2024年の自分ーー子供部屋の手記

去年の振り返り

結局のところ、去年は新しいことに手を出したものの、見事にから回ったような年だったとしか言えなかったりする。

就職活動では書類選考落ちを連発し、面接までたどり着いてもそこで落ちるを合計15社ほど味わった。昨年11月に面接を受けた会社が未だに合否連絡が無かったりしている。
正直就労移行支援の期限からして24年中に就職しないといけないのだが、未だに良い兆しは見えてこない。
支援員さんからは絶対に内定は出るとは言われているが、僕は本当に出るのかがもう怪しくなり始めてきている。
(応募書類の書き方が悪かったり、面接で聞かれて言わなくてもいい自己卑下やらメンタル暗黒時代の話をバカ正直にしてしまうのも良くないと支援員さんには言われている訳だが……)

小説に至っては電撃大賞一次落ち、OVL大賞2次落ちを経験して、元商業作家の鼻っ柱を見事にへし折られてしまった。
同時に僕の作品に圧倒的に足りないモノ……エンタメ性を思い知らされた。
ジュブナイル風味が強すぎたり、波が無さすぎたり、キャラが大人しすぎると評され、僕の作風の欠点が露呈したわけだ。

思えば初作にして僕の中で一種の呪いと化している「うみまち鉄道運行記」はかなりエキセントリックで粗も酷いのだが、あの勢いとキャラクター性に評価されたのだろうとは思ってしまう。

そしてWEB小説に漕ぎ出し、カクヨムにて「トプカプ戦記」を半年以上かけて書き上げたものの、結果は見事に爆死した。
計画皆無でふわっとしたまま連載を始め、展開や言葉に詰まっては悩む凝り性を発揮した結果、 投稿頻度がめちゃくちゃになり、戦闘パートが恐ろしく冗長な作品となってしまった。
新たなファンを得ることは出来たが、とてもカクヨムで戦えるという実感は得られなかった。
そもそも作風とカクヨムの流行りが合ってないのは承知だったが、あともうちょっと計画的に書き、無駄な完璧主義を発揮しなければ伸びたかと思うと、本当に残念だった。

諸プロットコンテスト企画への投稿も爆死祭りで、確かに見直せば良さそうなものこそあるが、無理やり作り上げたような物も多く、多分これ全部は再生出来なさそうだとは思うばかりだ。
何せ小説化しても空気感を重視し過ぎて、重ったるい割に動かない話が多すぎるわけだから。

2023年はエンタメを浴びるように摂取した年だった。
明日馬トキというドストライクキャラ目当てで始めたブルーアーカイブに始まり、初めて見始めたプリキュア、水星の魔女後期シーズン、YOASOBIの「アイドル」と推しの子、久々に作ったガンプラと30 minutes sisters、試験編から読むのが止まっていたが読み始めて止まらなくなった葬送のフリーレンの黄金郷編、やっと読むに至った積み本の数々、そして年末に観たポールプリンセス・ゴジラ-1.0・ゲゲゲの謎の三本の映画……｡
キャラクター、ストーリー、描写。全ての面でエンタメを摂取しまくった年で、インプットに関しては意義がありすぎる年だった。

それらを生かして2024年は変革の年にしたい。
本来終わらすべきだったプロットの書き出しをまだ半ばに残したまま2023年を終えた僕の願いがそれだった。

迎えた年始と早々の躓き(物理)

「就職と再デビューを果たす」
「社会的自立を果たす」
「自由時間をもっと有意義に使う」
「積み本・積みゲー・積み映像を崩す」
これが僕の2024年の目標だった。

そして、はっきり言ってこの目標は初っぱなから上手く行かなかった。

迎えた新年は元日から地震速報やネット掲示板を見て勝手に疲れたり、父の実家から出てきた不要品をメルカリに売りさばいたり、年またぎで応募していた会社の落選と新たな応募書類の作成とで過ぎていった。

1ヶ月で7冊を目指していた読書量も2冊読めただけに終わり、その割に調子に乗って資料と嘯きながらM870ショットガン(ガスガン)を中古で買ったりしていた。
結局小説応募作のプロットが完成したのは年が明けて二週間も経った14日のことで、少し遅れてしまったがこれから就職も小説も本気で取りかかろうと僕は重い腰を上げようとした。

そう思った矢先の1月16日。
朝、大雪の後の路面の悪い道を就労移行支援に通うためバス停まで少し早足で歩いていた僕は、十字路に差し掛かったところで思いっきりすっ転んだ。
大雪の後を車が踏み固めて凹凸になっていた十字路を早足で歩いて、右の靴で凹凸の山を踏み抜いたところ、靴が滑ってバランスを失って思いっきりコケたのだ。
しかもその時は本や水筒で重くなっていた鞄を右肩に直で掛けていて、重心を崩したことでそのまま半身が捻られながら右方向へアイスバーンの路上に落下。
痛みに絶叫したあと路肩で蹲って動けなくなり、周囲の人に救急車を呼んでもらい、生涯初の救急搬送を受けて病院に辿り着いた。

結果は右足の三カ所骨折。
その日から右足ギプス生活となり、階段を降りるのもある程度介助が必要で、松葉杖を使ってトイレに立つ以外は自室で座ってるか寝てるかの生活となった。
もちろん就職関連の話は当分キャンセルとなり、予定していた職場見学もキャンセルを食らった。

今シーズンはどうも転倒骨折がやたら多い年らしく、札幌だけで自分含め700人近くが救急搬送されているらしい。

さて、骨折したことで多少時間が出来て、インプットもアウトプットもかなり時間を割けるようになった訳だが、読書は遅々として進まず、小説も1日1000字ちょいのローペースで推移している。
じゃあゲームでもやってるのかというと、そう言う訳でもなく、単純に文章が思い通りに浮かばない遅筆やコンサータ切れで寝落ちしている、或いはネットショップやXをダラダラ見ていることが多いわけである。

僕に必要なのは時間以上に、集中力と根性だと、改めて思い知らされたわけだ。
とりあえず根性と集中力を総動員して、1月の残りの期間で7冊の読書ノルマと、小説のある程度の巻き返しを実現したい。そして療養期間中にインプットをどんどんしていきたいと思っている次第だ。