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自分の価値は自分で決める

「保育園の看護師は、やりがいはありますか?」

と最近聞かれた。

「やりがい」、そんなことを長い間考えていなかったなあ、、、とふと考えを巡らす。

看護師として大きい病院で、バリバリで働いた後に、日本料理屋で働いたとき、

『看護師として言われる「ありがとう」とその他の場所で言われる「ありがとう」の重みは全く違う』

と感じていた。

看護師として聞く「ありがとう」の言葉の重みが、やりがいだった。
人が良くなっていくのを見るのが、やりがいだった。

人の役に立っている自分に価値を感じていた。

以前の私は、やりがい=自分の価値、だった。

今は、以前よりも心が緩んでいる。

質問されて、「やりがい」を考えたとき、やりがい=私が働く理由であり、自分の楽しみや喜び、自分の成長のため、と感じた。

保育園の看護師としての働き方は、「看護師!」として過ごしているよりも、「私に出来ることはなんでもします」のスタンス。

病院勤務は、看護師が主役だった。

老人ホームでは、介護士が主役だった。

そして、保育園は保育士が主役だ。
だから、私は脇役のひとり。まずは、自分の立ち位置の認識をする。

私に出来ること、医療的なこと、得意なことは、『やります!』と率先して手を挙げつつ、全体を俯瞰して、バランスを見極め、柔軟性を持ちつつ、自分のスタンスを確立しながら働く。

それを日々やっている。全体を見ながら、答えのない働き方をするのが、今は楽しい。

今、仕事を選ぶ理由は、「これおもしろそう」といったなんとなく興味があるもの。

未知の世界に宝があると感じ、自分が全く知らない分野に行き、新人として一から学ぶ。

そこで、人間関係も一から構築していく。

過去の業績もプライドも捨てて、真っさらな私で始めていく。

何度も自分をぶっ壊して、新たな自分を作っていく。

うまく言葉に出来ないけれど、やりがい=働く理由は今はこんな感じ。

「やりがい」ってあなたにとっては、どんな意味ですか?

働く理由?楽しいと思う瞬間?自分の価値を感じるとき?

もっと自分を深掘りしてみよう。

自分の価値を感じるためのやりがいは、不足している自分を満たしているもの。
つまり、自分自身が枯渇している状態。

『もっと私を認めてよ』と他人に求めている。

その状態で働いていたとき、楽しくもなく、苦しかった。

楽しみながら、自分の成長のために働く今は、気楽で、心が満たされている状態。

他人の評価よりも、自分の状態を重視している。

「他人にどう思われるか、よりも、自分がどう感じるか」

それに、突き詰めれば、評価って、自分でするもの。

最後の最後に、自分を救ってくれるのは、いつも自分自身。
いつだって、自分で自分を認めることを大切にしよう。

あなたの存在価値を他人に委ねないで。

あなたの存在価値は、あなたが決めるもの。

仕事のできるできないで、あなたの価値が変わることはない。

あなたが仕事をしていない=価値が低いではない。

そもそも存在価値は仕事で決めるものじゃない。

あなたの存在価値はあなたが決める、その価値が真実。

私は、圧倒的に今の働き方が好きだ。

だから、やりがい=あなた働く中で大切にしたいこと、にしよう。


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