エリー eriie

わたしは、感じることを楽しむ人です。感じた喜びを言葉に表します。職業は女神。

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マガジン

最近の記事

035.介護の手前の時期

 私の母は72才になる。それなりに年をとってきたので、そろそろサポートが必要な感じ。先日、子育てが終わったなあ、あとはがんばってお金を稼ぐだけか、と思っていたけど、まだまだやることがあった。  母は基本的に元気で大きな持病はなく、膝が悪いのも、目が見えにくいのも年齢を考えれば普通。介護が必要なのはまだまだ先の話だ。  それでもサポートが必要な理由はコミュニケーションに問題が出はじめているからである。今回、久しぶりに病院に付き添って、改めて実感した。  病院に付き添ったの

    • 読書記録:生きのびるための事務

      生きのびるための事務 原作 坂口恭平  漫画 道草晴子  この本は坂口さんのnoteに公開されている記事を漫画にしたものだ。私は漫画より先に文章で読んでいた。ちなみに道草さんはいのっちの電話の利用者だったとのこと。  これを読めば、若い頃の恭平さんがどんな風に今の自分になったか、就職をせずにやりたいことをして食べていくことができるようになったのか、その一部を知ることができる。そして、どうやったら自分もそれができるのか具体的に考えることができる。  noteは有料ではなく

      • 034.吉本ばななさんのこと/私にとっての「いのっちの電話」

         私は過去に「ばなな図書館だね!」と言われたことがあるほど、吉本ばななさんの著作を読みまくっていた。ばななさんの小説にどれだけ救われたかわからない。まだスマホのない時代、本でしかばななさんの文章に触れられなかった頃は、いつもバッグの中にはばななさんの本が入っていた。出勤する前に本棚の前で今日はこれかな〜と選び、何度も何度も同じ本を読んだ。  最近は、寂しい病はだいぶ治ったので、ばななさんの著作や文章から少し離れていた。そう、昔は寂しいから読んでいたのだった。ばななさんの小説

        • 033.坂口恭平さんのこと

           坂口恭平さんのことは、夫から教えてもらった。昨年のことだ。夫は15年ほど前に鬱病になり、それ以来、調子がよかったり悪かったりを繰り返している。あるとき躁鬱病であることを開示されている坂口さんを発見し、日々の調子をツイートされているのをみて共感したようで、それ以来、友達のTwitterをみるような感覚で坂口さんをフォローしていた。  そんなわけで、夫は坂口さんのことを「坂口さん」ではなく「恭平さん」と呼んでいる。それぐらい身近に感じていたんだろう。あるとき、公のイベントで当

        035.介護の手前の時期

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        • 読書記録
          2本

        記事

          032.好きな作業は「読み書き」

          ここ最近の週末は、こんな感じですごしている。 「読む/書く/見る/聞く」の合間に、ご飯食べたり、掃除したりしているような感じで、圧倒的に表現に触れている時間の方が長い。 読んで書く、というのが基本的に好きな作業。最近は本だけでなくYouTubeでもインプットして、感じたことを文章でアウトプットしている。はまるテーマがあれば1日中これをやっている。 表現に触れて、それに触発されて自分も表現をする、その繰り返し、私はこれがとても好きな作業。家事とか仕事とかご飯食べるとか以外

          032.好きな作業は「読み書き」

          031.この5月は変わり目/パラレルへ移行

          今月は家庭内での変化に続いて、仕事面でも大きく変化があった。社内でのジョブチェンジがあって、前からやりたかった仕事をさせてもらえることになったのだ。これがなかなか大きな転換で、ここ半年ぐらいもやもやしていた悩みごとが一気に吹き飛んだ。少なくともあと5年は今の会社で仕事をしているだろうけれど、先の見通しが明るくなったので気持ちが晴れた。 仕事って24時間で起きている間のほとんどに関係するから、そこがうまくいく感覚があるってとっても重要。家は寝ている時間も含めてほとんどのリラッ

          031.この5月は変わり目/パラレルへ移行

          030.親子の距離感について

          子が家を出た、と先日の記事に書いた。寂しくなるかと思いきや、毎日LINEで連絡がくる。なので特段離れているという感覚がない。そんなわけで、まったく寂しくない日々を過ごしている。 たいていは夕飯時にLINEで通話する。まるで家にいて夕飯を一緒に食べているような感じで、今なにを食べているかとか、何時に帰ってきたとか、その日にあったことなどを、つらつらと話す。 私の学生の時には、LINEどころか携帯電話がなかったし、そもそも親との関係がこんなにも近くなかった。だから、あれ?子ど

          030.親子の距離感について

          029.18年前にタイムスリップ

          5月。息子が大学の寮に入り、18年ぶりに夫と二人暮らしに戻った。家を出た息子はもちろん大きな変化を感じているだろうが、出て行かれたこちらにとってもかなり大きな変化だ。 子が生まれてからは、私と夫との間の最優先事項は子どもだった。お互いにそうしたかったし、それが当たり前だった。私たちは子育てするためのプロジェクトチームだった。プロジェクトから離れてゆっくりしたいときは、お互いに一人で過ごした。どちらかが一人で行動し、どちらかが子守りをした。子守りが必要のない年齢になってもそれ

          029.18年前にタイムスリップ

          読書記録:ひとりでカラカサさしてゆく

          ひとりでカラカサさしてゆく 江國香織 先日、久しぶりに小説が読みたいなと思った。 Amazonを開き、大好きな江國さんの小説の中から、 読んでない本をみつけて購入。 届いて帯をみたら、本屋で手にとっていたら 買わなかっただろうあらすじが書いてあった。 自死の話は読みたいとは思わなかったが、 登場人物が高齢であることに興味を持った。 80歳になったとき、 自分はどんな風に世界を感じているんだろう? そのヒントが得られたらと思い読み始めたのだが、 結局、それは得られなかっ

          読書記録:ひとりでカラカサさしてゆく

          028.理由を聞かれれば潮時だったからと答える

          昨年からはじめたライバー活動を先週おしまいにした。 理由は特にない。強いて言うなら、朝の定期配信ができなくなったからだ。早朝の配信だったので、リスナーさんに「お仕事がんばって!いってらっしゃい!」と声をかけていたのだが、いつのまにかそれ自体が配信の目的になった。次第に「いってきまーす」とコメントを入れてくれるリスナーさんが増えた。毎朝どうでもいい話をしながら見送るのが楽しかった。 ライバー活動に決まりはない。不定期に配信していいし、月に何回配信しなければいけないとも決まって

          028.理由を聞かれれば潮時だったからと答える

          027.巣立ちの日はいきなりやってきた

          大学に通い始めた息子が、入学1週間で家を出て寮に入りたいと言ってきた。どちらかといえば潔癖症で寮には絶対入りたくないと言っていたのに、自ら寮の情報を調べてきたので、本気度が伝わってきた。通学に二時間弱かかるので、まあ仕方ないか、と思う。やってみてわかることってあるもんね。 学生時代のいいところって、無駄に時間があって、あれ?これ何の時間?みたいな楽しいひとときがあること。先輩の話を聞いたり、友達とおしゃべりしたり。家が遠いとその時間がほとんどなくてもったいないよね、とは私も

          027.巣立ちの日はいきなりやってきた

          026.ライティングライフ

          そういえば、書くことが好きなのだった。今日いきなり思い出した。そうだったそうだった、私、書いていられればそれでいい人だった。忘れていた。 2020年にライティングライフプロジェクトというメール講座を受けた。 書いて自己認識を深める、という私にぴったりのもの。講座のやりとりはメールBOXにラベルをつけてきっちり保存されている。久しぶりに思い出し、開けてみると、4年前の私がビジョンを語っていた。あれこれいろんな表現で、もうこの先書くことしかやりたくないのだーーーと、叫んでいた

          026.ライティングライフ

          025.周波数ケア

          釜山から戻って2週間。今ここにいられるようになったのも束の間、案の定、わたしはまた未来をみて不安になったり、過去を悔やんで嘆いたりしている。あっという間にいつもの私に戻った。 少し成長した点は「今」にいないな、と現状認識できるようになったこと。「今」が正位置なので、ここに戻るよう努める。 自分の意識の位置がずれていることに気づいて整えても、今ここにいられるのは一瞬で、またすぐにずれる。気づいて戻す。その繰り返し。今はそのループを1週間ほど繰り返したところだ。いい加減、正位

          025.周波数ケア

          024.ターニングポイント

          先週末に旅に出た。釜山へ三泊四日。たまたまご縁があって行き先は釜山になったが、実はどこでもよかった。一定の間、日常から物理的に離れることが必要だった。 旅に出る直前に「インスピレーションに従って行動する」ことに決めた。そのため、観光する場所や食事するお店などのリサーチはしたものの、いつどこに行くかは決めなかった。ノープランで、そのときにしたいことをした。 そのときの今、そのときの気分だけが頼りだった。そのせいか、あんまり言葉が出てこなくて、おしゃべりが少なかったような気がす

          024.ターニングポイント

          023.まもなく50代

          先日、今年の誕生日を迎えて49才になった。あと一年で50だ。次の10年に切り替わるんだなあと思うと感慨深い。 20代は、10代までにめためたになったメンタルを整えた。そして社会に出て仕事の仕方を覚えた。 30代は、結婚と出産。育児とパートナーシップの学び。 40代は、娘妻母などの役割を生きるのをやめて個人として生きていく準備をした。スピリチュアルな学びをスタート。仕事も本格的に再開。本業以外の働き方も模索。 さて、50代は?どんな10年になるかな? 子育てが終わって、

          023.まもなく50代

          022.親子関係の変化

          息子がアルバイトを探している。大学進学にあたり、授業料以外は自分で稼いでねと伝えたからだ。あれこれ探しては面接に行っている様子。アドバイスを求められたので控えめに伝えてみた。それを素直に聞いて、取り組んでくれるのがうれしい。 私自身は高校を卒業してからというもの、親には一切アドバイスをもらわなかった。私とは生き方も時代も大きく違って、参考にならなかったからだ。親も私にはなにか言おうとは思わなかったようで、私が決めたことを信頼して応援することに徹してくれていた。 と言えば聞

          022.親子関係の変化