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それって大事?

確定申告がイヤすぎて、韓国ドラマに逃避しました、先月。
何気なく見始めたけれど、めちゃくちゃ思い込みの中にいる主人公が面白くて見続け、今や夜にスクワットしてる時にドラマを見るという。

そのドラマは、「運勢ロマンス」

自分や自分の周りの人に起こる出来事が、自分の厄運のせいだと占い師に言われたことを信じ、占い通りに行動してるヒロインと、幼い頃から天才と言われマスコミに取り上げられたことがトラウマになってるゲーム会社社長、のラブコメです。

ヒロインのシン・ボニは、両親を10年前に事故で亡くし、妹は2年前に事故に遭い、意識が戻らず病院にいます。
両親は、自分のためにコンサートチケットを買いに行った帰りに事故に遭ってるし、妹も自分を探しに行って事故に遭いました。占い師には、シン・ボニ自身が刃であり、シン・ボニのせいで周りを傷つていると言われます。
占い師がズバズバと自分の状況を当てて、さらに占い師の言った通りに行動したら、妹が一命を取り留めたばかりに、どんどん崇拝します。
一向に意識が戻らない妹を助けるために占い師から言われたのは、「満月までに、寅年生まれの男の人と一晩を共にすること」。
最初は戸惑っても、妹のために何としても成し遂げようと寅年生まれの社長に近づきます。

ほんとに、シン・ボニの占いの信じ方は筋金入りです。
いつも塩と小豆を持ち歩き、自分に接する人の足元に振りまいたり、会社のデスク周りに塩を置いたり。
会社のデスクは、ガネーシャとか神様の置物だらけ。
明け方に会社に行き、白装束で社長のデスクの裏側にお札を貼ったりする。

ほんとに自分は刃である、戒めて悪いことが起こらないようにしないといけないって心の底から信じている。
だからもう、必死で行動してるから、行動力が半端ない。
信じきってるから、いくら周りがそんなことしてもムダって言っても聞かないし、塩を持ち歩かないなんて怖くて出来ない。

誰にも理解されないかもしれないけれど、頑なに自分が持ってるこだわり。
迷信や占いとかに限らず、前回も書いた、自分にかけてる呪いのようなこだわり。
自分は頭が悪いとか、可愛い服を着るのは性に合わない、会社ではこう振る舞うべきだ、とか。

どうせやる事なす事上手くいかないって思い込んでたら、たとえ成功したことがあったとしても、失敗ばかりを覚えていたり、完璧じゃないと許せなかったり。

ついつい、起こった出来事を関連づけてしまうから、思い込み通りの出来事が起こったと思ってしまう。

例えば、私は、
自分が自転車で事故った日に、先生がみんなに「自転車の運転にはくれぐれも気をつけるように」って言ったら、
"当然、私が事故ったから言ったんだ"って思ってしまって恥ずかしかった。
いやいや、案外、先生は何も考えなかったかもよ。むしろ、本当は毎日言ってたけど、聞いてなかっただけかもよ。

でも、それが絶対的な真実だ!って思っている本人からしたら、それ以外考えられない。
当然、その思い込みに沿った行動をするしかない。というより、それ以外の考え方があるとは信じられない。

シン・ボニが刃で傷つけていたのは、周りではなくて自分自身。
何もかも自分のせいにして、自分で自分を傷つけ続けていた。

そのこだわりが絶対!って思っているうちは、周りが何を言っても耳に入らないと思うし、行くところまで行ってみるのでいいと思う。

苦しい中で得るものも必ずあるから。
どうしても限界!って思ったら、自分に何でそんなにこだわるか聞くのがいいと思います。

とくに、こだわる理由の主語が自分かどうかって大事だと思う。

長くなったので、次回に続きます。

ちなみに、ドラマはキャストに好き嫌いが分かれそうだし(私は好きだけど)、ちょっとバカップルだから(失礼)、別に薦めません。笑

Spiritual Anatomy®のプラクティショナーとして活動中です。東京、神奈川で対面セッションを行っています。セッションのお問い合わせは、下記までお願いいたします。
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