コンサル業界での立ち位置は?|CFO「領域」の考え方
こんにちは、エスネットワークス人事担当です。エスネットワークスがよく伝えているキーワードの1つに「CFO領域」という言葉があります。『「CFO」はよく聞くけど、「CFO領域」ってなんだろう?』と思っていらっしゃる方がいらっしゃるのではと思い、今回の記事を作成させていただきました。
エスネットワークスが考える「CFO領域」の説明を成り立ちや考えを踏まえた内容を中心に、実際のコンサル業界でのエスネットワークスの立ち位置についてもご紹介させていただきます。
|エスネットワークスの成り立ち
1999年に監査法人出身の会計士2名によって創業された会社です。監査法人での仕事を通じて、経営者を本当の意味で支援するためにはアドバイスだけでは不十分だと感じたことがきっかけとなり、エスネットワークスを創業しました。そのため創業以来、会計や財務領域がルーツとなりその強みを活かしてこれまで多数のプロジェクトを行って参りました。
そんな私たちが顧客と向き合うにあたって大切にしていることは、経営者の本当のパートナーとなることです。そのための手段として「実務実行型」のコンサルティングにこだわりを持ち、創業以来そのスタイルを貫いています。
ただし「経営者の本当のパートナー」になるために、私たちがクライアントに求めていることが1つだけあります。それは顧客が本気で「企業変革」を願っているかどうかです。
もし顧客自身が変わっていく意志を持てていない場合、私たちが行う支援はただの代行作業になってしまい、プロジェクト終了後は以前と変わらない姿に戻ってしまうことが想像されます。決して安くない費用を顧客からはいただくので、中長期的に顧客が成長し続けることができる支援を行うことが私たちの存在意義だと考え、そのようなパートナーシップを築いていきたいと考えています。
|「CFO領域」とは
先ほど「中長期的に顧客が成長し続けることができる支援」という表現をしました。日本での企業の生存率は起業後10年で約6.3%と言われています。(日経ビジネスWeb版より)そんな日本において「持続的な成長」を踏まえた経営戦略を練っていくことは、とても重要なことだと想像できます。この考えが「CFO領域」に繋がっていくのです。
「CFO」と言葉を直訳すると「最高財務責任者」に訳されるため、日本では会計や財務のプロ、経理の出身者がする仕事というイメージを持たれがちです。しかし本来、CFOが担う役割は単に数字を見るだけではなく、中長期的に成長するための「経営」と「事業」を含めた戦略を練っていくことが求められます。
そのため、例えばCEOが「新しい商品を開発したい!」といった場合、開発にかかる費用や収益の見込み、コストなどを総合的に踏まえて、アクセル/ブレーキを使い分ける必要があります。
このCFOによるアクセル/ブレーキの使い分けは新商品の開発に限ったことではなく、人事制度の改定による給与形態の変更や社内DX推進によるシステム導入など多岐に渡ります。したがって、CFOが必要な能力は会計や財務に絞らず、幅広い知見を持ったどちらかというとゼネラリストに近いCFOこそが、企業の持続的な成長を導く存在になれると考えています。
そんな考えの私たちは、業界内ではこのようなポジションにいると思っています。CFO領域を主軸にすることで、その他領域にもアプローチしやすいコミュニケーションが取れ、対応領域も自然と拡大しています。
ただ「専門家が不要」だと考えているわけではありません。先ほど記載した内容は、弊社のMISSIONである『経営者の支援と輩出を通じて、日本国経済に貢献する。』をオリジナリティをもって体現できる方法だと思い、今日も事業を行っています。
しかしながら経営者の支援をするためには、当然ながら高度な専門知識が必要になる場面が多く、特定の領域に強いスキルを持った人材も同様に必要だと思っています。ゼネラリストとスペシャリストがコラボレーションして生み出される力はとても強いため、良いバランスで双方が活躍できる環境作りを今後も取り組んでいきたいです。
いかがでしたでしょうか。『エスネットワークスの成り立ち』のパートで「顧客が本気で「企業変革」を願っているか」という話に触れましたが、実際の例として挙げられるのが先日、投稿したトライト社の事例です。
トライト社はこの数年で、経営体制の移行・組織基盤の強化・上場準備・・・と成長のための変革に立ち向かう日々を過ごされてきました。そんな企業のパートナーとして支援することができ、とても嬉しく感じますし、まさに私たちのやりたいことであり、実現したい世界に近付けていると感じたプロジェクトでした。
今後もこのように顧客との関係性を構築し、私たちの強みを活かした支援を継続していきます。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。また次回もご覧ください。