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夫がわたしの精神障害を受容してくれていること
唐突だけれど、今日はわたしの夫(以下「彼」)の話をします。
彼はわたしにとって非常に稀有な存在で、彼より先に逝きたいと(きしねんてきな意味ではなく)心底思っています。
彼は、わたしのことを障害者扱いしません。
でも、わたしに精神障害があることを受容しています。
自分でも上記表現は矛盾しているな、と思います。。
なのでもう少し具体的な例を出します。
・今まで長年クローズ就労を許容してくれていた
→今はわたしが「はたらかない自分」を受容できたのではたらかずに暮らしています。そのことにも彼には深く感謝しています
・好きなことをやりたいようにさせてくれていた
・寝込んでいても、「そういうものだ」と言ってくれる(そして彼自身も寝る)
などなど。
結婚して数年は、
逆に「このひとアスペルガーなんじゃないか」
と思っていました。
「なんでわたしのことを障害者扱いしないんだろう」
それが空気読めない?マイペースだと感じていたのか。
わたしのPMDD(月経前不快気分障害)の症状が顕著な頃は特に、イライラがつのり暴れることもしばしば。だって、暴れたりモノに当たったり自分を傷つけるふりをしてみないと、わたしが怒っていることに気づかなかったのだもの。彼は。
こどもたちが保育園に通っていたうちはそれはもうわたしは不安定で、今考えれば彼にもこどもたちにも申し訳なかった。
いかん、わたしの話になってしまった。
彼の話に戻ります。
彼はわたしに何を求めているんだろう、とずっと思っていました。
なにもできない、仕事も家事もやりたかったなにかもすべて中途半端に放り出してしまう、こんなわたしに。
そうしていくうちにこどもたちが小学生になり、義実家に預けられるようになって、ふたりきりで過ごせる夜が来ました。
家で、時間をかけてふたりで話しました。そうしているうちに、わたしについての話になり、彼は言いました。
「えつこには仕事も家事も求めていない」
そうだったんだ、彼は
「純粋に、ありのままのわたしのことを認めているんだ」
と気づかされたのです。
「ありのままのわたし」をわたし自身が受容できていなかったので、このことを感謝するようになったのはわりと最近のことです。ただ、わたしの決断ややってしまったことなどをすべて受け入れ、未来へ進んでくれるのは本当にありがたいことだと思っています。