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19.「遅れ」×「遅れ」が生み出す世界

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自分が生み出す遅れを支配するようになると、物事の不整合がどんどんなくなっていきます。

何がどのくらい遅れるのかを把握しているのだから、物事の作りがどのようになるかわかるからです。

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ということでもあります。

ところが、
この不確定要素が大きい未来はなかなか厄介で、

自分の力として、どのような遅れがあるかをつかんでいると、未来を作る確率は飛躍的に上がるのだけど、

現実は内側の世界(自分)と外側の世界(相手その他)のマッチングで決まるので

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とたちまち物事が複雑になっていきます。
未来を適切に作り出すことができなくなってきます。

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例えば誰かと一緒に、初めて仕事をするとき
(今回は、コラボセミナーの事例を取り上げる)
互いにどのくらいの遅れがあるか把握をしていたとしても

もし何かのトークを僕が行って、それに対して遅れて相手が合いの手を打つ場合と、相手がトークを行って、その遅れに僕が解説を加える場合では、

セミナー自体の流れが全く違うものになってしまう・・・・
という特徴があります。

つまり、

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ということです。

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そもそも、そうやって決まる

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を目標設定とかビジョンで作ろうとするのは全くムダで、
現実的な未来を作るためには、必ず

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遅れ×遅れが実際どのような結果になるのかをよく見る。

一度コラボセミナーをやり終えると、次の指針が立つのは、

一度経験して感触をつかめたからではなく、様々な遅れ×遅れの結果がどのようになるかを把握したからです。

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これはスコッチ・ウイスキーに似ています。
スコッチ・ウイスキーの種類として、
シングルモルトとブレンドがありますが

シングルモルトというのは、同じ原材料を同じ配分率で、同じ蒸留所で同じ製法によって作られたもの。

なのだけども、各樽ごとにアルコール度数とかどの香りが立つのかということは未知数で、必ず違う味のものが生まれてしまいます。

味が違うだけではなく、10年で落ち着く樽もあれば、25年で落ち着く樽もある。こういうのが個別(シングルモルト)の遅れ。

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この個別の遅れを、市場に同じ味として出すために存在しているのがブレンダーです。

ブレンダーはブレンドする人ではなくて、ひとつの銘柄で同じ味を出す(再現する)ために樽と樽から配合率を決めていく人のことです。

ワインのように、何年ものはこんな味・・・・みたいなのを許さないわけですね。

ブレンドは、各蒸留所の持ち寄って、ウイスキーをブレンド専門のブレンダーが混ぜ合わせる。

当然、天文学的な組み合わせの味や香りを再現できるのだけども、
その中からひとつひとつ試行錯誤して遅れ×遅れの結果を検証していくわけです。

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検証の結果が最大の成果となって、商品として完成します。
その完成形のブレンドは、最初から目標やビジョンによっては作られることはありません。

話の寄り道をしてしまったのだけど、
大事なところをまとめると

遅れ×遅れは結果が予想できない
ので、観察や検証によって見出すしかない
それがうまくできるようになると、未来を現実化する確率が高くなる

ということです。

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こうやって遅れをひとつずつ知っていくということは、
自分の把握しにくい自分をきっちりとつかんでいくということです。

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が、自分の使い方を知っている人ということです。





前話:18.遅れの誤差を埋める
次話:20.本当は違うかもしれない



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