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読書日記 【数値化の鬼】

こんばんは。昨日『数値化の鬼』という本を読み終わった。この本の著者の安藤広大さんは識学というマザーズ市場で上場している会社の社長さんだ。

私は仕事で経験を重ねていく中で、上司や社内の顧客に対して数字をなるべく使って説明する様になっていった。しかし、その事が大事なのは体感で解っていたが、その理由はぼんやりとしか理解していなかった。

だが、この本の中でその理由が理路整然とわかりやすく説明されていて、読んだ後気分がすっきりした。私達が数字を使うのは、人と人の間の誤解や錯覚を無くす為なのだ。

例えば、私が「沢山歩いた」と言った時、私にとっての沢山は20キロかもしれないし、5キロかもしれない。同じ様に、私の話を聞いていた人は、1キロだと思うかもしれないし30キロだと思うかもしれない。人によって、沢山と言う概念はバラバラだからだ。

同じ様に、仕事の説明する時でも、「凄く頑張りました」なんて言ったら曖昧過ぎて、理解も評価もしてもらえない。その頑張りの中身は何を何回行ったのか、それを行った事でどれだけ会社の費用や将来の作業時間が減ったのか、又は利益が増えたか、実際のお金が発生しないならば顧客に何回感謝のメールをもらったかなど、何でも数字で説明しないと、仕事の出来ない人だと思われてしまうだろう。

この本の中には、数字を使って行動を増やして自分を育てていく事、数字で人を導いて、管理をしていく事、感情では無く数字で人を評価する事、サボったり失敗を避けて怠ける理由に数字を使わない事、など、特に社会人の方にとって早く知っているか知らないかでキャリアに差がついてくるコンセプトが紹介されている。

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