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音楽家の旅行記 仙台編 -Part2 昼食〜買い物〜夕食作り-


昼食

大本命の牛タン屋さんは残念ながら間に合いそうになく、通し営業でやっている牛タン屋さんを発見したのでそちらに向かうことにした。仙台駅を降りてえっちらおっちら雨の中20分ほど歩く。杜の都と呼ばれるだけあって仙台は並木がたくさん植わっている。市街地の中ではやや人工感があるものの都会で緑を感じられるのはありがたい。
人気店ではあるもののもう2時を過ぎていることもあって空いている。牛たん定食を注文すると爆速で運ばれてきた。

牛たん定食

まずは牛テールスープを一口。化学調味料を使っていない自然な優しい味がする。あっさりめで透明感はあるが牛のパンチが効いた美味しいスープだ。次に牛タンをぱくり。まずは炭の匂いと風味がドンと香る。炭火焼は好きだ。炭火焼というだけでより美味しくなった気分になれる。タンは厚めだが切れ込みがうまい具合に入っているおかげでムニュッとしながらサクサク切れる独特な歯応えだ。味付けは塩のみでたんの味がダイレクトに伝わってくる。炭の香りと香ばしさがあとから追いかけてくるのがたまらない。そんなタンが押し麦飯と合う。炭の香りが勁い分風味豊かな麦飯のほうが白米以上に合うのかもしれない。タンを噛みしめ完食し、店を出る。

杜の市場

この後どこに行くか事前にだいぶ迷った香り何しろ天候はよろしくないしお昼ももう遅い。あまり観光するのには適さない状況だ。かといってそのまま宿に行くには時間がありすぎる。そこで向かった先杜の市場だ。仙台の中心から離れ駅を降りてまずは近くのスーパーでパックのご飯と1人前の生フィットチーネ、生クリームににんにくと日本酒を買う。さらに20分歩く。仙台は主要な施設や観光場所が駅から少し離れているのか、この旅はよく歩いた。

杜の市場

そして着いた杜の市場。ここでのお目当てはミョウバン不使用の女川金華山の生ウニだ。

生ウニ

氷入りの袋をもらいホックホクの気分で購入。また20分の道のりを歩き駅から地下鉄移動、駅を降りさらに20分歩いてようやく宿にたどり着いた。

宿

今回の宿は今まで経験した日本の宿としてはかなり特殊だ。まず、かなりでかい。聞いたところ元々学生寮だったところが改良されて今に至るそうだ。もう長らく、本人と宿主曰く住んでいるというゲストまでいるし、その上猫が2匹いた。

宿の猫1匹目

どちらも非常に人懐っこくスリスリ寄ってくる。猫好きだが家にはいない身としては嬉しい限りである。さらにこの日は外国人のゲストも結構いる。中には仙台で開催されるポケモンGOイベントのために来たという人も。仙台で世界的なイベントが行われるとのこと。
そして始まったゲーム大会。ゲーム機が持ち込まれていてすごーく久々にゲームをすることに。

スマブラ!

大乱闘スマッシュブラザーズのSwitchだ。実はSwitch触れるのは今回が初めてでありテレビにも繋がるし携帯ゲームとして持ち運べることは知っていたがその携帯ゲームからさらにコントローラーを複数取り出しプレイができることに衝撃を受ける。さらには全然知らないキャラクターやアイテムが増えまくっていて子供の頃はさんざんゲームをしていたがもうすっかり年をとってしまったことを痛感。
そんな年をとった大人が初対面で様々な世代と国籍を持つ人たちとキャッキャキャッキャはしゃぎながら相手キャラをふっ飛ばす。久々に童心に帰って遊びたいとなんとなく思っていたことがまさかの形で実現し出会いとこの時間に感謝である。

自炊タイム〜イントロダクション

ひとしきり遊んだあとは待ちに待ったウニを使った自炊タイム。今日のメニューはウニのクリームパスタとウニ丼である。野菜はにんにくのみ。旅先で偏った食生活は御愛嬌だ。

次回、料理実践編へと続く。

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