飯田マサユキ

エンタテインメント企業を定年退職後、自由人となり年金生活に突入。サラリーマン生活や自由…

飯田マサユキ

エンタテインメント企業を定年退職後、自由人となり年金生活に突入。サラリーマン生活や自由人生活で得た「自分の居場所の見つけ方」を「ビープレイス・ナビゲーター」(場所探しの案内人)として活動。「ビープレイス」( Be Place )とは、「そこが場所になる」という意味の造語です。

マガジン

  • Be Place そこが場所になる

    シニア世代を中心にした自分の居場所探し、そこが場所になる~Be Place~をテーマにあれこれと徒然なるままに日々是好日の足跡を記します。

最近の記事

Be Place 歳時記があるじゃないか

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、らしい ●居場所探しの路頭に迷ったときは  定年退職もしくはリタイアしたシニアの日常生活では個人の差はあっても、有り余る時間や思いのほか手持無沙汰で身の置き所に困ってしまうということが往々にしてあります。多少なりとも趣味があるとかアルバイトやボランティアのようにどこかへ行く用件があっても、ましてやひとまずゆっくりしよう、それからいろいろ考えようなんて悠長に構えていたひとなどは思いのほか早く「さて、どうしたものか」と不安な気持ちが頭をよぎり

    • Be Place 唱えろ シニアの呪文

      漂うシニア、明日はどっちだ? ●いろいろご意見あるでしょうが  やっと辿りつた定年退職、まずはこれから第二の人生をどうしたものかゆっくり考えようと思う人、会社も仕事も一線は退いたもののまだまだ生活事情もありそのまま働いているけれど、どうもしっくりこない気持ちで日々を過ごす人。そんな心の隙間に「シニア」というキーワードで有象無象の実話や多くの情報アドバイスが忍び寄ってきます。  人はもともとそれぞれ「十人十色」、性格はもとより生活環境も背負った条件も違いますからひとくくりにで

      • Be Place 漂うシニアの一日

        頑張るな、ただ漂うだけでいい ●無為無策ですが…何か? 取り立ててやるべきこともなければやりたいこともない。自由といえば聞こえは良いが、何もなさすぎるというのもどうかと思う今日この頃。じゃあ、趣味はなんですか?と聞かれたら何と答えようかと考えたりしたら、まったく思いつかないどころかあらためて人としての幅の無さを余計に実感して気分が重くなる。本来、趣味なんてものは考えて始めるものじゃないだろうと居直ってみたもののやっぱりそれはそれで虚しいひとりごとか。それでも明日はやってくる

        • Be Place シニアのネットウォーキング

          社会とつながる指先探訪 ●下手の考え休むに似たり  リタイアしたシニアの居場所探しはなかなかうまくいかない。出かけて行けるような場所はもちろん、いわゆる心の拠り所とか気持ちの置き所なんかはもっとみつけられない。今までは必要に迫られて否応なくアクションしてきた日々そのものがリアルな居場所だったりしたのかもしれません。呪縛から解き放たれた反動でしょうか、漠然としながら無から有を生む苦しさとはこういうことなのかと気が付いて気力が萎えてしまうことも。  識者によれば自由人になってか

        Be Place 歳時記があるじゃないか

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        • Be Place そこが場所になる
          12本

        記事

          Be Place いつでも返せるオフィス

          主客転倒でもいいじゃないか ●レンタルオフィス  会社を退職した居場所探しのシニア世代にとって最初に抱える課題のひとつに、定期的に出かけられる場所は必要なのかということがあります。しばらくは家でゆっくりしようと目論んでいたのに思いのほか早く家庭内で居心地の悪さを実感しはじめたり、そうでなくても自分が思っていた以上にやることのない日常を持て余し始めたりしますね。とにかく外に出ればなんとかなるものではなさそうですし、もともと目的がなければどこに行けばよいのか見当もつきません。

          Be Place いつでも返せるオフィス

          Be Place そうだ、晴耕雨読

          そんなことも、ひとつの「Be Place」居場所になる ●晴耕雨読を真似てみる 「よく晴れた日には田畑を耕して汗を流し、雨が降る日には家の中で読書をして教養を深める」。この晴耕雨読という言葉から連想されるのは必要以上に裕福でなくとも安定した生活の基盤があり、達観した精神を保ちながら静かにそして悠々自適な日々を過ごす、そこには自由と気高い気品すら漂っているような日常でしょうか。  定年退職したシニア世代のやってみたいことのひとつとして必ずエントリーされるライフスタイルですね。

          Be Place そうだ、晴耕雨読

          Be Place 神社仏閣馴染んでシニア

          知新なくとも温故で過ごす ●違和感のない聖地へ 「温故知新」とは故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知るという意味ですが、まあ、今更そんなに気負って孔子の教えに学ばなくても、シニアにとってはいままで見過ごしてきたものや場所などに触れて「ほほう、そういうことでしたか」と納得するだけで充分です。できれば、そこで知り得た由来や知識をこれ見よがしに頼まれもしないのに吹き散らしたりしなければ、とても穏やかで目指すべきナイスシニアとして好感が持たれますし、世の中にとっても世代の在り方と

          Be Place 神社仏閣馴染んでシニア

          Be Place 役職定年になったら

          「役職定年」がやってきた ● それこそ余計なお世話ですが  役職定年、いわゆる「役定」は会社勤めをしている五十歳代中頃から始まります。それまで役職者として働いてきた人が「まあ、そろそろ後進の若手に席を空けてもらえませんか」と肩を叩かれるのですが、具体的に部下がいて管理監督の責務を負ってきた人と年齢や実績などを考慮して役職待遇だった人、そのどちらであっても「役定」となれば肩書の名称こそ会社ごとに違いがありますが業務の最前線からは一歩退くことになります。  長年勤めてきた会社組

          Be Place 役職定年になったら

          Be Place 平日の朝に目覚める

          一日の計は朝にあり ●オンとオフは都合よく切り替える  会社員生活を終えた後の最大のメリットは何か?、いくつかあるなかでも平日が自由になるというのが大きいと思いますね。職種や業種にもよりますがほとんどの人が平日勤務で週末が休みというシフトではないでしょうか。交通機関や道路の込み具合で考えても明白です。  では、平日の何が良いのか、それはあきらかに様々な施設の利用場面におけるコストパフォーマンスでしょう。ちょっと限られた趣味の領域になりますがゴルフをされる方は膝を打ちます。同

          Be Place 平日の朝に目覚める

          Be Place されど公共施設

          公共施設三段活用 ●今更ながらそのメリット  「図書館」に代表される公共施設の最大のメリットは利用が基本的に「無料」だということです。運営は業務委託された専門会社だったりしますが自治体が地域住民の福利厚生を利用目的としているので大手を振って利用できます。  住んでいる地域によって規模や利用方法の細目に違いはありますが営利目的ではないので考えようによっては冷暖房完備の空間利用として最適な施設のひとつですね。開館時間も9時頃から夕方までで、土日も開館していることが多いのでこの場

          Be Place されど公共施設

          Be Place シニアの居場所探しは遊牧民

          屁は付かない理屈を考えてみた ● ビープレイスとは?  「~Be Place~、そこが場所になる」という意味です。よく「中高年の男性には居場所がない」といわれますが、役職定年後の会社の中での疎外感やリタイア後に家庭内で感じる居心地の悪さなどを総称して指摘されるときの決まり文句ですね。まあ、これまで長く築いてきた生活のルーティーンから外れるわけですからそれも仕方のない一面だったりしますが、別に悪いことをしているわけではないのだから、ネガティブにならずやっと手に入れた時間や選択

          Be Place シニアの居場所探しは遊牧民

          Be Place 事始め シニアの居場所は何処にある?

          まあ、余計なお世話かもしれませんが・・・。 ひどい言われようである。中高年、それも定年退職者を想定したその生活実態はまるで社会問題化しているかのようなネガティブな報告や情報であふれている。  定年退職年齢を六十歳とする企業が多いためか五十歳代の人たちが目にするメディアや読者となる書籍の多くは、定年を無事に迎えるためのノウハウや心構えといったテーマをよく取り上げるが、年金や社会保険関連、資産管理など具体的に役立つことも多いとはいえ、必ず指摘されるのがライフスタイルにおける居場所

          Be Place 事始め シニアの居場所は何処にある?