社交不安障害に関する2冊の本を読んだ
人見知りが行き過ぎて、ちょっとした知り合い、顔見知りの人を恐怖している自分がいます。
例えば最近の例だと、通りすがりに知り合いが来ると、見ないふりをしてしまったり。
挨拶や会釈もできない自分に自己嫌悪に陥ったりしていました。
ああ、やっぱり自分は社交不安障害(社交不安症)なのだな…
と改めて思い、本を2冊読んでみたので紹介します。
1冊目:自分で治す「社交不安症」
こちらはKindle Unlimited読み放題対象に入っていたので(わたしは月額980円で会員になっています)気軽に読むことができました。
「自分で治す」という文言にあるように、セルフケア・セルフヘルプができるワークがたくさん掲載されています。
以前、この本に掲載されている自己診断テストをやったときには「重度の社交不安症」と判定され、愕然としたものですが、まあ今思えば妥当な結果だと思えます。
この本は「認知行動療法」をベースに書かれています。
医師と当事者の会話形式となっており、ライトに読めるのが良い点だと思います。
反面、「スキーマワーク」のような、「思い込み・信念を変える」ワークにまで踏み込んでいて、ライトに見せて実際はヘビーな内容だとも思いました。
なので実践にあたっては、類書を当たった方が良いかな〜と感じました。
スキーマ療法については、伊藤絵美先生の本が詳しいです。
が、これらの本を読んで自分一人でやるのも結構ヘビーです(一応2冊ともワークをやりました)
信頼できる治療者といっしょにやるのが良いのではないかと思います。
1冊目感想
入門書だけど、これだけをうのみにして実践するのはちょっとリスキーかも。
2冊目:対人関係療法でなおす 社交不安障害
こちらは、1冊目が「認知行動療法」にフィーチャーしているのに対し、「対人関係療法」にクローズアップした本です。
ちなみに水島広子先生の「対人関係療法」シリーズは双極性障害の本も出ており、我が家の本棚にもあります。
本書において印象的だったのは、「社交不安障害は病気」と強調されていたことです。
性格・人格の問題とみなされがちだけれど、病気であり、治療が必要で、治療すれば治る。安心感を得られる記述でした。
「対人関係療法」とは、
現在進行中の重要な対人関係と病気の症状との関連に焦点を当てて治療をしていく期間限定の精神療法です。
とのこと。
国際的には認知行動療法と並んでメジャーな治療法なのだそう。
「対人関係療法」についても、理解ある併走者としての治療者の存在が不可欠そうだと思いました。
2冊目感想
対人関係療法を試行してみたい。もう一度よく読み返して、何からできるか考える
これからどうするか
これら、社交不安障害(社交不安症)に関する2冊の本を読んでみました。
これからもしかしたら転居するかもしれなくて、人間関係を刷新するチャンス、と思っているところです。
本に書いてある内容をよく咀嚼・解釈・理解して実践していきたいと思います。