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親ってなんだ?子は親の心を実演する名優である

母親にしてもらって22年
親になって初めて
親のありがたみがわかったのが
22年前でした

それはある意味、すごい衝撃やったと思うんですが

それが最近・・・

それに次ぐ位の
大きな衝撃が一つ、やってきました!!

それは・・・

長女に言われた

「お母さん、もう私の心配はいいから
もういい加減、自分の心配して!

マジで、私もマミーの
うちに対するこういうのが

うちは逆に
マミーに心配やわ。

もう、自分のやりたいことやってくれていいから!」

でした

はーーーー??
私は元々好きにやってるし!

あんたに心配されるほど・・・
ていうか、
あんたがじゃあ、もう
親(自分)を心配させるような言動をやめてよね!

その時はそう思ったんですね。正直。

ところが、これ、じわりじわりときて・・・

やっぱりね
知らず知らずのうちに
「親」という立場が
22年も続いていたうちに

癖というか

ああしたほうがいいんじゃないの?
それ間違ってるって!

・・・という

親としての
「教えてあげなきゃいかん」といったような
当たり前の指導?
からの

今となってはすでに
子供にとっては
『要らんアドバイス』・・・になっていたのです

つまり
知らないうちに
こちらは子供に対しての
「言い癖」がついてきてしまっており

一方で、
子供は子供なりに
すでに世の中からも色々学んでおり、感じており・・・

そうそう・・・

こちらから見るとまだまだ
荒削りで
言いたくなることばかりであっても

もう、十分歩んでいたんです、自分の道を!

これ以上は逆に

親の勝手であり

子供には迷惑千万

それだけ時が流れていたってことですね〜

マジで、これからは
自分の心配します(笑)

本当の意味で
自分と向き合い、やりたいことやった!と
ここからは言える
自分のかけがえのない人生にする

自分との対話の残りの人生にする

最近、いろんなことに
気がつきます

人のことはよくわかる

でもそれって
人を見て
自分への学びなんやと思うんです

昨夜は
夫がいきなり
私の見てないところで・・・

・長女に諭した←夫目線
・一方的に叱ってきた←長女目線

ようなんです

長女が
夜、コンビニに買い物に行くといったので
夫に後ろから
(安全のために)ついていってやってほしいと
私は言っただけなんですが・・・・(苦笑)

ここぞとばかりに
今、こいつに自分が教えてやらないと、と
夫は思ったみたいです
親父風、急に吹かしちゃったのネ〜
(わかりますよ、つい先日の私だから!苦笑)

でも、娘には
当然響くはずもなく
むしろ逆上・・

家に着くなり
叫びながらこっちにきて
大粒の涙をポロポロしながら
大興奮でわめき散らしてきました

長女「じゃあ、さあ、言うけど・・・!!」

夫「そうやって、あんたはいつも人の話を素直に聞かずに、言い訳してくるでしょ、じゃあ、とか、でも、とか、だって、とか・・・
そもそも謙虚さが足りんっ!」

長女「私は親の前でも恥ずかしくない生き方をしているつもり!
いくらでも都会で誘惑はあるし、そっちに流れることもできた
でもこうして実家に帰ってる
それなのに、そうやって言われて・・・もう顔も見たくない!!
初めて思った、もう心の底から嫌いやわーーーーーーーー!!!!」


私の心の声
「あちゃー・・・・・」




先日友人が言ったんです

「子は親の鏡って言うけど
子を見たら親がわかるって言うよね。

だから子供のやってることって
自分が今までやってきたことなんだよね」

まさに、その通りだわ・・・

私は夫にこそ、謙虚さが足りない、って思うことあるし(ごめん)
長女を見ていて
あー自分みたいやなあ、って思いましたし
ああやって、盾ついて
そうね、確かに自分を棚にあげてるなあ・・(苦笑)

夫はもしかしたら
私に言えない分(ごめん)娘には
父親って立場をもって
必死に娘に説いたのかもしれないですね

目の前の出来事は
全部、教えのように・・・思えました


子は親の心を実演する名優である

そう思うともう、笑いを堪えるのが必死でした(ごめん)

夫が昔、20代の頃
結婚する前に起きたという
夫の家庭での出来事
昔々に夫から聞いたそれを
私はすぐに思い出しました


俺が正しい!そう思った夫は
父親に腹が立ち、
理解ができない父親の行動に
喧嘩になって
上になった腕力で
つい殴ってしまった

そこにお母さんが入ってきたら
その時、母親は
自分が間違ってると思う父親の側について

どう考えても俺の方が正しいのに!なんで?

母親は間違ってる父親の肩をもち
「もう、やめて」と俺に泣いてすがった・・・・

そんな場面でした


その時の「お義母さんの立場」が
今夜は「私」になるわけだけど
それ、あなた理解しているか??

後から夫に言ってしまいました

あの時のあなたが
今の娘

娘の正義とは
あなたの正義とは違っているのだ

でもこれ、あの時のあなたは
愛されたかったでしょ?

わかってほしかった
認めて欲しかった

きっと長女も寂しいんや

東京で
肩に風切って頑張ってるのよ

みんな頑張ってる

みんな愛されたい

そして
親はもちろん子供を愛しているから
主人も娘につい言ってしまった

私もそう

でも、もうね、

子供の価値観で、
子供の今の時代観で
彼女たちは頑張っているし

私たちはもう
見守るだけでいいのだ

むしろ、自分の心配(笑)

そもそも今それを言って
子供が聞く耳を持つか?っていうね
そっちの心配をしておいた方がいい

ここぞというときに
頼りになるなあって存在になっておけるように
成長しておくべき

あちらが見て
そう思えるような存在になっておくべきなのだ

それはどんなかというと
親である私らが
子供に教えたいこと

例えば
「感謝がある」
「謙虚である」

そんな存在に

自分が言うんじゃなくて

そう世間からも
自然と思われるような存在に
(自分が)親の方が
地道に成長しておく
ということなんじゃないかと・・・

子供だっていつかは気がつく・・・(と信じたいね)
それは今じゃない

うちらが死んだ後かもしれない
でも、いいじゃん、それでも。

「今、親である自分が言っておかないと・・」
わかるけど
もう、18歳までにじゅうぶん言ってきたって。

今も言いたい
それって、自分が言っておきたいだけ、
それじゃ親の自己満足やん

あちらが聞く耳持ってる状況じゃないのに
それでは反発を招くだけ

それはうちら親が
自分らしく
自分でそういう生き方をしていて

それが周りから見ても
誰が見ても

「そうだったよな、あの人」ってなって・・・

それを回り回って
子供たちが知った時なのであるよ



もう、知らず知らずに
長い年月をかけて
そうなっていたんだよ、呪縛なんだって。

子への執着から離れよう!

22歳、
子供の方がある意味
逞しくもう生きてるんやから。

「自分は大丈夫か?」って確認しながら
我々こそ、謙虚に行かな、って

私への学びでした



何か知るたびに
経験するたびに

よくこう言う時に
私はここ20年・・・そうよ22年間
母親に電話をしていました

完全自分都合ですよね
かけたい時にかけて
聞いてもらう電話ね

自分が話したい時、言いたい時
自分の立ち位置を確認したい時です

母はいつも電話口で
聞いてくれて

「そうかあ、あんたえらいなあ」
「そうやなあ、あんたの言う通りやなあ」

そう言って
よく、認めてくれたんですね

だから私はまた頑張ろうと思えた。

まさに、あれね。あれを目指しますわ。

昔は教育ママゴンで
めちゃ厳しくて
一方的にヒスティックに
よく怒られてきた子供の頃の記憶でしたが
その母が
私が22年前に出産してからかな?
急に立場を「逆」にしてきたんです

まだまだ当時の私は
新米の母

親から見て、おかしいなあと言うことも
あったとは思うんですが

なんでもとにかく
認めてくれるようになったんですね


晩年、母は
当時のヒスティックやった時の時代の話を

「子供に対してアタっとったんやろなあ。
結婚生活が自分の思っていたのと違って
自分はこんな人生のはずじゃなかったのに、って
お父さん(夫)に対して腹が立ってて

それで、
あんたらに(子供)あたっとったんやろなあ。
余裕がなかったんさなあ」


え?
私の教育に厳しかったのは
単に、当たってただけ?そんな理由???

って
昨年聞いた時は
びっくりしたけど

おかげで私は
幼少期は厳しく躾けてもらって
その後は
認めてくれる母親になってくれて

めちゃくちゃ感謝している・・・・

これも
こういうことも
感謝できるのは

実践してくれた母親のおかげであり
名優であった娘のおかげであり

さらに
夫のおかげやなあと(笑)
私の目の前でこれまた
名脇役として
演者になってくれた夫(笑)

死して
こうしてじわりじわりと
私の中に気づきをもたらしていく
母親の偉大さに
正月早々やられますわー!!!!!

マジでこれからは
自分の心配、しマスヨ!(笑)


追伸:
写真は
昨日伺った親戚の
私の従兄弟にあたるおばさまの家で
おばさまが
「持ってく?」と言って渡してくれた
1枚のポラロイド写真

おばさんの結婚式での1枚
私、小2。

それこそ
いつも母親に怒られてばっかりで
「いい子」だった私。

ポラロイドって、すごいね
今も色褪せてない!

おばさまは
孫にも優しい
すでに白髪の
すっかり
おばあちゃまになっておいででした

そりゃそうだよね、あたし
金髪のおばさん52歳やもん(笑)












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