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Be Place 平日の朝に目覚める

一日の計は朝にあり

●オンとオフは都合よく切り替える
 会社員生活を終えた後の最大のメリットは何か?、いくつかあるなかでも平日が自由になるというのが大きいと思いますね。職種や業種にもよりますがほとんどの人が平日勤務で週末が休みというシフトではないでしょうか。交通機関や道路の込み具合で考えても明白です。
 では、平日の何が良いのか、それはあきらかに様々な施設の利用場面におけるコストパフォーマンスでしょう。ちょっと限られた趣味の領域になりますがゴルフをされる方は膝を打ちます。同じゴルフ場でのプレイフィはコース、インフラ、スッタフ、風景すべて同じなのに週末は平日の1.5倍から2倍にもなりますし、おまけに高速道路は決まって渋滞なので退職したあとのゴルファ仲間から週末のお誘いなどありません。誘っても来ないでしょう(笑)
 飲食店でも同じことが言えます。多くの店舗で平日限定ランチやハッピーアワーといったキャンペーンはよく見かける光景で、みなさんも会社員時代に職場の近くでよく利用されていたのではないかと思います。退職後はエリア拡大です、そう、提供されるオンとオフのメリットに自分が利用できるオンとオフの稼働スイッチを都合よく切り替えましょう。

●宝の持ち腐れ
 ところが、意外にも上手く活用できていない人が多いのですがそれはなぜか? 以前は職場近くの喫茶店やレストランのランチとか、訪問先の近くにあるファミレスチェーンをよく利用していたのに、自宅周辺だと雰囲気の良いお店は「ママ友」ランチや「主婦目線」になりがちでどうも敬遠してしまう、チェーン店は過去さんざん行ったのでいまさらなぁといったところでしょうか。
 たぶん、初動のところできっかけがなく躊躇したままイメージもいまひとつだったりするので、平日のシニア遊牧民たる最大のメリットが生かし切れていないような気がします。まあ、人それぞれですが少し居直ってしまえば意外にも家のすぐそばで静かな喫茶店の昭和風ナポリタンを発見したり、居酒屋のランチ焼魚定食で夜の店内様子がマーケティングできたりするのですが、遊牧民にもタイミングや向き不向きもありますからね。

●平日午前のノマドモーニング
 実は平日稼働の遊牧民にとって最大のメリットはランチやイブニングではなくてモーニングにあります。お得ランチは会社員時代でも経験済み、ファミレスチェーンはもう目新しくないと感じたりしている人が多いと思いますがモーニングサービスは穴場領域です。
 食事がメインになる定食チェーンなどが展開する朝食セットも十一時までの提供が主流なのでこれもシニア遊牧民の回遊にはお勧めなのですが、わがままなシニアのニーズに柔軟に応えられるのがカフェ&レストランのモーニングサービスです。平日の朝、10時~11時なんてそれまではまったくのビジネスタイムだったでしょうから、そこが狙い目。
 老舗カフェが気に入ればそのまま居場所にもなりますが、そうでなくとも有名どころカフェチェーンで十分です。お気に入りのモーニングを求めてノマドモーニングの旅へ。

●俺のモーニング
 おおむね静かでゆったり過ごせます。好みの時間にもよりますが遅めの入店であれば適度なブランチになりその日の午後を有効に使えます。立地によっては街中の店舗などお昼近くから近所の学生や会社員が訪れてきて、たまにその会話や喧騒に身をゆだねてみるのも社会の空気に触れるルーティーンのひとつだとポジティブにとらえればある意味適度なリハビリですね。
 まあ、そんなに多くを求めず気楽に自分に合いそうなお店のモーニングを見つけるのがベストですが、それ自体が居場所探しにならなくてもシニアの平日稼働最大特権の旅に出かけてみませんか。

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