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「えぽっく」ってどういう意味?



 こんにちは!えぽっくの若松です!2022年も間もなく終わろうとしていますね…早い!(笑)


 今回の記事は今年最後の記事になるかと思いますので、どんな記事にしようか考えた結果、「時々聞かれるけれど、きちんと文章にしたことがないこと」を軸にして書いてみようと思います!


■「えぽっく」ってどういう意味?


 起業するときなど何かを立ち上げたり開設したりするときに、決めなければならないものがいくつかあると思いますが、その中の代表が名前ですよね。


 「えぽっくさんの社名の由来って何ですか?」
 「えぽっくって、どういう意味なんですか?」


 
と聞かれることがあります。


 会社の名前、YouTube等のチャンネルの名前、ペットの名前など、名付ける場面というのは意外とあるのかもしれません。硬派なものからユニークなものまでありますが、皆さんはどのように名前を決めるのでしょうか。


 元々僕は、地域おこし協力隊として地元に戻ってきました。協力隊として着任後すぐに、人と話しながらアイディアを出していきましたが、やはり何かしらの意味を込めていたり、プロセスがあるものです。


 僕がまず社名を考える際に思い浮かんだのが、会社員時代に在籍していた会社の名前でした。“株式会社” まで入れると社名が漢字13文字もあって、戒名ならいいですが、書面などに書くときに毎回、正直、「長いな…」と思っていました(笑)。これに加え、たとえば “朝ドラ”、“インスタ”、“キムタク”、…など、愛称や通称というのは4文字で略されて呼ばれることが多いので、「社名は書くのが楽で、且つ4文字くらいがいいな」という単純な理由で一つ条件ができました(これが意外と重要な条件でした(笑))。


 また、ウェブで検索したときにたくさんヒットする社名は避けたいとも思っていたので、候補に出た社名を検索しながらアイディアを出していきましたが、細かい条件やこだわりが他にたくさんあったわけでもなく、会話を展開していく中で自然と生まれるアイディアを広げていった感じです。


 そうしていくうちに、“epoch-making” という言葉が出て来ました。


 “epoch-making”とは「画期的・革新的」という意味で、転じて「時代を築く・一世を風靡する」とも訳されます。“epoch” の語源は「時間が止まる」という意味のギリシャ語で、それまで流れていた時間が止まり、新しい時間が始まることから、「時代」という意味になりました。(参考ページはこちら)


 「僕たちの取り組みによって新しい時代をつくる」という意味が込められるところが気に入って、 “epoch” を採用して考えてみました。


 そのまま “epoch” とアルファベット表記にすると、地域では年配の方も多いので読めないかもしれないと思い、読みやすく、且つやわらかい印象になるかと思い、“えぽっく” と平仮名表記にしました。(実際メールアドレスなどを見て、「“えぽっち” ですか?」と質問されることが時々あります)。


 また、僕の拠点があるエリアは通称、「県北(けんぽく)」と呼ばれています。同じように「県北」と書いて「けんほく」と呼ぶところは他県にもあるのですが、僕のところは「けん“ぽく”」と半濁音で発音されるので、「え“ぽっく”」、「けん“ぽく”」と、韻を踏んでいるところも良いなと思いました(笑)。


 Googleで同じ名前の企業を検索してみると、野球盤、シルバニアファミリーなどの玩具を作られている、株式会社エポック社さん(ちなみに同じ茨城県の企業さんです)など数社見つかりますが、同業種の企業は見つかりませんでした。


 こうしたプロセスを経て、4文字で、語呂が良くて覚えやすく、あまり多くない名前という、いくつかの条件にマッチした「えぽっく」という社名が誕生しました。


 “えぽっく” と名乗り始めて8年ほど経ちますが、改めてちょうどいい名前だなあと感じますし、愛着もあって気に入っています。


 ちなみに、えぽっくのロゴも創業当時に制作したものです。



 「僕たちの取り組みによって新しい時代をつくる」と先ほど述べましたが、「新しい時代」とは「夜明け」、つまり「日の出」をイメージしています。“epoch” のオーの部分を日の出に見立てていますが、これは僕の住んでいる日立市の名前の由来からヒントをもらいました。


 「日立」という地名は、水戸黄門として有名な水戸藩二代藩主の徳川光圀公がこの地を訪れたとき、海から昇る朝日の美しさに感動し、「日の立ち昇るところ領内一」と称えたという故事に由来するとされています。


 この故事の「日の立ち昇る」=「日の出、朝日」を “epoch” のオーの部分とリンクさせ、さらにテーマカラーを朝日の色=オレンジ色でデザインしています。


 僕が書くのもなんですが…


 これ以上にないくらい、細部までとてもちゃんとした意味を込めているのです(笑)。


■noteの自己紹介文に書いてあること、回収します!



 今更なのですが、こちらのnoteのプロフィールはご覧いただいていますでしょうか?「HIP-HOPを愛する代表」と書いてありますが、もちろん、僕のことです。実はHIP-HOPをこよなく愛して軽く20年を超えております。さらっと書いてありますが、これまでとくに言及したことがありませんでした(笑)。


 先ほどの社名のように、「え“ぽっく”」、「けん“ぽく”」と韻を踏んでいるところに反応するのはHIP-HOP好きが影響しているかもしれません(笑)。


 HIP-HOPの歌詞を作る様子を聞いていると、日頃から、思い浮かんだフレーズを常に書き留め、かなりの数をストックするようにしているんだとか。韻を踏んだフレーズもそうですが、日常のあらゆる出来事に言葉を結び付ける意識が高くなければできないことだと思います。


 思えば数年前ですが、地元の駅前で、高校生くらいの男の子たちがサイファー(その場の即興でラップを披露する(=フリースタイル)を、複数人で交代しながら回していく)をしているのを見かけたことがあります。


 民放のテレビ番組で、HIP-HOPのフリースタイルバトルが放送されているからか、ここ数年ブームになっています。(実は、STUDIO COASTまで行って、番組観覧しました(笑))ラップに馴染みがない方でも、表現の一つとして韻を踏むことは認知されていると思いますが、即興で韻を踏むのは本当に難しくて、純粋にすごいなと思います。僕にはできないので、僕が歌うとすればあらかじめ、じっくりと熟考して歌詞にする必要があります(笑)。


 この、韻を踏んでリズムが生まれていく感じが僕は好きなのですが、韻を踏むというある種の制限がある中で、自分の内側にある何かを表現していくことに面白さを感じます。韻を踏むという高度なスキルを見せながら、且つしっかりと意味を持たせる。傍目にはただラップを歌っているように見えるかもしれませんが、歌詞を見て「すごい!」と唸ることが多々あります。


 歌手、というとどのジャンルでも、ある一定の歌の上手さは必要だと思いますが、HIP-HOPは歌が上手いかどうかというよりは、言いたいことがあるかどうかのほうが重要な世界だと思っているので、そういう意味でも他の音楽ジャンルとは少し違うのかなと思います。


 余談ですが、「社歌っていいなー」、「社歌をつくりたいなー」と最近になって思い始めて、「HIP-HOPで社歌をつくったらおもしろいんじゃないか!?」と妄想するときがあります。HIP-HOPはもはや僕にとって趣味ではなく仕事…そう!これは遊びではなく仕事だ!(…と言い張るために、)HIP-HOPで社歌をつくりたいなあと(笑)。


 作詞は僕で、映像と曲をどなたか専門の方にご協力いただいて、えぽっくレーベルを立ち上げて、 SUMMITの Theme Song みたいなマイクリレーものをつくれたら面白いな…


 朝礼で会社のビジョンを唱和するのではなく、これからは皆で、社歌を歌う時代だ!!


 
…という野望がありますが、今はまだまだ、僕がマイクを持つ資格はありません(笑)。HIP-HOPは言いたいことがあるかどうかと書きましたが、まだ言いたいことが整理できていないので、まだ先の話になりそうですね(笑)。もし僕に歌詞が降りて来た時には、“えぽっく” の社名に相応しい、新時代の幕開けが起こるかもしれません!(笑)。


 というわけで、僕がこよなく愛するHIP-HOPで2022年のnoteを書き納めたいと思います!本年も大変お世話になりました。2023年もどうぞよろしくお願いいたします!




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