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正直日記

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物体っていったい

物体っていったい

絶賛コロナ禍在宅勤務中、異様に昔のことばかり思い出してるんだけど、みんなどんな感じなんでしょうか…これって私だけなんだろうか…怖い。

今TOKYO MXで毎週セーラームーンを放送してるんだけど、やっぱりセーラームーンって最高だ。

子供の頃にやってたものだからって「思い出補正」がかかってるわけじゃない。視覚的な引力がすごい。武内直子…と製作陣?のフェチが盛りに盛り込まれてる。でもお話はやっぱりア

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めめんともりもり

めめんともりもり

ばあちゃんの時もじいちゃんの時も葬式には、ぷわぁ〜んとした尺八みたいな音色の曲がかかっていた。

おかげで似た音色がどこかで鳴っていると、フワッと葬式の景色を思い出す。
(たまにババ臭い和食屋さんの店内とかでもJ-POPが葬式の時みたいな音色で鳴ってる)

病院での看取り・葬式・お経・お墓・訃報…日本って故人を無理やり同一規格化し過ぎている気がする。
(外国のことは知らないけど)

何かのトリガー

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人間がきのこに見える

人間がきのこに見える

最近、三島由紀夫の小説を読んで価値観の変化がちょっとあった。

自分は人とは違うのだという貴族意識って、兎にも角にも下らない。昔の人が書いた本だと特に顕著だ。

ネット社会の今みたいに、上でも下でも簡単に他人の生活を知ることができなかったから、“生まれ”という実力とは関係ないものに貴族階級の人たちは絶対的な謎の誇りを持っている。
(そこに思い至らない時点で滑稽なんだけどね)

じゃあ金持ちが得られ

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好き嫌い

食べ物の好き嫌いって不思議である。

アレルギーであれば、身体的に異常をきたしたり、

最悪命に関わったりするから避ける事に対する絶対的な理由になる。

が、

好き嫌いになると、別に死ぬわけじゃない。

だから拒絶反応が出るものでも、

なるべくは我慢して飲み込んでしまいたい。

己の脳みそだけの問題だ。

カラシ・ワサビ・シソ・梅干しがどうしても苦手だ。

アレルギーでも毒でもない物を食べられ

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葬儀フェス

葬儀フェス

じいちゃんの葬儀が終わった。

物理的に違うものになるのを目の当たりにしてしまうという意味では、葬儀の中で火葬が1番気持ち的にくるものがある。

もう戻らないんだ。

棺の中に付箋でメッセージを書いて入れようと、叔母が粋な計らいをしてくれた。

子供みたいなことを書いた。でも伝えたかった。

じいちゃんは免許を持ってなかったから、ばあちゃんのことをブー(ブの)バーちゃんとずっと呼んでいた。

棺に

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にくのひ

にくのひ

じいちゃんが2月9日14時10分に亡くなった。

トイレで立てなくなって救急車で運ばれたのが12月16日だからあっという間だった。

兄は初孫でそれに続く孫の私も、両親が不仲になってじいちゃんばあちゃん家に転がり込むまでは本当にまっすぐ猫可愛がりされたものだ。

私はじいちゃんに異性を感じたことが一度もない。特定の女優にデレデレしている姿を見せたことや、メスであるから私を兄とは異質に可愛がってきた

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じいちゃんへの告知

じいちゃんが年末にトイレで立てなくなって救急車で運ばれた。主観的に身体の痛みやおかしな感覚は全くないらしい。

90歳越えてるし足腰が弱ってるからだろうと。どうせ検査してもすぐ退院して帰ってくるだろう、今のうちにじいちゃん不在の快適な実家を堪能しようと思ってた。じいちゃんがいつも座ってる食卓の椅子周りは一瞬お茶を取りに台所まで立ってすぐ戻ってきそうな雑多な環境のまま。

が、検査検査を重ねたら胆管

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