伊佐良紫築(える子)

乗り物全般・都市や建築・歴史やミリタリ・小説や漫画やアニメが好きで、昔商業小説とか出し…

伊佐良紫築(える子)

乗り物全般・都市や建築・歴史やミリタリ・小説や漫画やアニメが好きで、昔商業小説とか出してました。 ASD・ADHDの併発系発達障害者(精神2級)で現在就労訓練中。 部屋の様子とか、考えたことをツラツラ書いています。 Twitter→ @SHIS_SCT3300

最近の記事

役割と、願望と――子供部屋の手記

『役割』を求める何物でもない僕――辿り着けるのかわからない運命の先  先週の4日の月曜日に札幌シネマフロンティアでガンダムSEED FREEDOMを観て、僕はオルフェたちの言葉になんとなく共感してしまった。 「役割」通りに振る舞うことを期待されて作られたアコードたちに哀れみを覚えつつも、僕は「役割」があり、示されているのは羨ましいなと言う思いも同時に湧いていた。  それほどまでに今の僕は「役割」が無いことに焦燥しているのだ。  何度か話しているが、僕は作家として手詰まりに

    • 出来たり出来なかったりの引きこもり期間――子供部屋の手記

      骨折より一ヶ月半  右足後果骨折と靱帯損傷から1月半。もう2月もあと3日で終わりにもなるが、結局僕がこの長い引きこもり期に何をやれてたかと言うと、自分が思っていたよりも大したことが出来なかった。  骨折した時、僕は就労移行支援に通えなくなる分時間がとれるから自分の部屋の積み本や積みゲーを崩していけるんじゃないかと思ったわけだが、そこまで上手くも行かなかったわけだ。  本は今まで積んでいた大判のムックのような読みにくい本こそ読めたが、10冊や15冊は読めたと思っていたと

      • 2024年の自分ーー子供部屋の手記

        去年の振り返り 結局のところ、去年は新しいことに手を出したものの、見事にから回ったような年だったとしか言えなかったりする。 就職活動では書類選考落ちを連発し、面接までたどり着いてもそこで落ちるを合計15社ほど味わった。昨年11月に面接を受けた会社が未だに合否連絡が無かったりしている。 正直就労移行支援の期限からして24年中に就職しないといけないのだが、未だに良い兆しは見えてこない。 支援員さんからは絶対に内定は出るとは言われているが、僕は本当に出るのかがもう怪しくなり始め

        • 終わりの季節、始まりの季節――子供部屋の手記

          作家ワナビとして振り返る――自家中毒と自己模倣と無計画の一年  この度、カクヨムで連載していた小説「トプカプ戦記」の連載になんとかエンドマークを打つことが出来、同時にOVL文庫で二次予選落ちした小説「少女環状線」の公開分もそろそろエンドマークまで近づいている。  正直言って現役編集者のお悩み相談でネット連載を勧められて、とある短編賞の没作を使いまわした「トプカプ戦記」は自分では初めての20万文字超えの小説となったが、僕の脳内プロットに対して執筆速度や細かい作劇ややる気がつ

        役割と、願望と――子供部屋の手記

          コロナ休暇と僕の「本番」――子供部屋の手記

          メンタルボロボロの中のコロナ罹患  思えば9月はメンタルが我ながらボロボロだった。  最終章に突入したのはいいが細かい流れを決めなかったために行き当たりばったりでバトル描写を盛らなければならず、結果的に難航した「トプカプ戦記」の執筆と相変わらずの閲覧数と評価数の少なさに例のごとくやられていた。  マガジン公募向け作品の最後の一作に『座敷わらしが為った鬼の少女と元特攻隊員の和風ファンタジー』を書いたが一度消去して、エンタメ全振りの武装白バイもの「ニンバスライド」に書き直して、

          コロナ休暇と僕の「本番」――子供部屋の手記

          「ニンバスライド」企画書

          キャッチコピー 武装白バイに乗る、彗星みたいな元レディースのかぐや姫が、僕の惚れた女性(ひと) あらすじ  北海道共和国首都・札幌特別市の治安を守る札幌市警察。オタク警官の伊水智(いみずさとし)巡査はその中の武装部隊・交通特別機動隊への転属辞令を受ける。  智がチームを組んだのはチャラいパトカー男性警官・原田徹(はらだとおる)と黒い姫カットの元ヤンの白バイ女性警官・相澤果凛(あいざわかりん)の二人。  智は二人と組むことを心配していたが、そんな中で違法薬物の持ち込み事件

          「ニンバスライド」企画書

          「明け星のサンダーバード」企画書

          キャッチコピー 「宙軍学校のエースの訓練過程? エンスーのお遊び? そんな偏見、わたしがぶっ壊して優勝してやる!」 あらすじ 人類の火星移住から150年目の節目。レシプロ飛行機による火星一周レース『ミッレミリア・マーズ』がまた開催される。港町ベイルンで育ち、銀翼の環境観測機『ビッグバード』に憧れる高校生の少女・雛奈木=明星(ひななぎ みょうじょう)は『ミッレミリア・マーズ』の参加を望む、しかし前回優勝者で航宙軍士官学校のエースの少女・クインティ=チャンにその夢を否定され

          「明け星のサンダーバード」企画書

          子供部屋の手記ーこどおじインテリア論

          インテリアに妙に凝り、子供部屋を趣味に合わせてエセアダルティに改修するのが趣味の子供部屋おじさんの僕だが、わりと「子供部屋おじさん三種の家具(学習机・マンガの詰まった本棚・子供の頃からのベッド)」は肯定的だったりする。 と言うか、三種の家具は漫画の詰まったカラーボックスが壊れやすいくらいで、後は頑丈過ぎてなかなか壊れないわ、代替品も代替品で相当の金をかけないと「大学時代上京したまま時が過ぎたおじさん」的なこどおじインテリアと大差ない微妙な部屋になってしまうわけだ。 どうも僕

          子供部屋の手記ーこどおじインテリア論

          「The Oblibion’s」企画書

          キャッチコピー 「世界に忘れ去られた先で出会ったものは、愛しい怪物と空っぽの世界」 あらすじ 千日博杜(せんにち ひろと)は流れる時代に取り残されるアラサーサラリーマン。ある日彼は五年前に解散し忘れ去られ、消息を掴めなかった推し声優・氷見(ひみ)ナナミの姿を追って走り出し、階段を滑り落ちる。目覚めるとナナミは海鳥と人の交じり合った怪物のような姿で博杜を見ていた。 ナナミはその姿が死後も自分が忘却から逃れようとあがき続け、呪われた怪物の姿だと語り、ここは死の後、忘却の末の

          「The Oblibion’s」企画書

          不安不満の塊と、ちょっと良かったことと

           僕がnoteを書いてる時は大体不安不満が極まって吐き出そうとしているか、小説の筆が進まずに逃げようと文章を書いているときだ。  今回はまあ例に漏れず不安ありきで書いていたが、ちょっと良かったこともあったので併記してみたいと思う。 不安不満の塊  拙著「トプカプ戦記」が(周りの作家さんが隔日更新な中で週2更新のくせに)殆ど誰にも見られてないのがもう嫌だとか、「トプカプ戦記」を書いていると他のものが書けなくて何も出来てないからもう嫌だとか。  毎月「今月末までに仕上げて送る

          不安不満の塊と、ちょっと良かったことと

          note大賞の投稿数3万件と言うのを見て、また軽く「もう無理やろ」という気持ちが湧いてくる。

          note大賞の投稿数3万件と言うのを見て、また軽く「もう無理やろ」という気持ちが湧いてくる。

          散々カクヨムの自作が読まれていないと言っていたが

           Twitterだけで宣伝して、noteはじめ各所で宣伝リンク張っていないなら、そりゃ読まれないだろう。  呟きでも宣伝したけどこちらでももう一度宣伝します。  19世紀欧州風の異世界、魔法と軍事の力で大陸中央を治める帝国・ミッテルラント。  名門の軍人魔導師一家の嫡子ながら高位魔法が使えない体質でコンプレックス持ちのテオドール=フォン=ミュッケは、魔法の強さに頼らない戦いを選ぶも、それでも自身のあり方に後ろめたさを感じていた。  だが彼の戦いぶりを間近に見た、名門の人馬騎

          散々カクヨムの自作が読まれていないと言っていたが

          というか散々読まれてない読まれてないと言っておいて、こっちで宣伝してなかったよ。 トプカプ戦記ー名門半端魔導師は小さな人馬に求婚される https://kakuyomu.jp/works/16817330653390587764 コンプレックス持ちの半端者魔導師とつよつよで盲目なくらい前向きなケンタウロス娘の送る夫婦戦記物。

          というか散々読まれてない読まれてないと言っておいて、こっちで宣伝してなかったよ。 トプカプ戦記ー名門半端魔導師は小さな人馬に求婚される https://kakuyomu.jp/works/16817330653390587764 コンプレックス持ちの半端者魔導師とつよつよで盲目なくらい前向きなケンタウロス娘の送る夫婦戦記物。

          トプカプ戦記も大して読まれてない感じあるし、やっぱりネット連載向いてねえのかなぁ。 エタらないで完結させるのは決めてるけど、正直反応無さすぎると結構嫌になる。

          トプカプ戦記も大して読まれてない感じあるし、やっぱりネット連載向いてねえのかなぁ。 エタらないで完結させるのは決めてるけど、正直反応無さすぎると結構嫌になる。

          「デイブレイク・チェイサー」3話

           レーカ=レッツェルにとって「夜明けを追う者たち」という仕事は、自分の使命のようなものだと思っていた。  勝ち気で、いつも自分の目に入る困っている誰かを助けて、悪い奴や不条理と戦うことがレーカの生き方だ。  ジュニアハイを卒業するとともに、情勢の悪化を見込んで大増員を行った空軍の少年飛行学校に迷うことなく入学した。そして卒業とともにキンゼルデック防空隊である第107航空隊に配属され、最新鋭の『ラッパンチュ』戦闘機に乗った。  レーカにとって「夜明けを追う者たち」の一員に加わる

          「デイブレイク・チェイサー」3話

          「デイブレイク・チェイサー」2話

           エリフ=キリスクにとって『夜明けを追う者たち』は自分にとっての天職であり、これ以上にない上等な仕事だと思っている。 「許しを請うて夜明けを追う赤ん坊殺し」。そう戦闘機部隊のエリート様やハイダキアの捕虜たちに陰口をたたかれ、町の連中に白い目で見られても、そんなことはとうの昔に慣れてしまって、もう何の感慨も疚しさも無い。  それどころかいつ何かの気まぐれで死ぬかわからないガキが、いつ何の気まぐれで死ぬかわからない仕事をするだけで士官様の称号を得て、遊び歩けるような給料と上等な食

          「デイブレイク・チェイサー」2話