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【映画】私の心を救ったヒューマンコメディー 「ビッグ・リボウスキ」

 私は映画が好きだ。なぜなら、手軽に現実逃避できるからだ。学校の卒業文集にも好きな映画タイトルを書いた記憶があるw

小学校の頃から金曜ロードショーを楽しみにしていた。インディージョーンズ、バックトゥーザフューチャー、、挙げればキリがないが、自分が知らないワクワクする世界に魅せられていたのだろう(誰?w)。

今回タイトルとする映画は「ビッグ・リボウスキ」、有名なコーエン兄弟監督の映画で、主人公は写真左のデュード(ジェフ・ブリッジス)で、もう一つ好きな映画「トゥルー・グリッド」でも登場しているナイスガイ。

ここから先は若干ネタバレの可能性ありますので注意⚠️

一見だらしない中年だがカッコいい

 冒頭デュードはボサボサの髪でスーパーでミルクを買っている。服も部屋着のような恰好だが、どこかカッコいい。

家に帰ると見知らぬ暴漢がいきなり、お前の女房が借りた金返せと、デュードの頭をトイレの便器に突っ込んで、さらにお気に入りの絨毯にションベンかけて消えていきました。。

(ちなみに、デュードは独身で心当たりも全くありません)

デュードはボウリング仲間のウォルター(写真右)に、おれの絨毯はしょんべんまみれだ、と相談したところ、近くに住むデュードと同じファーストネームのリボウスキという大富豪が絡んでる可能性があると指摘。

そこへ向かって、リボウスキ氏にじゅうたん弁償しろと抗議すると、若妻のバニーがやったことだ、わたしは知らんと掛け合ってくれません。

しかし翌日、リボウスキ氏から妻バニーが誘拐されたから、身代金の入ったバッグを犯人に渡し、妻を救ってくれとの依頼がありデュードは引き受けた。

ウォルターとともに身代金受渡現場へと向かうが、途中ウォルターがこれも妻バニーがまたお金に困って自作自演した狂言だと言い、デュードはそんな訳ないから素直に身代金を渡せと返しますが、ウォルターは納得しません。

ウォルターは身代金の代わりに自分の洗ってないパンツなどをバッグに詰め替え、受渡場所の橋の下に「これでもくらいやがれ!」と投げ入れ、犯人たちはそのバッグを持ち去ったのでした。。

デュードはやっちまったと嘆いていたが、ウォルターは「さぁ、気を取り直してボーリングだ」といつもの日常に戻そうとしますw

これはボーリングの試合で相手が反則したから
0点にしろと銃を向けるウォルターw

そんなこんなでトラブルとウォルターたちの無茶な対応は続きますが、元をたどれば、ただじゅうたんを汚されたものを弁償させたかっただけ。

やられたら絶対やり返すウォルターと、のらりくらりやり過ごそうとするデュード、それと写真真ん中のドニー(ドニーが何かしゃべりだすと、すぐウォルターがドニー黙ってろと言うw)。

ずっとボーリングをして過ごす中での日常のくだらない笑える会話、仲間として助けようとする心。

 この映画は私に肩肘張って生きなくてもいいじゃないか、日常の仲間と笑い合える瞬間などが一番大事と教えてくれました。

ウォルターはことあるごとに例えにベトナム戦争を持ち出します。乱暴な振る舞いをしますが、本当は最も平和を望んでいるのかもしれません。

この映画には世界が詰まっています。今も戦争が続く世の中ですが、だからこそ当たり前の日常を大事に考えたいものです。


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