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お手本になってくれた先輩
私が乳がんになったことを会社で上司に報告した際、真っ先に二人の女性の先輩の名前が挙がった。あの二人は経験者だから、話聞くといいよ、って。
本当にありがたかった。身内にも周りにも経験者はいなくて、ネットや本しか情報がなくて、ちょっとしたことを聞きたい時の相手がいなかった。
まず、その先輩には1人ずつお時間をいただいて、それぞれにお話をした。驚いてたけど、「大丈夫やから!」と心強い言葉をいただいた
鳥肌。関西弁では「さぶいぼ」
2019年の夏、右胸の全摘手術と、今後再建するためのエキスパンダー(仮の胸)を入れる手術を同時にした。
そして、仮の胸(以下、仮パイ)と過ごす初めての冬。
寒い寒い寒い・・・・!と思いながら着替えようと下着姿になったとき、思わず「えっ?!」と声が出た。なんと、手術をしていない左胸はガンガンさぶいぼ立ってるのに、仮パイの右胸はNOさぶいぼ・・!なんで?!寒さを感じないわけではない。不思議、不思議
経験した人にしか分からない
「経験した人にしか分からない」・・・とは、絶対に言わない。
病気をする前から、この言葉は苦手だった。「親になった人しか分からない」「出産した人にしか分からない」「経験した人にしか分からない」といった「~した人にしか分からない」という言葉。
そりゃそうだろうよ、なんでもそう。だけど、それを言った相手が「経験していない人」な場合、「あなたには分からないですよ」って言ってるようなもんでしょ。そんなこ