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le fleuve

鴻雁北

燕がやってきて雁は去ってゆく。ひとところに固執する必要はなくて、体調や耐性、自然環境の変化に合わせて生活スタイルを変えればいいだけのはなし。どうして私たちは意固地になって無理をしてしまうのだろう。持ち物が多くなればなるほど屋移りが億劫になる。

スマホ1台あれば、電車に乗ることも、展覧会を見てごはん食べて、お土産や買い物も事足りるし、道案内もしてくれるし、記録のための写真やメモも、暇つぶしの読書や映画をみることもできてしまう。と、電車の中で思いながら、今日は展覧会を3つ4つ回る予定。

4月に真夏日、異常気象もレギュラーになれば異常ではなくなる。あまり驚かなくなりました。気温はさておきそろそろチョコレートが溶ける季節になってきたことには変わりません。

4月14日はオレンジデイ。兵庫のルフレーヴさんのいよちゃんは、私が思う、今年いちばんかもしれない美味しさです。

瀬戸田産減農薬の伊予柑、そのコンフィがミルクチョコでコーティングされています。伊予柑ってぺったりした甘味があんまりチョコに合わなそうなのですけど、気にならない。フレッシュでジューシー、酸味と甘味のバランスが絶妙で、力強さもある一方、ミルクチョコが意外にも軽みの方向に持っていってる。なんというか。おそれいりました。。

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断想。誰かに会いたいのに誰にも会いたくない、という衝動は今も時々あって。スターバックスが落ち着くのはそういう気持ちに添う"面"があるからなのだと思う、そう、面の部分で、後ろの面を「そこに居ないけれど確実にいる誰か」に向き合わせている感覚。

面というのは社会に"対"しての接触部分で、線というのは個人の観念、のような気がします。私たちは社会の中に置かれた時、常に何かに"対"している。そこから背を向けるという意思表示。見ないということは拒絶とも違う、その世界をまだ存在させないための意思なのだから。

対峙する、面、接触、そしてフィジカルディスタンス。これらを通過しつつある今、留めておくべき観想があって、それを掴むために、今日は何処に身を置こう。

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FILM

国立新美術館のダミアン ハースト展は、想像通り、最悪だ、資本主義の中から挑発してくる扇情は振り切れない、きれいね〜と夢中でスマホのカメラを作品に向ける観客たちの純真さ、その醜悪さはダミアンらしくブラボーだ。

CHOCOLATLE

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中之条ガーデンズ不定期出店

うた種 春まつり
2022年4月29日、30日、5月1日
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フラットマルシェin畑
2022年4月30日

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