご紹介🕯️
ユニークで挑戦的な音楽ばかり
すでに全世界で活躍するアーティストもいれば
密かに腕を鳴らすアーティストも🌛
あなたの特別なひとときに寄り添える
素敵な音楽が見つかれば嬉しいです!
1. Crumb「Crushxd」
Crumb(クラム)。NYブルックリンのサイケポップバンド。ジャズ、ファンク、サイケ、ドリームポップが混ざり合う独特のサウンドが特徴的。
2023年にはフランス出身、Melody ProchetによるMelody's Echo Chamberとの楽曲"Le Temple Volant"がリリース。ジャケットの通りサイケ感満載。
2024年5月にリリースされたアルバム"AMAMA"ではピッチシフトしたボーカル、携帯電話でのレコーディング、爆音ドラムなど遊び心あり、挑戦的な作品に仕上がっている。"Crushxd"という楽曲は実体験に基づく歌詞のようで、彼らは以下のように言っている。
そのバックグラウンドがそのままリズムになったように、亀の迫り来る死がドラムやギターの疾走感溢れるサウンドへと、亀の人生を祝福する様子が彼女の柔らかく落ち着いた歌声へと生まれ変わっている。彼らの音楽は平均して3分前後と物足りなさを感じるがそれがまた彼らの良さである。
2. Salami Rose Joe Louis「Suddenly」
Salami Rose Joe Louis(サラミ・ローズ・ジョー・ルイス)、本名Lindsay Olsen。カリフォルニア州サンディエゴ出身のドリームポップシンガーソングライター兼プロデューサー。ジャズやエレクトロニックが融合されている。彼女のしっとりとした甘い歌声に、揺らめくベースが中和されて心地いい。
アルバム"Zdenka2080"では"Suddenly"という楽曲でスタートする。最初の1秒から壮大なサウンドで1分45秒間終始圧倒される。22曲が収録されている中、再生ボタンを押すその瞬間から雄大な大地に放り出され、烈風に煽られるこの「突然さ」は、彼女の意志を感じざるを得ない。
2024年4月には、フィラデルフィアのデュオPulgasのメンバーSimon MartinezによるソロユニットFlanafiとのコラボアルバムがリリース。Simonのユニークさが全面に溢れるアバンギャルドな作品となっている。キラキラと明るい曲を歌う彼女からは想像できなかったダークな曲も多く、このアルバムを完走させるには少し勇気がいるが、個人的にはかなりの傑作。
3. tommy oeffling「weirdo summer hug」
tommy oeffling(トミー・エフリング)。イリノイ州のインディーロックアーティスト。どこか懐かしさを覚える儚げなギターサウンドと彼のずっしりとした無機質な歌声は、温もりと空虚感を同時に感じさせる。
"weirdo summer hug"の歌詞は、彼そのものの若さを感じさせる詩的で可愛らしい雰囲気。ギターの陶酔感はまさに"early in the morning"。空中を漂い彷徨うようなギターサウンドだが、しっかりと地に足をつけさせるドラム。この足し引きがちょうど気持ちいい。
彼は他にも多くの活動をしているのだが、もう一つのソロプロジェクトであるDWAYNE RAIDがかなり面白く…Spotifyのプロフィールには…
おそらく20歳前後の彼だが、ここまでできると逆に何ができないの?と聴きたくなる才能ぶり。DWAYNE RAIDではジャンル幅広く制作しているようで、以下の2曲が彼1人から生み出されているものだとは信じ難い。"winter hold II - Demo"の優しいピアノとは裏腹に"GO! GO! GO!"からは暴力的で荒れ狂った叫び声が聞こえてくる。"GO! GO! GO!"率いるこのEPは、1曲目から6曲目までを通して聴くと1つのストーリーのようになっていて、6曲目の"- towards me,"では大人しく穏やかなメロディーが流れ、1曲目から5曲目を回想しているように思える。
彼の他の活動はこちら↓
・1/4 of Company Calls
・1/3 of beauty filter
・1/2 of jumper seat
・1/2 of foxcatcher
・1/2 of Zilcho Robinson
・1/2 of PRIVATE SCHOOL
・1/2 of fever dreamgirls
・1/3 of DURTYBOYZ
・1/1 of DWAYNE RAID
4. strongboi「fool around」
strongboi(ストロングボイ)。ベルリンを拠点に活動する、Alice Phoebe Lou(アリス・フィービー・ルー)とバンドメイトのZiv Yamin(ジブ・ヤミン)のデュオ。メロウでローファイな音を奏でるシンガーソングライターとしても活躍しているAlice Phoebe Louのサイドプロジェクト。Alice Phoebe Louは、過去に4度の来日経験があり、中にはフジロックに出演するなど日本でも存在感を発揮している。他にも、踊ってばかりの国、カネコアヤノ、青葉市子などとも交流があり、日本人アーティストとも関わりが深い。
2023年2月にリリースされたアーティストネームそのまま"strongboi"という名のアルバムでは、先ほど紹介したSalami Rose Joe Louisをフューチャーして彼ららしい妖麗な作品となっている。他作よりややポップな印象。YouTubeにはアルバム1曲目"fool around"のスタジオでのライブ映像が投稿されている。音源より微かに大きく聴こえるベース、そしてAliceのゆったりとしたダンス、Spotifyなどの音楽サブスクでは味わえないstrongboiを目と耳で楽しめる。時々目が合うAliceが可愛い。
アコースティック、エレクトリック、ジャズミュージシャン達とセッションした経験を持ち、新しいものにも意欲的である彼女の積極さがこれからのstrongboiにどのようなスパイスとなって現れるのか、この長い旅を彼らと共に歩んでいきたい。
5. deca joins「浴室(2019 Reprise)」「海浪」
deca joins(デカ・ジョインズ)。台湾・台北市を拠点に活動するシティ系インディーロックバンド。日本に限らず中国や韓国でも絶大な人気を誇る。
中でも"浴室(2019 Reprise)"は2017年にリリースされている"浴室"のリプライズでゴージャスな印象に。湿ったギターからも感じ取れるように歌詞はなんとも物憂げ。
"Go Slow"に収録されている海浪、日本語でいう「波」。後半、歌詞は繰り返したままだが、音の強弱で情景の変化が容易く想像できる。ゆるやかに荒波へと変貌し、そこから突然に静まる波。気持ちの浮き沈みをそのまま音にしたような楽曲。このアルバム、夢から覚めないままが幸せ、とでもいうかのように子守唄のように囁く歌声とのびやかなメロディーのまま終盤へと向かっていく。音自体は明るいようにも思うが、おとぎ話ようにひっそりとした不気味さも感じさせる。
最近では、落日飛車を始め、馬念先や9m88など台湾出身のアーティストが日本でも多く活躍しており、9m88は日本のアーティストであるAAAMYYY、D.A.N.、STUTS、Tempalay、TENDREなどと数多くの日本人アーティストと共演している。台湾アーティストに目が離せない。
最後に
気になる音楽はありましたか?今回は、アメリカやドイツ、台湾のアーティストをご紹介しました!今、私はタイやフィリピンなど東南アジアのメロウな音楽に注目しています!サブスクが普及して本当に音楽が見つけやすいですね。またそれもいつかの機会にご紹介できればいいなと思っています💭皆さんがひっそりと追っているアーティストも教えてください!それでは🙌🏻
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