犬のフン

本山聖子さんの著書「おっぱいエール」という本の中には、3人の乳がん女子が登場する。その中で、「乳がんになったことが、犬のフン踏んだことと、同じくらいに思えるようになったらいいよね。がんを、敵じゃなくて、人生の相棒だって思えるようになったらどんなにいいか」という会話がある。

どういうことかと言うと、「踏めば必ず足が止まる。止められる。必死に地面にこすりつけて一応取れた気がしても、なんだかまだ残っているような気がする。運がついた!ってプラスに考えることもできるけど、踏んだ瞬間は”絶対やだ!ぎゃー!”ってわめいちゃう。」・・・ということ。※本より一部抜粋

この一節を読んだとき、心がすーーっと軽くなった。もちろん、まだまだ修行不足で「犬のフン」とは思えない。だけど、間違いなく右胸は私の相棒であり、たくさんの傷も含めて、愛おしいと思えるようになった。

だから、いつか「犬のフン」と思えるように。これからも最高で強力な相棒と共に、毎日楽しく大切に、過ごしていく。

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